生駒山系の最南端にある信貴山近くの尾根筋付近にある福貴畑集落の氏神である杵槻(きつき)神社に2本の大きなカヤの樹が空を覆い隠すように聳えている。
石仏巡礼でこの地を訪れ、その折たまたま見かけたこのカヤの樹が余りに大きく見事なので紹介することにした。
参考資料を探してみてもまったくこの樹の存在は無く、巨木としてはカウントされていないのかも知れないが、僕が見た反にでは十分巨木としての範疇内にあると思う。
この神社の古びた正面石段両側に聳え立つカヤの樹は向かって右側の方が大きく見えたが、幹周り約4~5m、左側のカヤの樹は石段脇から少し離れて、ほぼ同じ大きさ。
右側の樹
左側の樹
両木ともに根元には蔓草が伝い枯淡な雰囲気を醸し出していて、樹盛は盛ん。
付近は、まだまだ開発の波からは遠く、環境劣化もさほど進んでいなく、この先また何百年もその樹齢を重ねていくに違いない。
撮影2006.8.26