巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

錦江町 旗山神社の大楠と大イチョウ

2014-02-04 | 鹿児島県

 

大隅半島、錦江町池田小学校近く、旗山神社に君臨する大楠と大イチョウ。

籏山神社は錦江町役場のある鹿児島湾岸、大根占市街地より大隅半島中央部、東部山稜へ約10km、山塊の山肌に拓けた集落の鎮守。

鎌倉時代の始め、平家の落人が住み付き創建された謂れの古い神社ですが、領主「島津氏」が朝鮮、琉球に出兵する際、この山の竹を採って旗竿としたため、旗山と呼ぶようになったとの伝承を紹介している。

朱塗りの鳥居両脇には鹿児島地方独特の石造仁王が起ち、畿内の僕は異質な文化を味わえる。

道路を挟んで境内の向かい、一段高い土壇に威容を誇る老骨の樟が、壮絶な姿で聳え立ち・・・

その主幹には木肌も見えぬほど一杯の寄生植物をまとわりつかせて居る。

大樟は終戦直後、空洞内に住み着いた行商人が火災を起こし、洞の内部が焼焦げ、すっかりこのようにセミの抜け殻状態・・・・、空洞化は否めないものの命を繋ぎ留めてりるが、ちょっと足元が覚束無さそう。

なんの指定もなく無冠だが・・・・樹齢800年以上、幹廻り16m、樹高30m。

空洞内には小さな祠も祀られ神木として大切にされている。

一方境内中央、一段高い拝殿脇には黄葉を落としたばかりの大銀杏が裸木に成ったばかりで聳えていた。

もう一週間程前に訪れていたらちょうど絶好の黄葉に出会えただろうに・・・・・。

因みに目通り5mぐらいだろうか??。 

撮影2014.12.20



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