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この地は何度も何度も通過していて、町の様子に懐かしさの残る町並みであるのはよく知っていた。
この地、宇太水分神社の鎮座する古市場は熊野、伊勢、大和に通じる要所として栄え、菟田野の中心として現在に至っている。
国道166号線と県道218号線が交わるあたり、淀川の源流にもあたる芳野川(ほうのがわ)が西北に流れるところに鎮座している。
往古から一帯の農地を潤し、水の神として崇敬をあつめた惣社水分神社は、大きな木立に囲まれてはいるが、開けた明るい広い境内を持つ。
極彩色に塗りなおされた国宝の本殿左脇には、敬虔な老夫婦が植えた2本の杉がいつの間にか根元が1つになり、夫婦杉と呼ばれるようになったと伝わる杉の巨木がひときは高くそびてえている。
目通り5.3m、樹高35m、樹齢は不明ですが、まっすぐにすくっと立ち尽くしている。
参道右脇の杉の木立には源頼朝が幼少時、大将軍になれるかどうかを占うために植えさせたとされる頼朝杉の2代目が元気に育っている。
普段は子どもたちの遊び場となっている静かな神社境内には、ケヤキの巨木があって、あの波立つような木肌見せてそびえている。
撮影2006.4.1
北海道のバイク乗り、樹生和人といいます。
今日、初めてブログを拝見しました。
この樹に限らず、どれもすばらしい樹ですね。
圧倒されます。写真も迫力満点でとても美しいです。
大変感動しました。
まだ、3,4件しか拝見していないので、何日かかけて全部の樹について、拝見したいと思います。
とても楽しみです。
また、お邪魔いたします。