巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

御浜町神木(こうのぎ) 西地のイヌマキ

2011-02-15 | 三重県

紀伊半島三重県熊野市の七里御浜の国道42号線から山沿いの走る国道311号線に入り穏やかな山裾の田園風景やみかん畑中を約15分も走ると御浜町神木(こうのぎ)の集落が豊かな田園風景の中に点在している。

国道が大きくカーブする公民館の手前で右折、川沿いに進めば小さな橋をわたり庚申堂のある出会いの辻を小川沿いに進めていくと目の前に大きく聳える木が見えてくる。

この辺りは見事に蜜柑畑と棚田が混在する絵に描いた様な里山が風情が広がって居て気持ちの良い土地です。

そんな小川にかかる小さい橋を渡ったみかん畑の中の一画にこの巨大なイヌマキが蔓性植物を一杯巻きつけて悠然と立っている姿わ何処か伸び伸びしていて気持ちよさげにも見える。

かってこの場所には寺院があったようで、このイヌマキはその寺の歴史を見守って来たのであろう??付近にはそれと覚しき石造物の残骸が見かけられる。

全国二位のイヌマキとして知られ、目通り約6.5m、樹高約20mと表示されており、残念ながら樹齢は不明。

周囲が全て低木の蜜柑畑や低い山を利用した棚田なので、このイヌマキが突抜けて聳え、衰えも見られない。

因みに西地はこの地の小字名のようですが、小字などという言葉さえ都会人にとっては既に死語に成ってるかも???

撮影2008.11.15