ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

大企業の品格

2008-04-30 17:45:32 | 独り言
あの日本を代表する大手電機メーカーは、3年前に22年から15年前に販売した石油温風機の欠陥で一酸化炭素中毒事故が相次ぎ、死者も出た。そしてその商品を大々的に修理、回収する事として、現在もTVや新聞でPRも重ねている。各家庭にもチラシを配るなど、その努力はさすがと思わせた。そして現在も同社のホームページでは、石油温風機の修理、回収を呼びかける言葉を述べている。

一方、最近元社員がインサイダー取引で逮捕された大手証券会社のホームページには、事件に関する説明は見当たらない。証券会社のトップ企業の、あろうことかインサイダー取引を惹起したという、社会的な責任をどう受け止めているのか。企業の生の声を聞きたいと思っている人達が沢山いるのではないかと思った。このままダンマリを決め込むことにしたのだろうか。

企業の姿勢というより、今はやりの「大企業の品格」が問われているのではないだろうか?

遊歩道の草花から ケイタイの写真です。

         
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昭和は遠くなりにけり NO2

2008-04-29 20:05:21 | 独り言
「昭和の日」と「天覧試合」のこと

今日の祝日は、今年から「昭和の日」になりました。ご承知の通り、元々は昭和天皇の誕生日で、天皇誕生日として永く続いていた。そして今上天皇のご就位で、「みどりの日」に改称。そして平成20年の今年から昭和を偲ぶ日となったようだ。昭和は63年1月に終わりを告げている。そして平成の時代にとなりました。
       
思い出されるのはS34年9月25日の後楽園。巨人対阪神戦の昭和天皇、皇后両陛下の「天覧試合」小生は当時は、大阪郊外の箕面の独身寮でTV観戦した想い出があります。ご存知の通り、長嶋選手のサヨナラホーマで決着でした。
ちなみにこの試合の資料をみると、凄いメンバー揃いでした。懐かしいので紹介してみます。

阪神T  吉田 鎌田 三宅、藤本 大津 横山 並木 遠井 西山 山本 そしてPは小山 村山
巨人G  与那嶺 広岡 藤尾 長嶋 坂崎 王 土屋 森 Pが藤田

巨人は長嶋、坂崎 王のホームランで4点、対する阪神も2点を先取して、その後藤本の2ランで同点とした。そして九回裏ノーアウトで長嶋が劇的なサヨナラホーマ。球史に残る名勝負となりました。
大写しの昭和天皇も思わず乗り出されて、長嶋選手のホームインを見つめていたのが印象的でした。延長戦に突入の場合は天皇、皇后両陛下は退出される予定もあったそうだが、その直前のサヨナラホーマーにご満足されたと報道されていた。

あえてこの天覧試合のことを書いてみたのは、小生は、この試合をプロ野球の昭和の名勝負のひとつと位置づけているからでした。


        
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悪魔が運んできた「たばこ」?

2008-04-28 17:44:32 | 独り言
今朝の朝日新聞、天声人語のコラム。「嫌煙権」運動が始まって30年。天声人語子が飲食店で食事の際、席に案内されると必ず周りにに目をやる。「たばこ状況」を見定めるためだ。隣席から煙が上がっていれば、違う席に座らせてもらう。この自衛策を誤まると、食事はときに台無しになる。だが、あとから隣に座った人にスパスパやられたら、お手上げだと書いている。
小生が何度も禁煙の奨めを題材にしているが、喫煙者のみならず、受動喫煙者まで、がんやぜんそくのなどのリスクを高める。先日の厚生労働省の調査では、糖尿病にもなりやすいことがわかったという。恐ろしいことだ。いまや多くの場所で禁煙が徹底されつつあるとは言え、まだ多くの場所では喫煙が行なわれていることもたしかである。喫煙者には気の毒な世の中になってしまったが、健康の為には是非、禁煙は必要なことだと信じている。

そしてたばこ好きだった芥川龍之介の短編小説に、たばこの伝来をめぐる「たばこと悪魔」というのがあるそうだ。宣教団にまぎれこんだ悪魔が、たばこの種を耳の穴に隠して日本に持ち込み、栽培する。だが、そのうち悪魔は正体がばれて追放された。かくて悪魔は、日本人の肉体と魂を奪うのには失敗した。その代わりにたばこを日本に広めることに成功した。たばこは愛用者にとっては天使の香だが、嫌いな人には悪魔さながらだ。(小生は残念ながら、この短編小説は読んだ記憶がない)

こんなコラムを読んでいたら、10数年前のあるシンポジュームで聞いた、講演のことを思い出した。
釈迦の説話にある話だそうだが、昔、インドのある長者の家に、2人の旅人が一夜の宿を請うた。一人は功徳天といい、一人は暗黒天と言った。常に2人一緒の行動をしていた。しかし暗黒天はあらゆる災いをもたらすと言う。長者は良く考えた末に2人の宿を断った。
しかしこの講演の時期は、日本のバブルが弾けて、未曾有の不景気が到来した時期だった。あのバブル期には、日本中が功徳天と暗黒天を同時に受け入れたのだという。バブルを謳歌した一時期が去り、不景気が多くの国民の生活を直撃し苦しめた。

やはり天使と悪魔は同じ場所では穏やかに暮らせないらしい。

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だるま落とし

2008-04-27 19:23:07 | ニュース 
ビルを「だるま落とし」のように解体する。そんな工法を大手ゼネコンの鹿島が、自社ビルで実施していると発表している。ビルの解体というと米国などで行なっている、大規模な爆破による一瞬の解体などを思い浮かべる。しかし狭い日本ではその工法はほとんど行なわれない。重機をを最上階に運び、上から壊していく。
これに対し、新工法は低い階で大半の作業をするため安全性が高まり、舞い散る粉じんも3割も減らせるという。また注目されるのは、廃材のリサイクル率も50%から93%に向上する。新工法はまず、耐震用の補強をし、そのうえで元からあった柱を切り取り、代わりにジャッキを差込、そのあと、ジャッキを縮めて、上層部を下ろすという手順になる。費用はいまのところ従来工法より割高になるが、今後の技術開発で安くできる見通しという。
3月から既に4階分が解体されているが、1階部分しかフェンスで囲われていないため「周辺には解体工事が行なわれているとは気づかれていないのでは」と担当者が話している。

20階建ての内3階部分が抜き取られた鹿島本社ビル

                          

4~6階も解体され、低くなった鹿島本社ビル いずれも鹿島が発表の写真から

           
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デカシタぞ、唐川投手

2008-04-27 11:52:55 | 野球
昨年のドラフト会議で「BIG3」のひとりと言われた、千葉ロッテMの「唐川投手」が昨夜のソフトBKH戦で好投、初勝利をあげた。同じ「BIG3」のふたり、東京ヤクルトSの佐藤由則投手、日本ハムFの中田翔選手に先駆けての、一軍での初先発、初勝利だ。球団史上でも初の快挙だという。爽やかな投球ぶりは、見事だった。
彼は地元成田高校の出身でもあり、千葉ロッテMへの入団を正直喜んでいた。小生はそんな彼に好感を持った。
辛口のカミさんが「マー可愛い顔をしているね」と褒めていた。
パ・リーグに、また爽やかなフレッシュな選手が登場した。今後の活躍を期待したい。

ヤフーから借用の唐川選手の投球ホーム

            
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藤川投手と中田翔選手

2008-04-26 14:31:00 | 野球
千葉ロッテMの広報の梶原さん、「マリーンの風」と題するコラムで、マリーンズの選手を取上げてくれる。今回は成瀬投手の番だった。とは言っても成瀬選手が心酔している、阪神Tの藤川球児選手(27歳)のエピソードでもあった。
昨年11月、北京五輪アジア予選にそなえての合宿が神戸で行なわれた。その宿舎での出来事。夜10過ぎに選手がロビーに出て来るのを待っているファンの親子が居て、そして藤川選手にサインを求めた。少しの間だけ沈黙した、藤川選手は静かに話し出した。
同じように子ども持つ親としてあえて言わせてください。ボクはこんな遅い時間まで子どもを連れて、サインをもらおうと待つ事に疑問を感じます。余計な事かもしれませんが、ボクはそう思います。サインはしますが、今のボクの考えはそうです」
突然の話に、最初はキョトンと驚いた表情のフアンの父親は、サインをもらうとそそくさと去って行った。プロ野球選手であるが、3人の子どもの父親でもある、藤川選手の勇気ある行為に驚いたという。立場上、ファンの方に、意見するなどのことは決して、簡単なことではない。一歩間違えれば、誤解を生み、イメージダウンにつながるかもしれない。だから、なにか思うことがあっても、何も言わない選手がほとんどだ。しかし、藤川選手はそれを覚悟の上、持論を語ったのだ。今の社会が抱える問題は色んなものがある。しかし人気球団の抑えの投手の影響力のある立場の人間として、実には頼もしい行為である。こんな「心」を持った選手が見事な投球を披露してくれるのは嬉しい。一段と彼の存在を見直した思いだ。

そして、今季、球界一の鳴り物入りで日本ハムFに入団の中田翔選手。現在は2軍生活だ。22日の2軍の試合でホームランを放ち、自らの19歳の誕生日を祝った。推定130Mの特大の当りに、「完璧すぎだし、すごすぎっす、オレ」と自画自賛したらしい。そんな自由奔放な若さが魅力の中田選手だが、一軍昇格はまだ先だ。チームのGMは「心技体がそろわないと上げない」という。今の中田選手に足りないのは「心」だという。17日の練習には寝坊して遅刻し、球団から一ヶ月の外出禁止処分を出されるなど、私生活の甘さが見られるらしい。2軍にはクビと隣りあわせで、長年、必死に野球一筋に取組む選手たちがいる。彼らのひたむきさが、今の中田選手に出てこないと一軍登場は難しい。日本ハムFの首脳は、野球人だけでなく、人としても成長する事を求めている。実に立派なことだと思う。同球団にはダルビッシュ投手の様な良い見本がいる。中田選手の成長を願ってもいる。

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聖火が日本にやってきた

2008-04-25 13:10:01 | ニュース 
けさ特別機で羽田空港に聖火が到着した。厳戒態勢のなかを数台のバスや護衛車で長野市まで運ばれた。隣国中国が威信を賭けた北京五輪大会。色んな政治的な思惑が交差することは承知しているが、無事に予定どうり開催できることを祈っている。

そして多くの国民が期待して見守る、長野市内での聖火リレーが平穏に運ばれるよう祈りたい。

聖火リレーの走者も、第一走者に野球の星野野球日本監督が決ったと発表されたが、他の走者の名は伏せられている。
これまでの聖火リレーを実施してきた国々の混乱は、過剰なマスメディアの取上げ方も、混乱に輪をかけているのではないかと危惧している。長野市の明日の聖火リレーが単なる危惧に終わること願っている。

アサヒコムからの写真を借用したもの

                
 

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老兵たちへの応援歌 その2

2008-04-24 18:29:08 | 勉学
昨日に続いて、先週の生涯大学校の講義からの記事です。
講師は全国消費生活相談センターのH先生。 題して「消費者トラブルの背景と特徴」現在は10代のトラブルに続き60代70代の消費者のトラブルが頻発している現状と対策を話していただいた。

▲ 悪質商法 気づきのポイント
①いまだに減らない振込み詐欺。 はがき等による架空請求(官公庁、裁判所の名を語るものも)電話によるもの(オレオレ詐欺。税務署や官公庁の名で連絡してくるもの) まだまだ多いそうである。
②ネットで広がる世界に潜むトラブル。 電子消費者契約法では、申込み内容確認画面が出ないのは要注意。携帯電話番号、固体識別番号、メールアドレス、等では個人名を知られることがない。

▲ 各種相談例から
・点検商法・・・・・「無料で検査・点検します!」 シロアリ、給水管・配水管掃除、浄水器、耐震工事、消火器、リ フォーム等々多岐にわたる。一人住まいなどが狙われる。
・SF商法・・・・・・「新商品の紹介、集まって」(催眠商法) 羽毛布団、磁気マットレス、健康食品など。説明会で 無料商品を配るなどして、最後に高額商品を買わせる。何回か無料商品を貰った方が、買わなかったら脅されて購入した例。
・次々販売・・・・・「布団の点検」 次々にに布団を買わせる、ムートン、湿気取りマット、すのこなど買取らされる。
・体験談商法・・・・「広告で血圧が下がった例」「血液さらさら」 で健康食品、健康器具などを押付け販売。
・新聞の訪問販売・「サービス品を貰ってしまった」 何ヶ月か先の契約書に判を押させる。新聞が配布されてから気が付く。新聞店は拡張員に手数料を支払い済みなのでキャンセル出来ない例が多い。
・利殖商法・・・・・「財産を増やします」 先物取引、未公開株、外国為替証拠金取引。電話での勧誘が多い。退職金や夫の生命保険金など、全て失ったり、証拠金の積み増しなど要求される例。

▲ 新たな手口の詐欺の発生例
・火災報知機の訪問販売。・・・火災報知機の設置の義務化にともなうもの。「消防署のほうからきました!」
・地上デジタル放送の工事・・・2011年のアナログ放送終了につけ込んだ詐欺行為。

▲ 高額契約の背後に「クレジット」 返済困難からー消費者金融の利用ー多重債務に苦しむ例が多い。

▲ クーリング・オフの活用・・無条件解約権あり。発信主義で、書面での通告、信販会社にも発信を必ず。

そして「おかしいな、変だなと思ったら、すぐに消費センターに相談を」とPRされていた。
最後に、被害にあわないため、賢い消費者になるために。安易にドアを開けない、あがらせない。セールストークに注意を。口約束はダメ。購入・契約意志のないときは、毅然と明確な言葉で断ろう。実に人の弱みに付け込む詐欺被害の多いことが驚きです。

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老兵たちへの応援歌

2008-04-23 18:56:55 | 勉学
生涯大学校の2年生の講義が始まりました。そして昨日、高齢者(熟年)を取り巻く諸問題と題して、千葉ファミリー相談室のFさん(72歳)の講義を頂きました。先生の講義の大半は、私達、老兵に対する応援歌と受取れる様な内容でした。

日本の現在では、小子化問題より高齢者問題が緊急の課題である。ドイツやフランスは、日本の半分以下の人口でなんとかやっている。日本は人口が多すぎるのだという。我が国では、高齢者(熟年)の財産(資産、経験、知識)をどう活かすか。むしろ社会のリーダーとして(先見性、実行力、人徳)65歳から70歳までは働いて欲しいと言はれる。今こそ老人パワーを発揮すべしと説かれる。高齢者を活かすことが出来ないのは、今の時代の大きな損失である。
人生には正解がない。守るべきルールはある。これからの自分の人生をどう考え・どう生きるか。常に問題意識を持ち前向きで挑戦する気持を大切にして欲しいという。

自鍛10ヶ条を披露してくれた。常に心のなかで自戒したい内容である。
    高いつもりで、低いのが教養  低いつもりで、高いのが気位 
    深いつもりで、浅いのが知識  浅いつもりで、深いのが欲望
    厚いつもりで、薄いのが人情  薄いつもりで、厚いのが面の皮
    強いつもりで、弱いのが根性  弱いつもりで、強いのが自我
    多いつもりで、少ないのが分別 少ないつもりで、多いのが無駄

後半は法律関係の話で、相談室を訪れる人達の実例をもとに、熟年離婚の問題、相続が争族にならないための遺言の必要性、裁判員制度のことなど説明を頂いたのでした。「父逝って遺産受け取り母譲り合い」等の笑えない実態なども伺いました。



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昭和は遠くなりにけり NO 1

2008-04-22 18:15:56 | 独り言
平成も20年を迎えた。小生達が生まれ育った、昭和の時代。ドンドン遠くに行ってしまいました。当ブログでは、時々、昭和の時代を思い出しての記事を書いてみるのも良いだろうと思いました。そして今日はその第一回。

先日、最近TVでも紹介されたそうだが、「ポン菓子」についてである。郷里山形では「ばくだん」と言った記憶がある。専門的には「膨化食品」と言うらしい。この菓子を造るさいに、どんと爆弾が破裂するような大きな音がするので、近所にこのばくだん屋さんが来ているのが直ぐに分った。大きな釜に材料を入れ、熱することで圧力(10気圧)を掛け、釜を一気に開放する。そのときに膨張した「菓子」が大きな音とともにはじけだされる。そのときの破裂音が、ネーミングの基になったらしい。
小生の子どものときは、材料は茶碗一杯のお米だった。材料を入れて少々の砂糖を加える、米は茶碗10杯分にもなる魔法のような仕組みだった。今どきはどこにでも売っているポプコーンの様に、鷲づかみにして口一杯に頬張るのは、食糧が充分でなかった時代には、実に贅沢な気分になったものだった。
ルーツは1900年頃にアメリカからはじまったとの説もあるようだが。日本では大正時代からあったそうだ。リヤカーに製造用の器具をくくりつけ、全国を巡ったのは昭和30年代がピークだったらしい。材料は米のほかにトウモロコシ、大豆、大麦などもあった。「ド-ン!」という音付きのパフォーマンスとともにはじけたお菓子、そして同時に飛びだした白い煙が田舎の空に消えていく・・・。そんな懐かしい風景を思い出していました。


吉村式ぽん菓子機のHPから、ポン菓子製造風景の写真を借用。

         
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