ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

広告主の品位

2008-04-15 18:44:41 | 独り言
朝日新聞CM天気図(天野祐吉さん)のコラムも、小生が大好きな読み物のひとつである。
今日はCMを提供している、広告主へ痛烈な一撃を放っている内容に喝采を送った。CMの内容ではなくCMの出し方についてのものであった。
皆さんも経験されているだろうが、民間放送なのだからCMが入るのはやむをえない。しかし問題はそのCMの入り方のタイミングである。例えば、歌やものまねのうまさを競い合う番組の中で、いざ、審査員が点数を出す直前に、ポンとCMが割って入る。あるいは、クイズ番組の中で正解が出る瞬間に、サッと画面がCMに入替わる。そういうせこいことははやめてほしいのだという。これは広告主がやっているのではなく、番組を作っているTV局の人が考えてやっているのなら、そんないやらしいCMの入れ方はやめる様に、TV局に注文をつけるべきだと主張される。
たしかに、視聴者がTVの前で身を乗り出して見ている瞬間のCMが入れば、見られることは間違いない。しかしだ、わざわざ番組の流れを断ち切り、視聴者の感興をそいでまでCMを強引に見せようとするやり方は、さもしく、みっともない。そして暴力的でさえある。
CMのセンスは、企業のセンスのあらわれである。CMの内容だけでなく、こんなCMの出し方をされると、何と視聴者を馬鹿にした企業だろうかと思ってしまう。
小生等はこんなタイミングのCMが出ると頭にキテしまい、他のチャネルに切り替えてしまう。そして暫らくしてチャネンルを戻すと、肝心なところを見逃したりして、カミさんに叱られたりする。
近ごろのハヤリ言葉で言へば、これは企業の品位にかかわるモンダイである。ぼくだけじゃない、みんながだいぶ前から、「品がねえぞ」と怒っているよ。と筆者の天野さんが書いている。

まったく同感である。サッカー試合などでもとんでもないところにCMが入り、試合の画面が再開したら、何と数少ない得点が入っていたりする。そんな時は、CMを提供している企業の商品なんぞ、2度と買うもんかと思ってしまう。



コメント (6)
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