「西念寺」は、三重県の最西端、京都府、奈良県との県境の旧島ヶ原村にある。
島ヶ原は今回の市町村合併で、伊賀市島ヶ原町と其の名前を変えたが、のどかな山里の景観をみせていて、古刹正月堂で知られている。
その正月堂の少し南に、この「西念寺」は、位置していて小さい山門の中に見栄えの良い巨木が聳えている。
山門をくぐると左手の巨大な幹が目の前にみえる、推定樹齢500年、樹高20m、目通り幹周は6.03m、三重県下最大と言われているカヤの木で、どっしりと大地に根を下ろして、風格のある姿で訪れるものを迎えてくれる。
このカヤの樹の傍に六体地蔵があって巨樹と対峙していてお互いに引き立て在っている。
特別な保護指定は受けていないが、樹精は旺盛で、落下した種子も沢山見られ、大切に守り育てられてる事が伺われる。
撮影2006.5.6