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伊豆半島東南部、海岸線に近い河津町は春一番に咲く河津桜の名所としてよく知られて居る。
伊豆急河津駅の北西約1km足らず、河津中学校裏の田圃の中に、明るく開けた鎮守の杜を持つ、別名「来宮神社(きのみやじんじゃ)」とも呼ばれる杉桙別命神社が鎮座している。
本殿の向かって左手、大きく枝を伸ばし、大地を踏みしめるように立ち尽くす巨大な楠が有る。
その力強い根廻り・・・・・。
まるで今にも動き出しそうな・・・・、超現実世界を見るような。
この楠がこの地に芽吹いて約1000年以上、この力強い幹周りや根張りからもその生命力の特別さが見てとれる 。
主幹に累々と突き出す樹瘤はまるでこの巨楠が脈打つ生き物のよう・・・・・しめ縄が巻かれ神木として大切にされて居る事が窺い知れる。
やっぱり此処でも神そのものとして存在してるのだろう・・・・、目通り15.0mは、全樹種中でも19位に入るとか・・
参道脇、一の鳥居奥にもこんな巨楠。
こちらはご覧のように根元から大きな口を開け諸手を挙げ叫ぶが如くの姿です。
少し痛々しく見えますが、大きな洞を囲む表皮には活力がみなぎり、まだまだ元気そうにも見えます。
やっぱり伊豆半島海岸線は紀伊半島に似て巨楠の多い土地です。
撮影2009.11.21