大阪の北端の地は、山間部の素朴さがまだまだ残る山里で、見るべき巨木も多い。
この辺り、京都からは出かけにくい土地で道路のアクセスも良くなく、人にたずね尋ねて、ここ倉垣天満宮へ訪れた。
前々回、紹介の野間の大ケヤキからさらに北上、倉垣の歌垣小学校隣にこの神社があった。
清掃の行き届いた参道から、境内の左手に巨大な公孫樹の聳えているのが目に入る。
この天満宮がこの地に鎮座した天正12年(1584年)には、すでに「翠枝千歳なりき」と言われた美しい銀杏の巨木であったらしい。
樹齢400年、樹高22m、目通り幹周9.0m、僕が訪れた8月の半ばには枝一杯に真っ青な葉で天空を遮っていて
樹盛は旺盛、秋の黄葉の見事さを想像させるに十分過ぎる境内と樹姿であった。
昭和13年、(1938)大阪府天然記念物指定
撮影2006.8.18