ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

老兵たちへの応援歌 その2

2008-04-24 18:29:08 | 勉学
昨日に続いて、先週の生涯大学校の講義からの記事です。
講師は全国消費生活相談センターのH先生。 題して「消費者トラブルの背景と特徴」現在は10代のトラブルに続き60代70代の消費者のトラブルが頻発している現状と対策を話していただいた。

▲ 悪質商法 気づきのポイント
①いまだに減らない振込み詐欺。 はがき等による架空請求(官公庁、裁判所の名を語るものも)電話によるもの(オレオレ詐欺。税務署や官公庁の名で連絡してくるもの) まだまだ多いそうである。
②ネットで広がる世界に潜むトラブル。 電子消費者契約法では、申込み内容確認画面が出ないのは要注意。携帯電話番号、固体識別番号、メールアドレス、等では個人名を知られることがない。

▲ 各種相談例から
・点検商法・・・・・「無料で検査・点検します!」 シロアリ、給水管・配水管掃除、浄水器、耐震工事、消火器、リ フォーム等々多岐にわたる。一人住まいなどが狙われる。
・SF商法・・・・・・「新商品の紹介、集まって」(催眠商法) 羽毛布団、磁気マットレス、健康食品など。説明会で 無料商品を配るなどして、最後に高額商品を買わせる。何回か無料商品を貰った方が、買わなかったら脅されて購入した例。
・次々販売・・・・・「布団の点検」 次々にに布団を買わせる、ムートン、湿気取りマット、すのこなど買取らされる。
・体験談商法・・・・「広告で血圧が下がった例」「血液さらさら」 で健康食品、健康器具などを押付け販売。
・新聞の訪問販売・「サービス品を貰ってしまった」 何ヶ月か先の契約書に判を押させる。新聞が配布されてから気が付く。新聞店は拡張員に手数料を支払い済みなのでキャンセル出来ない例が多い。
・利殖商法・・・・・「財産を増やします」 先物取引、未公開株、外国為替証拠金取引。電話での勧誘が多い。退職金や夫の生命保険金など、全て失ったり、証拠金の積み増しなど要求される例。

▲ 新たな手口の詐欺の発生例
・火災報知機の訪問販売。・・・火災報知機の設置の義務化にともなうもの。「消防署のほうからきました!」
・地上デジタル放送の工事・・・2011年のアナログ放送終了につけ込んだ詐欺行為。

▲ 高額契約の背後に「クレジット」 返済困難からー消費者金融の利用ー多重債務に苦しむ例が多い。

▲ クーリング・オフの活用・・無条件解約権あり。発信主義で、書面での通告、信販会社にも発信を必ず。

そして「おかしいな、変だなと思ったら、すぐに消費センターに相談を」とPRされていた。
最後に、被害にあわないため、賢い消費者になるために。安易にドアを開けない、あがらせない。セールストークに注意を。口約束はダメ。購入・契約意志のないときは、毅然と明確な言葉で断ろう。実に人の弱みに付け込む詐欺被害の多いことが驚きです。

コメント (4)
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