西柏町のある 御所市は、奈良市へは約25キロメートル、大阪の都心部へは約30キロメートルという距離にあり、大和平野の西南部に位置し、西部に金剛山・葛城山が峰を連ね、古代豪族、葛城氏や巨勢氏の本拠地となっていた土地です。
市内の中心部を南から北に流れる葛城川のにそって走る、道路脇にひときは大きな樹が聳えているのが遠くからでも見える。
国道24号線から市役所へ向かうと、豊年橋交差点の左向こうにこのサイカチの樹が聳えていて、根元には小さな「白龍大明神」の祠が祀られている。
「サイカチ」と言う樹はあまり聞きなれない樹だが実はマメ科植物だと言うので驚きです。
豆がこんな巨木になるのかとちょっと不思議な気もします。
多分このあたりは、横を流れる葛城川の自然堤で、そこに何本ものサイカチが育っていたのではないだろうか??
今は、堤防が道路にとって変わり、このサイカチの巨木も道路隅に押しやられて肩身の狭い思いをしているように見える。
このサイカチ付近は西柏町(さいかしちょう)と呼ばれていて、このサイカチの木が地名の由来になっていると言われています。
幹周り5.2m、樹齢は不明、先ず最初に大木ありきです。
このサイカチの巨木の洞には白蛇が棲んでいるという伝説があり、「白龍大明神」を祀っている。
この、先すぐの所にも気の毒なほど痛んだ巨木があって、大きな豆を無数につけている。
サイカチには雌雄があって、多分これが、雌樹で、立派な祠のあるサイカチは雄樹で豆が付いてないのだろうか??
サイカチの巨木はあまり見かけたことが無い
撮影2007.1.5