goo blog サービス終了のお知らせ 

吉田一氣の熊本霊ライン 神霊界の世界とその源流

FC2BBSから移動しようと目論んでいます。
http://reyline.web.fc2.com/index.htm

骨董趣味 大黒天像  No485

2018-04-24 08:56:45 | 神霊界考察
熊本では本格的に春になる前に植木市が開かれている。
今年は白川河川敷きで行われた。
ちょっと寄ってみたら骨董の出店で大黒天像を見かけた。
なかなか彫りに味わいがあったので店主に値段を聞いたら
かなり安い値段だった。
食指が動いたのだが因縁を被りそうだったのでとりあえず諦めた。
骨董趣味でも気を付けたいのが刀剣や仏像や宗教的呪具や聖天や大黒天像など
念がこもりやすいものである。
特に今回見た台座が金粉漆の大黒天像は以前は厨子に入れられ
かなり大切に祀られてきたものなのだろう。
悪くはないが強い雰囲気を持っていた。

今回の植木市では焼牡蠣を売っていてそれが美味しかったので
数日後に再度スカシユリの球根と焼き牡蠣を求めて出向いてきた。
そしたらまだ大黒天像が同じ場所に置かれていた。
あららと目があったので骨董趣味で思わず買ってしまった。

   

購入後の私見としては『やっちまったなあ』という心の声が聞こえた気がする。
とはいうものの『埴輪と饕餮文花卉と No474』で埴輪の浄化方法を記載したが
大切に扱われてきた大黒天の精抜きには水で洗ったりホワイトセージで燻したりは出来ない。
我が家にお招きし来訪していただく御神霊である。
自然に帰っていただき自然に降臨していただきたい。
大黒天の御魂抜きや御魂入れを依頼出来る寺は多いようだが余り信用していない。
一日や二日で開眼出来るとも思えない。
実際のところ筆者は神道系の信仰者なので大黒天の修法について知ったかぶりも出来ない。

さて大黒天像を購入して数日後のことだが
昨年大津の不動産を売ったので会計事務所に確定申告を頼んでいたのだけど
それで税務署等に収める税金が180万円程度になるとの連絡があった。
2100万円で中古購入したものを2000万円で売ったので
税金はそれほど掛からないものと思っていた。
しかし実際は建物は減価償却されていくので利益が出たとみなされるようだ。
あぼーん 「...」 目が飛び出した。
そして思わず大黒天像を思い浮かべた。

しかし同時にこの大黒天の采配に関しては気に入りもした。
国税というところがミソである。税金は生き金である。
これが狐とかの呪詛なら詐欺とか事故とか病気で持っていかれる。
しかし打ち出の小槌どころかトホホであるのは間違いない。

さらに不運は続く。
どうしてもihoneでお財布携帯を使いたくてメルカリでihone7を購入した。
三世代も前の携帯なのにFeliCaだかNFCチップが入っているというだけで
あまり値崩れしていない。
届いたものはSINフリーで128GBメモリーで傷もなくとてもいいように見えた。
ところが数日後近接センサーが壊れていて電話機能に大問題があることが判明した。
こういうのを隠れた瑕疵の発見という。
売った相手もゲームにしか使用していなかったので気づかなかったという。
それは無いだろう。まあ追求は出来ないが。
メルカリは評価後の瑕疵担保責任については介入しない。
メルカリの手数料は10%と高くて今のところはいいとこどり状態だけど
今後yahooオークションのようにグダグダになる気がする。
ノークレーム・ノーリターンという文言による免責特約が必要だ。
こういうリスクが付きまとうのは承知しているのだけど
やはりここでも大黒天像を思い浮かべた。

善因善果 悪因悪果は天界の法則といわれている。
やましいことはしない方がいい。
これを読まれる方は他山の石とされていただきたい。

大黒天を手にいれて2か月が経過し一通り逆境を乗り越えたということで
そろそろ仮に安置していた事務所から自宅に持ち帰ろうかとも思っている。

この大黒天像は祭祀目的ではなく骨董趣味が高じて手に入れたものだが
今後打ち出の小槌が振られて何かいいことが起こるのか、
まだハプニングが継続して起こるのかの結果はいずれ報告したい。



※くだんのihoneの修理は予約制で5日後しか空きが無い状態だった。
だからあさって店舗に行く予定だけど
どうも製造番号等調べているとまだ保証期間が残っている可能性が分かった。
同時に残債残りでネットワーク利用制限が▲マークであることも分かった。
前の人の返済が滞ると突然使えなくなりただのガラクタとなるのだ。
賽はどう転ぶのか?興味津々。

20180508 iphone7トラブル記録のその後
やはりというかなんというかなのだが、
まず正規の修理は改造携帯電話ということで不可となった。
なんで保証期間残っているのに修理したかというと
たぶん液晶割ってしまい非正規店で交換したんだと思う。
その時に近接センサーの接続がおかしくなったのでしょうね。
それでまずは売主に顛末報告。
売主も転売目的で最近手に入れた携帯のようだ。
お金はすでに遊興に使ってしまったという。

こちらも住所氏名からからいろいろと調べたら
なんと売主は高校生であることが判明。
しかも登記等調べるとどうも母子家庭。
正直えー このあとどうするよ 状態。
結局のところ売主がお金を工面して
メルカリ側の特別対応等もありお金は戻ってきたのだが、
工数的には結構大変だった。

※未成年者に責任能力がある場合でもその者が無資力である場合には
事実上損害を賠償してもらうことが困難になるという問題を生じる。
監督義務者の監督義務違反と未成年者など不法行為者によって生じた結果との間に
相当因果関係が認められる場合のみは監督義務違反が問える。
今回親権者はメルカリの承諾などしていないだろうと考えると
返還義務の範囲は現存利益に限定されるので遊興費に使われた場合は
返済0円という結果になる。
民法第121条
取り消された行為は、初めから無効であったものとみなす。
ただし、制限行為能力者はその行為によって現に利益を受けている限度において返還の義務を負う。


大黒さんなんか楽しんでない?







コメント (15)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菊池市の神来貴船神社参拝記 No484

2018-04-12 10:44:20 | 神霊界考察
菊池市の神来貴船神社はいろいろと曰くありげな神社なのだが
今回、機が熟したとの判断で参拝してきたので報告する。
貴船神社勧請の由来は延久二年(1070年)に菊池則隆公が
この地へ無事に着されての神恩感謝するために京都から勧請されたとされる。
菊池則隆は藤原政則の子であるとされるが
伝承の通り藤原政則の子供としても
この藤原政則は刀伊入寇の際に藤原隆家とともに奮戦した大宰府官で
1022年に対馬守となった藤原政則でのことと考えられる。
従って京都から直接に下向した訳ではない。
もっとも菊池氏を藤原隆家の後裔とするのは仮冒の可能性が高いらしい。

京都の貴船神社の由緒は
神武天皇の母である玉依姫命が黄色い船に乗って
淀川・鴨川・貴船川を遡って当地に上陸し、水神を祭ったのに始まると伝えている。
社名の由来は「黄船」によるものとし、
奥宮境内にある「御船型石」は玉依姫命が乗ってきた船が小石に覆われたものと伝える。
祭神は高龗神(たかおかみ)であるが
貴船神社の伝承で「丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻に貴船明神が貴船山に降臨したから、
丑の刻に参拝して願いごとをすると叶うという。
これによりだんだん怪しくなる「丑の刻参り」が始まったという。
このことは『呉音霊の暗黒面 No423』に記載している。
貴船神社の牛鬼伝承については
『続続 香春の呉音霊の足跡  岡山における姫氏調査 No458』に記載している。

もしかすると玉依媛がらみであっても後述する松野連がらみであったとしても
菊池市の神来貴船神社の方が京都より先に存在していたのかもしれない。
だとすれば貴船神社は姫氏船神社という可能性もある。
※姫氏=「キ」という発音

さて神来であるがこの読みは「おとど」であるらしい。
由来から言えば大殿や大臣の意味の「おとど」であろうが
このおとどが音という語呂合わせで呉音神に繋がるヒントとなった。
もともと呉音霊は菊池の発音を考察していて理解した神霊である。
『呉音霊を考える No402』を参照していただきたい。

伝承ではこの神来に来た大殿は第十二代景行天皇とされている。
従来であればその説に異論がないが参拝した感じから渡来したのは
やはり呉系姫氏の一族ではないかと感じている。

 

添付した狛犬の写真であるが饕餮文を彷彿とさせる。



菊池と呉系姫氏王族を結び付ける話として松野連系図がある。
いろいろと調べてはいるのだが調査力不足でネット情報しか得られていない。
しかし貴重な秘密を感じさせる情報である。
まず新撰姓氏録には右京諸蕃として「出自呉王夫差也」と記載がある。
『新撰姓氏録』氏族一覧3(第三帙/諸蕃・未定雑姓)』
まあこの大半が家系の仮冒であると思われる。
ただ日本人の系図は源平藤橘に血統を求める傾向がある中で特異な感じがある。
渡来系民族である可能性は高いと思われる。
系図は国立国会図書館と東京・世田谷の静嘉堂文庫の二カ所に所蔵されているらしい。
国会図書館の検索では『諸系譜』に収蔵されているようで
マイクロフィルム化されているとのこと。

松野連系図では呉から日本に渡来したのは呉王夫差の子で「忌」
注釈に『忌字は鹿文孝昭人皇三年来朝住火國山門菊池郡』とある。
説によると紀元前473年のことらしい。

呉王夫差は伍子胥が闔閭に推挙した恩にも関わらず伍子胥を切腹?(自殺)に追い込み
越に呉が滅ぼされる原因となった愚王として目立っている。

『蘇我日向は貶められた名前なのか? No441』
日向=ヒムキ=費無忌と呉王夫差が嫌われる理由を記しているが
日本に渡来した呉王夫差の子が「費無忌」の一字の「忌」というのにはなかなか真実味がある。
忌にはいましめの意味がある。
忌避や妬忌のように悪い意味に用いられる。
ちなみに忌中といえば汚れを意味する。
そういうことで日本に渡来した「忌」なる人物が
仮冒で呉王夫差を祖とするようにはとうてい思えない。

この系図について筆者は肯定も否定もまだ出来ないが
この菊池の山門を神来と推定している人が少なからずおられる。
自分の場合は虚実が混じりあっているからあえて遠回りしている自覚があるので
今後の調査を継続していくつもりだ。

ただこの神来に流れている川は菊池川支流の迫間川で龍門ダムに繋がっている。
ここの高龗神と神龍八大龍王神社の龍神は本来は同体であるといえる。
そのためかこの神来貴船神社の御神氣は特別に気配濃厚なものとなっている。

神来貴船神社を創建した菊池則隆公が他にも神社を創建していないか調査しているが
偶然自分の過去参拝写真の中から面白い神社を見つけ出した。
1073年に菊池則隆が建立したという上益城郡御船町高木にある神社で
護此君神社という。
祭神は不明となっているがこれは呉姫君神社ということになろう。






コメント (57)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする