伊豆半島からの帰り道、 急ぎもしないし見慣れない景色を、ゆっくり見ながら下道移動でたどり着いた但沼神社。
国道1号線から分かれて52号線を興津川に沿うように北上、約10km、興津川の右岸に突き出した但沼に着く。
但沼神社は町の西外れ国道52号線に背を向けた小さな丘の上に建ち、巨大な楠が空を覆って居るので直ぐにそれと解る。
社殿は高い石垣の上、南向きに立ち、背後から巨楠が社殿を見下ろしている。
社殿の裏に廻り込むと、社祠脇の頂上付近から巨大な根を斜面と言わず、石垣まで飲み込む様に伸ばしている。
目通り13m、樹高約30m、まだまだ若々しく樹齢約400~500年と言ったところ。
根元には大きな洞が有るのか??コンクリ-トと小石で塞がれて居る。
斜面に精一杯踏ん張って居る力強く逞しい根張りと、すくっと伸びた若々しくさえ感じられる主幹が見事です。
因みに神社の案内板では推定樹齢1000年とちょっと大げさ、静岡県指定天然記念物となっている。
撮影2009.11.22