名阪国道、福住ICを下りて北方向に約2.5Km進んだ所で左手にお寺に入る道があるのだが、案内標識は無い。
僕は、この寺の奥に有る、この里の埋め墓の迎え地蔵さんに会いに行く途中でこの大きな杉に出遭いました。
あまりに凄い杉なので家に帰って調べて見ると色々わかってきた。
「鄙びた山寺の入り口両側に、2本の巨大な杉がそびえる姿は絵になる景観で、特に向かって右側は圧倒するような太さでした。
大蛇がうねるように曲がりくねった太い枝も、迫力です。
しかし、本堂を見ても、寺の名前はありません。
杉の木の掲示板はあっても、寺号も入ってません。
寺号は下之坊寺、聖武天皇と天竺から渡来して東大寺大仏開眼供養の導師を務められた婆羅門僧正が作られたと伝えられる秘仏十一面観音立像を本尊にしている。
ここでいう、婆羅門僧正は実忠和尚の事であろうが、聖武天皇と実忠和尚が合作で仏像を作ったとは夢の有る話ですが俄かには、信じ難い話です。
その秘仏の十一面観音を見る機会があればぜひともお目にかかりたい。
婆羅門杉の名前は実忠和尚を、婆羅門僧正と言い伝えて来たことによるものだと思われます。
巨木が2本並んで、山門のように石段の両脇で枝を広げているさまは、見事だとしか言い様がない。
この御神木の杉に生命力をいただき,本尊秘仏十一面観音様に願い事をし、て祈願護符を受け、再び杉に手を当て願いを込めると大願成就するという。
しかし、祈願護符といっても誰も居そうに無いけどね。
1991年の環境庁調査によれば、大きい方は樹高48m、幹周り7m、もう一つが樹高43m、幹周り5m、とあるが、どちらの杉も実際の幹周はもっと大きい様に思う。
この鄙びた寺の佇まいが、一層、木の大きさと、それらの経てきた年月を際だたせて、見る人の目を惹きつける。
この寺を訪れたのは、二月十九日、立春は過ぎたとは云え、まだ寒さの厳しい時期で、杉の葉も、新しく新芽の前で少し色が悪いが、もう一度新芽の季節に訪れてみたい。
巨木が2本並んで、山門のように石段の両脇で枝を広げているさまは、見事だとしか言い様がない。
この御神木の杉に生命力をいただき,本尊秘仏十一面観音様に願い事をし、て祈願護符を受け、再びすぎに手を当て願いを込めると大願成就するという。
しかし、祈願護符といっても誰も居そうに無いけどね。
撮影2006.2.19