前回紹介の平石集落の入口辺りに四本揃って大空に並び立つ大杉です。
古びた毘沙門堂簡素な毘沙門堂の脇にしっかり根を張り400年もの長い間この鄙びた集落と共に生き抜いてきたのだろう。
1本1本はそれほど巨杉とは言えないが、4本の大杉が並び立つ姿はやっぱり壮観で古びた毘沙門堂と共に見事な景観を生み出して居る。
4本杉は最大目通り約6m、共に推定樹齢400年とされていて傷みも無く、山深いこの集落に良く似合う。
毘沙門天は七福神の中に含まれ、大杉の脇、毘沙門堂の石段横には「福の神毘沙門天」と書かれた看板が立っている。
大杉の前には大きな♂のシンボルを思わす様な石も有り、この杉自身も信仰の対象として大切にされてきた事をうかがせる。
杉の近く、集落外れで見かけた石造物の景観が素晴らしかったので・・・
大銀杏の台地から見下ろした四本杉は小さな集落を従え、居丈に聳えていた。
小さな村の大きな樹が何時までも元気で居てくれる事を願わずには居られない。
撮影2008.12.20