ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

改革に一歩踏み出したか

2008-04-16 17:06:18 | スポーツ一般
プロスポーツ界に於ける動きを見ていると、色々と興味深いことが分かってくる。

その1・プロ野球界。
FAの取得年数の一部が短縮される。ドラフト会議で入団希望を認めないかわりだ。そしてFAの移籍補償金も減額される。そしてコミッショナーが交代する。コミッショナーに何の権限もないとして、何もしなかった根来代行に変わり、駐米大使を退任する、加藤良三氏が就任する。過去にやはり駐米大使を務め、最高裁判事を経験した下田武三氏がコミッショナーを務めたことがあった。彼は江川卓の空白の一日を利用した、巨人入団騒動を収拾し、規則違反のバットやボールの規制、乱数表の廃止や、日本シリーズへの指名打者制度の採用など、球界改革のために働いた。そのために、特にセ・リーグのオーナーにうとまれてて2期で退任してしまった。名コミショナーだったとの評価が高かった。新任の加藤氏には一部球団の代弁者でなく、フアンを見据えた、プロ野球界の益々の改革と発展に尽して欲しいと思う。

その2・男子プロゴルフ界。
日本ゴルフツアー機構が社団法人になり、創立10周年を迎える。あらたに理事をゴルフ関係者以外から選任している。トヨタの名誉会長の奥田氏だ。さっそく奥田氏の尽力で、今年からトーナメントを撤退する、JCB、サントリー、ウッドワンにかわり、キャノン、パナソニック、レクサス(トヨタ)のトーナメントの招致ができた。そしてゴルフ選手OBで占めた機構の会長に、トヨタの関連会社の社長を選任している。新会長は「Play With Passion 情熱」をことしの合い言葉に、選手達の意識改革を求めるという。元々日本プロゴルフ協会から強引に独立を図ったゴルフツアー機構だが、運営面で不慣れもあり、スポンサー離れを食い止められず、年間のトーナメント数が減少の一途をたどってきた。このままでは選手達の生活がなりたたないとの、死活問題さえ惹起していた。そして今年からの外部の幹部の招請である。ようやくフアンに顔を向けた、面白い、緊迫したトーナメントが見れるものと期待する。

その3・大相撲協会。
相撲協会には改革の動きは全くないようだ。2人横綱の活躍で一時は人気を盛返したに見えるが、問題解決が先送りされただけである。外部からの理事の招請にも、既得権をまもる親方たちが立ちはだかっている。



コメント (4)
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