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Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

書聖 王羲之: その謎を解く

2023-07-26 13:58:50 | 本-言語関連
図書館から借りた『書聖 王羲之: その謎を解く』を読了。
正直、本書は漢字も文章もとにかく難しくて、読むのにけっこう苦労してしまいました。1行か2行に1文字は常用漢字外の漢字が出てくる感じです。
「王羲之」と来ればまず出てくるのが「蘭亭序」かと思うのですが、本書にはその全文とその和訳が書かれていまして、読みながら「ほうほうこういう意味なのか」と頷いていました。
最初は歴史の授業のように王羲之をめぐる中国の歴史が、そのあとは王羲之と書に関する話が書かれています。まだ彼自身が書いた書は1枚も発見されていないのですが、それに近い書はたくさんあるようです。それだけ彼の影響は強かったということでしょうが、そのうち原書が出てくればいいのですけれどね。
意外と知られていませんが、楷書、行書、草書って、年代順では草書→行書→楷書なのです。学校の書道の授業でも初めは楷書から習うので、てっきり楷書から出来たと思いますよね。ちなみに草書は隷書を崩した形で出来たものです。


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