Where there's a will, there's a way.

Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

なぜ人と人は支え合うのか

2021-07-23 13:29:23 | 本-その他
図書館から借りた『なぜ人と人は支え合うのか』を読了。
著者は『こんな夜更けにバナナかよ』を刊行した渡辺一史氏。健常者にも障碍者(本書では「障害者」)にも読んでほしい1冊です。
本書で出てくる「障害者なんていなくなればいい」という言葉にはドキッとしてしまいました。たしかにそう思う人も中にはいるでしょう。でも、病気に罹っている人がいるから病院があるように、障碍者がいるから世話をする人がいる。お互いに支え合っているから社会が成り立っているという著者の意見を読んで、私も社会の邪魔者ではないとホッとしました。
戦後の障碍者に対する扱い方を知り、私もその頃生きていたら監獄のような生活を強いられただろうと思うとゾッとしました。今は自立している障碍者も多いですし、障碍者向けの求人も探せばあります。それでも差別や偏見のような扱いは100%消えたわけではありませんが。
「障碍者」をどう表記するかは数年前にも話題になりました。私の場合は「障碍者」と書いていますが、「碍」も決して良い意味ではなさそうですね。でも「障がい」と交ぜ書きも「う~ん」と思ってしまいます。


最新の画像もっと見る