巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

岩作大明神のムク

2007-03-27 | 大阪府

 


東海道本線の京都と大阪のちょうど中間点あたり、工業化やベッドタウンとして市街化しているが、この地は古い歴史の街で、古代の古墳や、古い地名も多く興味深いところです。



今回訪ねた安威と言う地名には何か古代においが感じられます。



名神高速茨木インターからさほど遠くない、新興団地と旧村が混然一体となっている丘陵地の一角に小さな祠のようなこの神社、岩作大明神があって、旧村集落の入り口にもあたるような場所に見える。



この神社、(祠)の背後にどっしり根を下ろしているのがこの椋の木で、樹齢約450年、幹周り6.5m、樹高 18.2mとなっています。



周りの近代化した風景からは想像もできないような一角で、あの懐かしい昭和の面影の残る家並みを背景に従えてたつ巨大な椋は、この地に暮らす人々の心のよりどころなのかも知れず、撮影の合間にも手を合わす人が何人か立ち寄っていた。



撮影は2月の後半、椋の木はまだ冬枯れの状態で1枚の葉もつけてなく、淋しい姿であり、伐られた枝跡が痛々しく見えた。


 撮影2007.2.25


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