巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

串本 潮崎本之宮神社の柏槙

2011-02-14 | 和歌山県

本州最南端、紀伊半島の和歌山県串本町の潮岬の根本付近にあって気の毒なほど痛みの激しい柏槙( ビャクシン)の老大樹です。

串本町の役場前から潮岬へと通じる県道41号線へと入り串本高中学校脇の道路を進むとこの柏槙が聳える潮崎本之宮神社に突き当たる。

境内右奥側の本殿後ろ脇の窮屈すぎる程狭い場所にこの巨大な柏槙が立ち尽くしている。

太平洋の荒波や潮風を直接受ける台風の常襲地でも有るこの地でよくも気の遠くなるような歴史を刻みこんできたものだと感心せざるを得ない。

古くから神木として崇められてきた柏槙の老大樹で、樹齢1200年、樹高19m、目通り7.5mと記録されています。

「大正10年9月の台風の為め巨幹は二つに裂け、平成2年の台風でも相当な重傷を負ったがそのたび補強や丁寧な手当を施され今なお元気に葉を茂らせているのはまさに驚異と呼ぶに値する。

あちこちに鉄の支柱やワイヤーでを張り巡らせ痛々しいが何とか樹姿を保っているようにも見え、老化も激しく重症には違いないが良くがんばってるなあ・・・

撮影2008.12.7