ビルを「だるま落とし」のように解体する。そんな工法を大手ゼネコンの鹿島が、自社ビルで実施していると発表している。ビルの解体というと米国などで行なっている、大規模な爆破による一瞬の解体などを思い浮かべる。しかし狭い日本ではその工法はほとんど行なわれない。重機をを最上階に運び、上から壊していく。
これに対し、新工法は低い階で大半の作業をするため安全性が高まり、舞い散る粉じんも3割も減らせるという。また注目されるのは、廃材のリサイクル率も50%から93%に向上する。新工法はまず、耐震用の補強をし、そのうえで元からあった柱を切り取り、代わりにジャッキを差込、そのあと、ジャッキを縮めて、上層部を下ろすという手順になる。費用はいまのところ従来工法より割高になるが、今後の技術開発で安くできる見通しという。
3月から既に4階分が解体されているが、1階部分しかフェンスで囲われていないため「周辺には解体工事が行なわれているとは気づかれていないのでは」と担当者が話している。
20階建ての内3階部分が抜き取られた鹿島本社ビル
4~6階も解体され、低くなった鹿島本社ビル いずれも鹿島が発表の写真から
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/e1/7bc7ef0624e2912abd695987c9f0179b.jpg)
これに対し、新工法は低い階で大半の作業をするため安全性が高まり、舞い散る粉じんも3割も減らせるという。また注目されるのは、廃材のリサイクル率も50%から93%に向上する。新工法はまず、耐震用の補強をし、そのうえで元からあった柱を切り取り、代わりにジャッキを差込、そのあと、ジャッキを縮めて、上層部を下ろすという手順になる。費用はいまのところ従来工法より割高になるが、今後の技術開発で安くできる見通しという。
3月から既に4階分が解体されているが、1階部分しかフェンスで囲われていないため「周辺には解体工事が行なわれているとは気づかれていないのでは」と担当者が話している。
20階建ての内3階部分が抜き取られた鹿島本社ビル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/c2/8b8be389b2fcde7dd98ec6c4a1966b59.jpg)
4~6階も解体され、低くなった鹿島本社ビル いずれも鹿島が発表の写真から
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/e1/7bc7ef0624e2912abd695987c9f0179b.jpg)
維持管理が重要になってきた今,私も一土木技術者として,日々格闘しているところでした^^…
ビルを一気に壊すと言う工法はこれまでにも
ありましたが、こんな方法もあるのですね。
写真で目の当たりにするとわくわくします。
高層の重さを支えられるジャッキの進歩あってこその技術ですね。
不況の度に叩かれがちな土建分野ですが、技術のすごさといい進歩の余地といい、ちゃんと見ればこんな面白い分野もないと思います。
新聞で読みました。アメリカではダイナマイトで一気に壊すところを良く観ますが、日本ではこのような工法がいろいろ開発されることでしょう。
建屋はリサイクルの宝庫ですから、きれいに早く安くが建機メーカー、建築土木屋さんのビジネス課題でしょうか。
専門家の方でも、これまでに乱立した建物の維持、保全、撤去に苦心されているのですね。
今後もドンドンと新技術の開発を来たいしたいものです。
新たな技術の開発は凄いものがありますね。ビルをこんな方法で壊す、資材の再利用率も向上するらしいですよ。さすがトップ企業らしいですね。
大切な資源を有効活用の為にも開発された技術。素晴らしいと思いました。それにしてもあの重量物をだるま落としの様に壊していく、その発想に脱帽しました。
あの一瞬にダイナマイトでの爆破もワクワクしながら見ましたが、日本らしい工法での作業に驚きました。資源再利用にも福音だと思いました。