巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

内子町小田 広瀬神社のケヤキ、イチイガシ

2011-03-12 | 愛媛県

前回訪ねた高知県境「松野町」から約2時間弱、90kmの長丁場、この日は移動の時間が多すぎたかな??

南北にも意外と広い愛媛県のほぼ中央部、石鎚山系の真っ只中「内子町」にやってきた

国道56号線と分かれて小田川沿いに走る国道380号線を遡ること40分、やっぱり此処も相当山深い辺境の地。

それでも此処は内子町と合併する前には旧小田町という小さな町として独立していた中心部に近く、近くには高校まである。

<これは逆方向から>

小田町の中心部を抜け県道52号線で更に小田川沿いに2kmも遡れば左手にそれと解る大きなケヤキのある神社が見えてくる

笠屋根付きの両部鳥居と石垣に挟まれる様に巨大な根をはっている。

樹齢約1000年、目通り約7m、県指定天然記念物と成っているようですが樹勢は余り芳しく無さそうにも見える。

痛々しく大枝を払われても立派な楼門や鳥居と相対峙している。

広い境内の真ん中にどんと陣取る様に腰を据えてるのがこのケヤキ。

こちらの方は鳥居横のケヤキの親分、まさしく大きな痛手を負った孤高の野武士、根元には大きな洞が有ったのかしっかり合成樹脂??で塞がれている。

苔むし、大きな樹瘤を一杯ためた巨大な主幹は寄る年波には勝てないのか??やっぱり樹勢は芳しく無さそう???しかしそれも、もう2年前、まだ大丈夫だろうか??

こちらやっぱり県天で目通り7mと鳥居横と変わらないが根回りは一回り大きい13m・・・・、確かに巨大ですがちょっと心配。

この境内にはもう1本県天が有って、境内脇、土蔵の横に巨大なイチイガシが枝一杯の葉を広げている。

2本のケヤキに比べるとこちらは樹勢も旺盛、主幹にも大きいダメージは無さそうな・・・

それと云うのもケヤキは落葉でイチイガシは常緑・・・・、この差は冬に見ると大きいかもですが??

まあこちらはとにかく元気で、目通り6.7m、根回り約10m、樹高約30m。

広い境内ですが県天の巨木が3本も立ち並ぶ景観はやっぱり壮観。

因みに樹齢は3本共に1000年以上と成っている。

撮影2008.12.21