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県外人には余り聞きなれない市名ですが、石川県の南部、加賀平野のほぼ中央に位置し、白山系から日本海に注ぐ手取川南岸と日本海の海岸線に囲まれた緑豊かな街です。
かたや九谷焼きの中心地としても良く知られ、九谷陶芸村や資料館もあり、狭野神社内には九谷焼中興の祖「斎田伊三郎(さいたいさぶろう)」を祀る祖霊社も境内に同居、陶祖神社の名で祀られています。
狭野神社の杜は緑豊かな杜、社叢全体が能美市の天然記念物に指定されています。
参道を奥に進むと雪国らしくアルミサッシとガラス窓で廻りを覆われた拝殿と本殿。
脇拝殿からの渡り廊下の下を潜れば、目の前に立つ荒々しい樹瘤だらけのスダジイ。
拝殿の石垣脇、背の低い石柵に守られ腐朽進んだ主幹ながら大枝を数本に分け天に突き上げている。
平成15年には腐朽部の治療や施肥を行ない、これでも樹勢は随分回復したようです。
樹齢約350年、目通り7m、樹高約16m、スダジイ独得の樹瘤や荒々しい樹肌は力強く生き抜いて来た証のようにも見えます。
撮影2009.9.19