ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

プロの厳しさ

2008-04-10 17:27:01 | ゴルフ
どのスポーツにも厳しさがある。特にプロの世界になるとなおさらだと思っている。
アメリカPGAのツアーで「今田竜二」選手が活躍している。彼はジュニアー、アマチュアーの時代を単身乗り込んだ米国で過ごした。T・ウッズ選手とジュニアー時代から戦った、数少ない日本人選手でもある。そしてマイナーツアーから這い上がり、今ではレギュラーツアーのシード権を手に毎週のトーナメントを戦い抜いている。
そして今季早々に、2位に食い込む好成績をあげている。ところがである、次週のトーナメントでは、失格してしまった。理由は何とトーナメントの前のプロアマ競技に出なかったからだった。元々このトーナメントでは今田選手はプロアマ競技の出場者の補欠に指名されていた。そして競技の日の朝、出場予定の選手が病気で欠席した。しかしながら繰上げ出場になる今田選手は、その指定時刻に間にあわなかった。当然そのトーナメントは失格となり出場できなかったのである。
トーナメントのスポンサーである企業が、お得意様を招待してのプロとの競技。この義務を果たすのが選手達の重要な仕事のひとつなのだ。これを明確に選手に要求している。

それなら日本のプロゴルフはどうか。最近元気で、トーナメント数も断然多い女子プロではやはり、プロアマ競技への出場を義務付けていた。最近の米国の女子プロ界は外国選手に席巻されていることに嫌気が広がり、スポンサー離れさえ囁かれている。それに比し日本女子プロゴルフは一億を超す賞金獲得者もでるなど活況を呈している。
スポンサーを大事にしてきた、協会の努力が実を結んでいる。

ところが男子プロ、ようやく先日、日本ゴルフツアー機構がプロアマ競技に出場しない選手は、そのトーナメントを失格扱いとすると発表した。最近のトーナメントの減少に歯止めをかけるべく、選手の自主性に頼ってきた機構がようやく目覚めてきている。
プロの世界の厳しさが欠落していては、スポンサーばなれ、フアン離れを起すことをようやく認識してきた。遅すぎるきらいがあるが、一歩前進したと受取りたい。







コメント (4)
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