吉田一氣の熊本霊ライン 神霊界の世界とその源流

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兎に角カッパ No404

2015-08-01 16:59:13 | 神霊界考察
ブログのコメント欄に『とにかくカッパの真実は中国春秋時代の呉ですから
三国時代の呉で上書きされるともう辿れなくなる』と書いていてはたと気づいた。
角ガッパがそこに現れた。
とにかくとは漢字で書けば『兎に角』となるが
兎角亀毛は中国故事由来の四字熟語であり
この世にあり得ないものの物事の喩えのこととなる。
あるいは元は戦争がおこる前触れのことを言った言葉でもあるらしい。
有り得ないと言われれば有るんだと考えるのが天邪鬼である。
宇佐の菟狭津彦は角があったというヒントとして捉えてみた。
香春は産銅であったがならば宇佐には産鉄があるのではないか?そう感じた。

検索してみると宇佐から東に20kmの国東半島の重藤遺跡は
縄文時代の製鐵所跡らしい。
発見者は上野鉄雄さんで名前に鉄がついているところが
意味深である。
ところがこの件はおかしな展開になっている。
この遺跡は最初の話では、
出土した炭化物が九州大学の坂田武彦氏により
B.C.695±40年のものと鑑定され(1977年9月23日朝日新聞)、
鉄滓や鉄剣も見つかったということだが
現在の公式見解は古墳時代のものということになっている。

これは春秋の呉の紀元前585年頃 - 紀元前473年より古い話で
私にとっても錯綜問題となる。
というのももう一つの説である鉱物資源を求めてタルシシ船でやって来た
フェニキア人たちが鉄製品の生産加工拠点にしていた場所
だという話もあるからだ。

まあいずれにせよ
香春から宇佐への流れは産銅-産鉄で繋がるとみて良いかと思う。
だとすると
宇佐の菟狭津彦は角があったという有り得ないことを信じる気にもなる。

ならばもう一つの有り得ない『鍛冶翁』の話はどうであろうか?
鍛冶翁は八つの頭に一つの胴体で
この姿を見た者はたちまち病気になったり死んだりするという。
変化譚もあり鍛冶翁は金色の鷹になったり金色の鳩になったりする。
最後には欽明天皇32(571)年2月初卯の日に、
泉のかたわらの笹の上に光輝く3才の童子として現れる。
『我は誉田天皇広幡八幡麿なりて護国霊験威力神通大自在王菩薩なり。神道として垂迹せし者なり。』
これにより八幡神祭祀が始まったという。

つまりこれを噛み砕くと鉄の神である八岐大蛇を八幡神として封印祭祀したということになる。


過去追いかけてきた日本人の霊的課題であるヤマタノロチであるが
『ナーガの七頭から八頭への変遷への疑問 No254』
『本で素戔嗚尊を祭祀する北岡神社にて No278』
『美具久留御魂神社の「白雲宮」と二上山の「深蛇大王」 No291
『素戔嗚尊と八俣大蛇 No320』
『八岐大蛇の封印のほころび No322』
『八岐大蛇と真言密教 No328』

以前つぶやいた封印のほころびによる縄文の呪の顕現は
八岐大蛇の復活となって
日本人に大きな課題を次々と投げかけるのだろうという自問的問いかけの
答えを本日この宇佐神宮に見つけた気がする。

呉音靈の還流と呉音神への昇格を祭祀する事により
縄文の呪もろともに八岐大蛇の八大龍王神への昇格を為すことを計画したい。
それには蔵王権現の神力が必要とされる。 ※ No322参照のこと
普賢菩薩の封印を破る必要がるからだ。
まずは金峰山から始まる。





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18 コメント

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金峰山という名の秘宝 (審神者U+1F51C巫女)
2015-08-01 22:49:23
毎回、貴殿の綴るブログ更新を
愉しみにしておる、一読者に
御座います。U+1F64F

さて、金峰山には何があるモノと
お考えでせうか( ? _ ? )

差し支えの無い程度に、ご返答
くださいませ。
返信する
兎に角の使われ方 (禮月)
2015-08-02 04:05:16
日本語における「兎に角」という単語の使われ方は、「細かい理屈は良いから、疑わないで信じてくれ!」とう言外のニュアンスを伝える時に用いられる言葉だと思います。
つまり、語源となった中国の熟語とは反対の意味合いで引用されているのですよね。これはとても興味深い事です。
返信する
吉田さまへ (りひと)
2015-08-02 11:04:14
なんだか、火事が多く、豪雨が多く騒がしい理由がなんとなくこのサイトで理解できますね。私も悪いウサギがチラチラして困ってました。お得意いいとこ取りで。ただ問題は困るからその結論には達しないはずなのでゴールは違うはずなので安心です。見極めは出来るはずですから。

個人的な考えは吉田さまのおっしゃる通り八岐大蛇をちゃんと縄文の頃の地位に戻してあげる事だと私も思います。
おまけに八大龍王ですかあ?祖母との関わりを感じながら信じれずにいましたが、八岐大蛇と繋がるのなら信じてみます。八大童子に会えなくて良かったのかもしれません。同じ8を象徴にしながら色々な勢力が絡んでいそうですね。ただ私は八岐大蛇が一番ピッタリだと思うのでそこについていってみます。
八岐大蛇からスサノオは剣得る。そう金属です。そしてスサノオも牛頭天王として8を象徴として使う、そしてそれはヤマトタケルが使ったのと同じ剣?そして熱田に定着して、尾張氏絡んでくる。ヤマトタケルの件では弟橘媛がヤマトタケルを助けて海沈む、それをきっかけに熱田が強くなり、そして熱田に関わる方が源氏に絡んでくる。

まるでワーグナーの指環そのもの。一つのものを手に入れそこで権力を持つ、それが流れて行くことでさらに権力がうごく。オペラの中では神でも崩壊していき、元の川の妖精たちに金は戻るのです。

なので変遷したのは、時の流れ、最後は元あった所に戻す事、元持っていた一族の権威を戻さないといけませんね。
人間意外のヘルプが入る事がどれくらいの頻度でくるかのか次第ですね。1715!7と5は応援してくれそうですね。3272
2も応援してくれそうですね。
返信する
吉田一気 (審神者🔜巫女さまへの返信)
2015-08-03 00:38:17
いつも読んでいただきありがとうございます。
金峰山についてですが
ここでいう金峰山は
蔵王権現の顕現した総本山金峯山寺のことです。
『八岐大蛇の封印のほころび No322』
http://blog.goo.ne.jp/yoshi_iltuki/e/2c4d546136507a395e99a3863711cb32
にも少し書いていますが、
江戸の神霊背景を作り上げた天海僧正は
三井寺に学び金峰山の学頭となっていますが
江戸では七の封印を施しています。
入鹿・将門の首塚 No211
http://blog.goo.ne.jp/yoshi_iltuki/e/a48ba99c8778f35c204e3f2da9c4ba66
この天海の行為の背景にあったのが
総本山金峯山寺とそこで祭祀する
蔵王権現だったのではないかと思っています。
今回蔵王権現の神力に与かりたいと思っていますが
そういう意味で金峰山と記載しています。
また熊本の筆者宅の目の前にも
蔵王権現を祭る金峰山がそびえ立っています。
蔵王権現の秘密については
今から解き明かしていきたいと思っています。
返信する
安閑帝の子孫が気になります。 (禮月)
2015-08-03 02:11:57
兎は日本のみならず、西洋でもトリックスター的な役割を担います。主人公を助けたかと思えば、裏切って敵側を助けたり、そうかと思えば主人公に与したりと…

「日和見主義で自分の利益になる事しか考えない、信用ならない輩」というネガティヴなニュアンスも含みます。

ワニザメ=金毘羅インドから帰化した原始仏教の信仰を持つ集団?ウサギ=宇佐一体に住んでいた辛嶋一族?ワニザメを騙した為に彼らの怒りを買って皮を剥がれたウサギを救った大国主。月とウサギ。月から太陽に変わった牛(スサノオ)…

色んな事が頭を駆け巡って少々混乱気味です。

ただ直感的に感じたのが、安閑帝に子供がいた事を史実として、その子が蘇我稲目なのか秦河勝かで、八岐大蛇の解釈も色々変わってくるのではないか?戸の事です。

数字3060
三つ巴の紋章の氷川神社と三羽の鳩の八幡社。無と全を双方の意味を持つ0が間に挟まり六角亀甲紋の出雲。四拍手の神社が二つ出てきました。八幡社も出雲も怨念を封じた社と言われていますね。
返信する
蔵王権現と牛 (禮月)
2015-08-03 02:34:20
千葉県習志野市実籾には、牛2頭の像と共に祀られている蔵王権現(安閑帝)の祠がありました。

以下のURLをご覧ください。
ttp://5.pro.tok2.com/~tetsuyosie/chiba/narasino/OomiyaMomihongo/zaou.html
(他の方のサイトの為直接のリンクは避けました。)

千葉県と言えば蘇我(曽我)氏とも縁の深そうな土地ですよね。また牛という所からスサノオや蚩尤との繋がりもありそうです。
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河童から角を奪ったのは誰か? (禮月)
2015-08-07 13:08:50
吉田様
先日起床をして洗面所で身支度をしていた時、隣の家から聴こえてきたラジオの番組で、東大寺建立に纏わるエピソードがありました。その中で、大仏建立のきっかけになった理由の一つに「河童の子の供養」というのがあったのです。
大仏建立の時代の直前には疫病流行や、僧侶の動鏡の宇佐神宮神託事件やらで国土は荒廃した。国民は人口減少と重税で疲弊しており、極貧の中で生きる事を強いられた者達もいた。中でも河童の子は口減らしの為、生まれると直ぐに殺された。泣く泣く我が子を葬った河童の母親達を気の毒に思った鑑真の弟子の僧侶がこの惨状を同時の女帝孝謙天皇に伝えた所、大仏建立許可が最終的に下りた。というものでした。
この話がある程度史実を反映したものだとすれば、宇佐神宮の神託事件と河童の子の口減らしがほぼ同時に行われていたのが、とても興味深いです。
香春では銅が採取できたのだから、大仏建立の為の銅もそこから持ってきた可能性が高い。当然香春の河童と呼ばれた集団も奈良に移住していた可能性がある。宇佐神宮の禰宜というか庵主は辛嶋家から別の家に変わっている。そこで和気清麿呂が二度目の神託を聞きに行き、道鏡の(暴政)隆盛を止めたと伝えられています。
先ず気になるのが道鏡の出自と辛嶋家の関係です。そして辛嶋家に代わって宇佐神宮の庵主になった家と和気清麿呂との関係です。
河童から最終的に角を奪ったのも、宇佐神宮神託事件の中心人物の誰かが関わっているのでは?
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Unknown ()
2015-08-07 16:25:14
書き始めに雷雨の強風で私の後部の出窓の網戸がバン!と開きました。
書いても書いても居眠りして消去してしまいます。書けない。大雨洪水警報が発令しました。何度も繰り返しているのですが、駄目みたいです。書けません。
阿蘇には火産霊迦具土大神様と妹伊邪奈美命様と大国主命さまの御力で護られているそうです。出典は『宇佐神宮八幡講本部 神道聖典』です。阿蘇は~とは有りませんが、火を守って下さっておられると。
原爆や今の灼熱の働きは…
日本国の人は、もっと妹伊邪奈美命様に感謝の想いを寄せないといけないと思いました。
すみません。詳細をかけませんてした。
返信する
長い歴史ゆえ仕方ない事 (りひと)
2015-08-08 07:19:36
品さま、身体を大切に。無理しちゃダメですよ。現世での大事な役割もあるのですから。この何週間かで劇的に進展し過ぎて怖いくらいでしたから。そう思って守る方に専念し、記載がスムーズに出来るまで待ちましょう。

強烈なお邪魔があれば、深読みしますよね、ちょっとしたボタンのかけ違いでも1200年分だと思えば相当です。人間だけでは全くの無理なはずです、ヘルプまで待ちましょう。吉田さまも大変なはずですし。

ただ記載の出来た個所のカグツチさんいましたか、それで全ての気がしますね。イザナミとも兄妹の可能性ならばカグツチは祭事の中でも重要なはずですね。
伝承が滞ってしまったプロの方も役立つはずですよ。またイザナミさんについての評価も龍が持っていってしまってるのをイザナミさんの本体(ミズハさん?)を評価してあげたいですね、私の妄想ですが。

大事なのは、大国さんですね。この方は私の中でも救世主で消して力を誇示しないのですが後から思うきっとと思う存在です。ここにもバランスをとる大事な要としているのはびっくりしました。
大国さんなのか?大黒さんなのか?大己貴さんなのか?全く区別はつきませんがヘルプしてくれそうですね。正しい道であれば。待ってみます。

大仏の件、河童の子供の供養ってそれが耳に入る事事態メッセージですね。全国に同じようにメッセージのような物もらっている方も今後出てくるはず、神も動き出してますよ。

ならば大仏の聖地のある春日やっぱり河童やカグツチと関係ないわけなくなりました。お社は駐車場の脇ですから、複雑です。
池の水がなくなり、藻かなにかでまるで血の池のように真っ赤になっている奈良公園をテレビでみましたが水がなくなる事と河童の子がというのはダイレクトに繋がるのかもしれませんね。

9182。7308
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りひと様 ()
2015-08-08 11:38:01
こんにちは、りひと様。いつも、お優しいお言葉を頂いて、ありがとうございます。
大丈夫です。私は、壮健で元気モリモリです。香春に参拝した時も、千キロを日帰りで走りましたから。

妹はイザナギ様の奥様という美称です。迦具土神様は、お子神様です。すみません。

大仏の事を沢山、御調になられているのですね。すごいです。りひと様のお話は、色々と詳しい事を書いていらっしゃって、私は、知識が無いので、皆様すごいなぁ~と感銘する事、多々です。

河童のお話についていけてなく申し訳無いのですが、各々がこの場の修養が実り、成長出来れば幸いですね。また真摯な心が、神様に届いたら、とても嬉しいですね。

先生は、ドンと構えて下さっておられるので幸いですね。

りひと様、頑張って下さいませ。私も後ろから頑張って追いかけて参ります。
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