明るく開けた鎮守ながら、参道と言わず境内にも楠の巨樹が何本も立ち並び見事な景観を呈している。
伊豆の国市や旧大仁町と云っても関西人の僕にとっては馴染み薄くぴんと来ないが、おおまかには伊豆半島の西側付け根、あの「狩野川台風」で聞いた事の有る狩野川中流域に広がる町です。
熊野神社は現在、新興住宅や大きな化学工場の谷間に埋もれるように鎮座しているが・・・・その昔は田園の中、広々とした鎮守の杜を持っていたことを伺わせる。
本殿裏手、工場敷地脇に立つ楠が此処では筆頭角、注連縄を巻かれているからさしずめこの楠が神木なのだろう??
目だった傷みも、根元に大きな洞を見ることも無くいたって元気・・・・・、目通り9.5m、樹高27mとあり、樹齢はまだまだ若々しく見える。
一方参道は巨楠の並木状態・・・・
苔や羊歯類を纏った見事な巨楠が林立しています。
参道の楠は目通り8.8m、8.6m、7.5mと本殿裏の神木にもまけず劣らず、樹齢的には貫禄有るものが・・・・。
やっぱり伊豆半島は南国の植生が支配する土地。
撮影2009.11.21