春日大社は奈良を訪れた人なら誰もが知ってる奈良公園奥に鎮座する平城京の守護の為に創建された御社で、藤原氏の氏神としても有名な神社です。
興福寺、境内より続く長い参道脇にも巨木が多く見られ、巨樹ファンにも魅力の地に違いない。
春日大社の大杉は、楼門をくぐって幣殿の奥、独特な姿の中門の前にどっかり根を下ろしている。
幣殿越しに見る主幹は、落雷のためか、枯れはて、白い幹を晒しているが、幣殿より奥に入って見る大杉は
写真のように樹勢も旺盛で、とくに根元の根張りが素晴らしく美しい。
大杉の前には、末社 岩本神社が鎮座しています。
鎌倉時代後期に描かれた「春日権現記」絵巻にもこの大杉の姿が描かれ、幹周り約9m、樹高23m、樹齢800年(一説には1000年)といわれている大杉で、平安時代から春日大社を見守ってきた神木の杉です。
撮影2006.7.30