吉田一氣の熊本霊ライン 神霊界の世界とその源流

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記載途中 吉田一氣感得の白山久久理姫神とは No527

2019-09-18 15:45:34 | 神霊界考察
このブログで何度か白山神社や菊理媛神について記載しているが
呉音神と関わりのある九州の白山菊理媛神については
本家の加賀国の白山比咩神とは取り合えず別けて考えていただきたい。

切り分けたうえで吉田一氣感得のククリヒメとは
九九と呉系姬(き)氏祭祀の金星神?ということを予想している。
また話題とした犬は委奴国=呉音読みで「ゐぬ国」に繋がるように思える。
つまり志賀島の金印の委奴国=狗奴国ということかも。

このククリヒメの意味について調べていたが
おおよそのところは解明できている。
九九は九十九=「つくも」と受け取れてこれは以下記載の通りに
「つちぐも」を意味する。
金星は太白星で端白星=羽白星とも呼ばれるのだが、
その感応の根拠をいろいろと探していたのだが
一昨日寝室を片付けていて偶然に未読の真鍋大覚著の「儺の国の星」を見つけた。
真鍋大覚氏の星神についての著作は昭和50年代の頃のものである。
まだ長江文明も陵河文明も知られていないし
DNA分析のハプログループも未解明の時代の事なので
中国の長江流域の春秋時代の呉越文明の発展と倭国文化の発展の基礎を
胡人=イランの西域人によるものとしている。
拾遺P177には胡人の子孫が西の熊襲、東の佐伯、隼人となったとある。
(日本人シュメール起源説に近いのかも)

 『唐代胡人俑』
占星術はカルディア人が発明したとも言われる。
イラクの新バビロニアをカルディア人が創ったとし
これ以降中国夏王朝のカルディア人説等に発展した。
しかしながら春秋の三国の基礎である長江文明が
紀元前14000年には始まっていることが判り
チグリス ユーフラテス川文明の古代メソポタミア文明
あるいはシュメール都市文明(バビロニアの南半分)より
古いことになり文明の流れが実際のところ逆転している。
しかしながら福岡の那珂川の星の伝承があまりにも奥深いので
胡人がもたらしたものではないかと推察したものと思われる。

金星の事が知りたかったのでそれをパラパラとめくっていて
P171『三十五 端白星』の欄で興味深い記事を見つけることが出来た。
そこには以下のようなことが書かれていた。

「金星の漢名を太白という。これを倭人は〃をしろぼし〃と訓じた。
景行帝(71~130)の御名は大帯日子淤斯呂和氣天皇
(おおたらしひこおしろわけのすめらみこと)であるから
この頃筑紫は呉越の民族が大いにその勢力を競っていたものと思われる」

「百引くことの一は九十九である。これを筑紫では〃つくも〃と読ませる。
昔は土蜘蛛のことを敬称してその親分を大白、子分を小白と呼んだ。
〃つくも〃とは九を重合対立させた形で〃つちくも〃の略であった。」

P174 「古事記神代紀には筑紫の国を白比別と称している。
伝説には遠い昔に背振の峯には白日別命なる女神を祭っていたと申す。
今の辨天様はその権化であると語られている。」

大白(あしろ)は太白で金星 
小白(をしろ)は〃をしろぼし〃でやはり金星である。

背振山については以前も話題にしているが性空が感得した乙護法善神の来歴は
徳善大王15番目の王子であり徳善大王の御后は辨財天の化身となっている。
この大王夫婦は王子との別れを悲しまれ、龍樹菩薩に王子の行衛を尋ねられた。
龍樹は「これより東、日本扶桑の国の西に当たる肥前の国背振山に垂跡されて
衆生利益の大願を成就された」と答えた。
その後、徳善大王・辨財天・乙護法らは仲よく脊振山の神に祭られるようになった。
伝教大師が渡唐の時、この乙護法善神は、「色赤くして鬼神のごとし、
左の御手に鉄の杖をつき」現われになったという。
               (以上肥前州古跡縁起より抜粋要約)

土蜘蛛の一族は背振山の白日別命なる女神≒辨財天≒金星神として
祭祀していたということを暗示している。

過去に素盞嗚尊=太白星=金星=大将軍の考察もしているが
さらなる検証が必要と考える。

※九州島の四面宮神 白日別命、豊日別命、豊久土比泥別命、建日別命の四柱

正直に言って九州のククリヒメを金星神の系譜とするには
証が薄すぎでまだまだ仮定の域を出ない。
それはひとえに筆者の星神についての理解が浅すぎる所以であるが
中国の太白金星神は紛争を掌握する武神なので
呉音神を日本の国防と技術革新の御神霊として祭祀する筆者の直感は
方向的にはいい線行っていると思う。

さらなる感応を待ちたい。20190919記載途中









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角大師 No526

2019-09-14 01:39:56 | 神霊界考察
8月の伊勢参拝以降記事がまとまらなくて困っている。
それで迂回すべく別の切り口から話をしたいと思う。

角大師とは第18代天台座主の慈恵大師良源(912年~985年)のことで
通称「元三大師」と呼ばれる。

このブログで過去に話題とした天台宗教祖の最澄は中国の天台山の国清寺の
山王神「地主山王元弼真君」を山王眷属として日本で祭祀している。
地主山王元弼真君は周の霊王(前571~前545)の子であり
王子晋もしくは太子喬と呼ばれる。
国清寺で山王神として祭祀した理由の一つとして
阿蘇山の破局噴火を防ぐ祈願を目的としていると考えている。
参考『中国寧波の天台山国清寺に繋がる熊本の阿蘇火口ラインNo500』

慈覚大師 円仁(794年~864年)は第3代天台座主であるが
常行三昧堂の後戸の神として摩多羅神 赤山の神として泰山府君を勧請している。
『呉言霊から分霊され右回りの鬼子になった摩多羅神 No471』

悉曇12母音の摩多の神霊も王子晋も筆者が祭祀している呉音神の要素であるが
抜け落ちている部分もある。
そこを補っているのが角大師といえる。

今まで香春の都怒我阿羅斯等を始めとして牛王 牛玉まで角と宝珠を探ってきたが
『祭祀に持ちいた都怒我阿羅斯等の神籬とその証 No420』
『高千穂神楽と地主神 No446』
『続続 香春の呉音霊の足跡  岡山における姫氏調査 No458』
『東京の牛嶋神社の伝承  No483』

慈恵大師良源は自らもってして角大師として呉音霊を体現している。
ただし慈恵大師良源をもってしても世間に真意を理解させることは出来なかったようで
傷病神に障礙神という関係に留まりその範疇を超えることが出来ていない。


元三大師を「慈恵大師講式」として国家守護に起用したのは天海僧正であるが
残念なことに呉音霊の祭祀は消えてしまい
山王一実神道に化けて東照大権現信仰となってしまう。

元三大師は衆生には優しいが仏門の僧侶には厳しい(祟る)と言われている。
しかしながら慈眼大師天海が100歳以上の長命を得たということは
それなりの理が慈眼大師天海にはあったということであろう。

さてこの天台の呉音霊に対する関与に対して
真言宗は狩場明神(四所明神)を持ち出して高野山を設立して関与している。
『畏るべし戊戌2018年 最後なる平成30年 No479』
ここでの主張は「高野山の犬神である狩場明神は、
姓は姫、名は晋、字は子喬とされている姫姓王氏の祖とされる地主神の
王子晋のことで、山王元弼真君=桐柏真人王君のことと思える。」ということである。
このことはこの夏に英彦山と求菩提山の調査でも感覚的には裏付けされている。

高野山で四所明神の祠を見つけ出したので
中国の天台山の国清寺と阿蘇山と高野山の四所明神社を線で結んでみた。
みごとにこの阿蘇山防衛ラインと重なる。

以下に参考地図をリンクしておくので各自確認されたし。
PCでない方は新しいタブで開いて欲しい。
google地図ソフトでは表示できないのであしからず。
https://drive.google.com/open?id=1vEy_wJhWgOO2GUJ9JFbW9ci1smg&usp=sharing

自分は阿蘇山の破局噴火のメッセージを受けたことがあるが
過去の霊的感応者はかなりの数がこのメッセージを受信しているのであろう。
中国の天台山の国清寺において阿蘇山の鎮静祭祀が行われていたなどという話は
自分も信じがたいのであるが、預言者が存在した可能性を否定はできない。
実際阿蘇山の破局噴火が起これば現代文明は壊滅となる。

参考文献
『iRONANA 誰も知らない阿蘇山「破局噴火」は起こるか』


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大祓祝詞考察 No525

2019-09-05 22:54:52 | 神霊界考察
過去にも考察した記憶があるのだが
自分のブログのgoogle検索ではヒットしなかった。
本来は大祓祝詞を1万回唱えた記念とかだと文章にも箔が付くのだが
朝の礼拝でも最近は唱えていないので
いいとこ5000回止まりだと思う。
神道の求道者としては褒められたものではないがそこは寛恕願いたい。

さてこの大祓祝詞で登場する神霊は以下六柱神である。
神漏岐命
神漏美命
瀬織津比売神
速開都比売神 ≒水戸神
気吹戸主神
速佐須良比売神

過去よりこの六柱神を記紀の神霊に当てはめることが
行われてきているが筆者の感応としては記紀とは系統が違い
記紀に直接当てはめるにはやはり無理があるように感じられる。

筆者の理解としては記紀による神霊の淘汰を潜り抜けた別系統の神霊となる。
記紀に名を残すものの別系統の神霊としては白山の菊理媛神がいる。

今自分の神霊信仰の根幹を探ると2系統に分かれる気がした。
過去に導かれてきたのが豊玉媛神 玉依姫神 少彦名神 少名日子建猪心命---
神功皇后 武内宿禰公 道君首名公の系統
この系統はいつも優しく助けてくれる観音様的存在である。

もう一つの系統がなぜか自分の祭祀行動と繋がる不思議な縁の神霊で
白山の菊理媛神 素戔嗚尊である。
自分との縁がどうして生じるのかは分かっていない。
またこの二柱の大神霊に繋がりがあるのかも理解できていない。

記載途中




神漏岐命≒伏羲
神漏美命≒女媧
気吹戸主神≒風伯
速佐須良比売神≒洛嬪

どうも中国系の神霊を母体としているように思える。
もっともそういう意味では伊邪那岐が禊で左眼から天照大御神、
右眼から月読命、鼻から建速須佐之男命の三貴子が生まれた話も
元ネタは盤古神の左目が太陽に右目が月になった話が元になっている。

ただここで伝えたい重要なことは
大祓祝詞祝詞の根幹となる祓いの連係プレーは
記紀における天岩戸開きの連携プレー同様に
古来よりの日本人オリジナルの行動形態ということである。





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