ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

だるま落とし

2008-04-27 19:23:07 | ニュース 
ビルを「だるま落とし」のように解体する。そんな工法を大手ゼネコンの鹿島が、自社ビルで実施していると発表している。ビルの解体というと米国などで行なっている、大規模な爆破による一瞬の解体などを思い浮かべる。しかし狭い日本ではその工法はほとんど行なわれない。重機をを最上階に運び、上から壊していく。
これに対し、新工法は低い階で大半の作業をするため安全性が高まり、舞い散る粉じんも3割も減らせるという。また注目されるのは、廃材のリサイクル率も50%から93%に向上する。新工法はまず、耐震用の補強をし、そのうえで元からあった柱を切り取り、代わりにジャッキを差込、そのあと、ジャッキを縮めて、上層部を下ろすという手順になる。費用はいまのところ従来工法より割高になるが、今後の技術開発で安くできる見通しという。
3月から既に4階分が解体されているが、1階部分しかフェンスで囲われていないため「周辺には解体工事が行なわれているとは気づかれていないのでは」と担当者が話している。

20階建ての内3階部分が抜き取られた鹿島本社ビル

                          

4~6階も解体され、低くなった鹿島本社ビル いずれも鹿島が発表の写真から

           
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9 コメント

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Unknown (しらほ)
2008-04-27 20:59:13
高度成長期の建設ラッシュでたてられた高層ビルや公共の道路,またその他の数々の設備…今の時代は,そういった無数の老朽工作物の「維持管理」や「補修・撤去」方法を立案するのが土木技術者にとっての課題だと思っております…
維持管理が重要になってきた今,私も一土木技術者として,日々格闘しているところでした^^…
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Unknown (アメフトおじさん)
2008-04-27 23:27:19
技術の進歩は凄いスピードで進んでいますね。
ビルを一気に壊すと言う工法はこれまでにも
ありましたが、こんな方法もあるのですね。
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Unknown (ごぼ)
2008-04-28 09:03:50
すごいですねぇ!
写真で目の当たりにするとわくわくします。
高層の重さを支えられるジャッキの進歩あってこその技術ですね。
不況の度に叩かれがちな土建分野ですが、技術のすごさといい進歩の余地といい、ちゃんと見ればこんな面白い分野もないと思います。
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Unknown (じいちゃん)
2008-04-28 13:04:00
こんにちは
新聞で読みました。アメリカではダイナマイトで一気に壊すところを良く観ますが、日本ではこのような工法がいろいろ開発されることでしょう。
建屋はリサイクルの宝庫ですから、きれいに早く安くが建機メーカー、建築土木屋さんのビジネス課題でしょうか。
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Unknown (太陽の息子)
2008-04-28 16:48:45
今日は散歩に寄ってみました、、(*^_^*)
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Unknown (ピーナツ)
2008-04-28 17:49:09
しらほさん
専門家の方でも、これまでに乱立した建物の維持、保全、撤去に苦心されているのですね。
今後もドンドンと新技術の開発を来たいしたいものです。

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Unknown (ピーナツ)
2008-04-28 17:51:50
アメフトおじさん
新たな技術の開発は凄いものがありますね。ビルをこんな方法で壊す、資材の再利用率も向上するらしいですよ。さすがトップ企業らしいですね。
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Unknown (ピーナツ)
2008-04-28 17:54:01
ごぼさんへ
大切な資源を有効活用の為にも開発された技術。素晴らしいと思いました。それにしてもあの重量物をだるま落としの様に壊していく、その発想に脱帽しました。
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Unknown (ピーナツ)
2008-04-28 17:56:10
じいちゃんさん
あの一瞬にダイナマイトでの爆破もワクワクしながら見ましたが、日本らしい工法での作業に驚きました。資源再利用にも福音だと思いました。
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