家並みと田園風景のちょうど境界辺りに大きく聳える楠。
「安長寺の大楠」より東へ約3km、何故だかNET地図はどれを見ても「田神社」と表示されていて紛らわしいが?石鳥居には「松尾宮」の懸額があり間違いなくここは松尾神社。
元和2年(1616)、松尾神社はこの地に遷座とあるので、旧くは「田神社」と呼ばれる古社の境内地だったのかも??
境内の片隅にはそれを物語るかの様に小さな朱鳥居の祠が祀られて居る。
大楠はちょうどそんな小社と松尾社の中央にどっかり腰を据えている。
朝倉市の天然記念物に指定された大楠は、現地案内板に拠ると、目通り8.1m、樹高35mと有るが樹齢は書かれて居ません。
うねる様な根張りはそれなりの樹齢を重ねて居る様ですが主幹や根元にも大きな傷みや洞も確認できず、見た目にも若々しく活力いっぱいの大楠です。
九州にはこれぐらい楠はいくらでも有るのか??特別視はされて居ない様です・・・。
撮影2011.12.16