奈良県東吉野村は、現在では絶滅してしまったとされている、日本狼が最後に捕獲されたところ、と言うほどに、山又山の辺境の地である。
丹生川上神社中社はこの東吉野村から流れ出す高見川沿いに鎮座している日本最古の水神で、神武天皇のころに祀られ始めたとあり、祈雨止雨野上として現在は電力、水道関係からも篤く信仰されている。
道路わきの大きな鳥居をくぐると、大きな広場になっていて車は自由に駐車できる。
石段を登ると正面に拝殿が在って、その脇手に巨大な「叶の大杉」が注連縄をされて天を突き刺している。
この大杉の幹に両手を当てて、心願、口唱されたら御神威が授かるそうです。
樹齢約1000年、幹周り約5.5m樹高45m
杉の巨木は多いので、余り目立った存在ではない。
又本殿左奥手には「相生の杉」と呼ばれる2本の巨大な杉の木が有る。
2本とも、「叶の大杉」に匹敵する大きさで夫婦杉とも呼ばれているらしい。
又、境外の道路沿い、高見川のほとりにも欅(しっかり確認していません)??の巨樹がありました。
車の行きかう道路上で、周りをアスファルトに塗り固められていますが、直ぐ横に高見川の清流が流れているからなのか元気そうに見えた。
撮影2006.5.2.