この神社の有る大津市大石富川町は滋賀県最南西端、京都府南部の山城宇治地域と 境を接する鄙びた里山。
宇治川に注ぐ信楽川沿いに走る国道422号線沿いに集落が点在して、公共交通機関のアクセスは非常に悪いが、宇治や石山、信楽や伊賀上野を結ぶ街道筋に当たり車でのアクセスは悪くない。
我が家の有る山城からは約30分、R307号をひたすら東進、京都府境を越え二つのトンネルを抜けると突然前方の視界が開けて陶器の町信楽への入り口朝宮。
大きくカーブする307号線から左手に分岐するのが国道422号、新しく付け替えられたバイパス道路で道幅も充分その上交通量も殆ど無い快適道路です。
谷間を縫うように下る信楽川に沿って伸びる国道422号沿線の鄙びた景観がとてもいいので僕はちょくちょく用もないのにこの道路を走る。
朝宮の307号線分岐から約7~8分、富川トンネルの直前に有る納所??(読み方が解らない)集落の奥手、道路左手山裾に浄善寺と云う小さな寺があってその脇の参道奥にこの琴平神社が鎮座している。
山裾の小さな境内、正面には弓なりに見事にカーブした屋根を持つ社殿、それを抱き抱える様にに聳える杉の巨木。
こんなカーブを持つ社殿はこの辺りでは見たことがない、杉の神木との)コントラストが素晴らしいので撮りたたて云うほどの巨樹ではないがここにUP してみた。
因みに目通り4~5m、樹高35m程、樹齢300~400年と云った処かな??
琴平神社の祭神は大己貴命とされ、正暦三年(992年)の鎮座、明治以降は日吉権現社と呼ばれていたようです。
鄙びた里山の小さな鎭守で息をひそめて立ち尽くしてる大杉です。
撮影2008.9.28
琴平神社
狛犬も
ちょっと個性がありそうな気配が…
車ならあちこち廻る処も多いです。
富川の磨崖のついでに廻って見て下さい。
金勝山も目と鼻の先です。
人知れず眠って居るものが多いです。