吉田一氣の熊本霊ライン 神霊界の世界とその源流

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「野馬臺詩=耶馬台詩」についての短い考察

2024-05-28 22:36:27 | 神霊界考察
「耶馬台詩=野馬臺詩」の考察は一度記載しようとして途中で
止まったままだったことを昨日の夜にふと思い出した。
これは『畏るべし戊戌2018年 最後なる平成30年 No479』
吉備大臣入唐絵巻における赤鬼の仲麻呂と真備 空を飛ぶの図まで書いて
ここまでで記載途中としているがここで考察しようとして挫折していたものだ。
コメントをいただいているさくら様がこのことを察して
『龍神信仰 7 建仁寺の双龍 No164』のコメント欄で以下のように書かれておられる。
東海姬氏国 (さくら) 2021-10-15 17:13:05 より抜粋
『畏るべし戊戌2018年 最後なる平成30年 No479』
最後が吉備真備と阿倍仲麻呂の絵でその後は記載途中。
【高僧宝誌和尚が文字を交錯させて作り、吉備真備が観音の助けによって読んだという
伝説のある「耶馬台詩」の句「東海姫氏国、百世代天工」による。
東方の海上にある、女性が首長である国の意) 日本国のこと。東海女国。東海。姫氏国。】

「耶馬台詩」について私が本題としようとしていたことを確かに当てられている。

さて吉備大臣=吉備真備の面白物語である吉備大臣入唐絵巻にはこの部分は欠けていて
『江談抄』(ごうだんしょう)の中で出てくる話となる。
遣唐使の吉備真備が唐の玄宗に謁見した時にこの「耶馬台詩」解読を命じられた。
真備が困り果てて神仏に祈ると、蜘蛛が落ちてきて、
蜘蛛の這った後を追うと、無事読むことができたという。



「東海姬氏国 百世代天工 右司為輔翼 衡主建元功 初興治法事 終成祭祖宗 
 本枝周天壌 君臣定始終 谷填田孫走 魚膾生羽翔 葛後干戈動 中微子孫昌 
 白龍游失水 窘急寄胡城 黄鶏代人食 黒鼠喰牛腸 丹水流盡後 天命在三公
 百王流畢竭 猿犬称英雄 星流鳥野外 鐘鼓国中喧 青丘与赤土 茫々遂為空」

意味についてはwikipediaを紹介しておく。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E9%A6%AC%E5%8F%B0%E8%A9%A9

ここで躓いていて今回考察したいのは
『百王流畢竭 猿犬称英雄』の部分となる。

百王とは最初に出てくる百世代天工=百世代天皇ということで
天皇は百代で流れが潰えるという意味である。
次の猿犬称英雄とは猿と犬が英雄を称すという事であるが
姬氏の邪馬台国と犬は狗奴国=威奴国=率寝国=イヌ国でおk。
ここで猿で躓いてしまった。
犬猿の仲という言い回しがあるが、
中国でも犬猿の仲という言い回しがあるのか調べたのだが
見つけることが出来なかった。
それで日本の猿国とは何を指しているのか?
倭が大和(やまと)となるのは
東海姬氏国の邪馬台国と狗奴国と猿国の和合を意味するものであると推察するが、
猿国がピンとこなかった。
このことを考えながらペットボトルコーヒーを飲んでいたのだが
ふと見るとなんとそこに『猿田彦』と書かれている。

これで謎が解けた。
猿国=猿田彦祭祀の古代出雲王国ということになろう。
つまり倭が大和(やまと)となるのは
東海姬氏国の邪馬台国と狗奴国と古代出雲王国の和合を意味していると
この「野馬臺詩=耶馬台詩」では暗示していることになろう。

コメント (9)
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霝の御神氣と河川の祭祀

2024-05-16 22:37:49 | 神霊界考察
『弓梓弓と水の女神 断片集12 No182』に記載していることだが
今回の記事の序章として再度転記して記載する。
雨の中でも神霊の氣を宿し静かに降る雨を霝と呼び
雨粒ひとつひとつに神霊の氣が宿る。
この霝という文字は雨のしずくに神霊が宿っていることを
表していてこれより靈(霊)の字が生まれる。
これは巫が御神霊を呼ぶさまである。
そしてこの霝の御魂魄とは一寸法師とも比喩される少彦名神のことである。
この少彦名神はフェーズとしては女性性となる。
雨滴の神力とは法雨の雫であり甘露といわれている。
神霊の氣を宿す雨は酸性雨ではなく、実際に甘くふくよかな香りがする。
この少彦名神の神霊の氣=御魂魄を宿した雨は
地上で水となりまた御神氣は靄(もや)となり立ち込める。
この靄はやがて結集していき
そこに現われる神霊が河川の神サラスヴァティーである。
日本では弁才天と呼ばれ親しまれている。
裸形の女神であるがこの裸形はラ行ということを現している。
ラ行の意味は深いがその基本の「ラ」音は中心音である。
この弁才天は地上での役割のことであるが
この御魂はやがて天へ還る。この様を龗と書く。
龗は地上に降り立った魂魄のうち御魂が天に昇る様であるが
この時に現われた神霊が八大龍王神である。
従って八大龍王神は少彦名神の御魂を宿す神霊であり女性性である。
空海はこの御神霊を善女龍王として祭祀したが
実体は娑竭羅龍王の八歳の娘でありマハーナーガ大龍菩薩ということになる。
それゆえに万物を産む神として龍樹や役の小角は大乗の八大龍王神を
まず第一に祭祀したのである。

当時こういう訳を理解したので熊本西区の井芹川・坪井川合流後の河川流域に住む筆者は
この河川を通じた流域の安寧祈願を執り行い源流探訪などをしてきた。
井芹川は金峰山の御神氣を運びこれが熊本霊ラインの起動とも深く関わっている。
坪井川は加藤清正が相当に手を加えており両河川は熊本城を挟み込むように流れている。
熊本市の一級河川の白川と平行しながら交らないのは加藤清正の考えによる。
坪井川は途中で堀川・上井出川と名前を変えるが
白川と並行して流れ阿蘇ゴルフクラブの近くの白川沿いの瀬田神社の前を流れ
九州電力黒川第三発電所の近くで白川より分水して水を引いている。

  瀬田神社の前の由緒書き

坪井川にはいくつもの源泉が存在する。
その中でも名が知れているものが八景水谷 (はけのみや)水源であり
熊本市の上水道発祥の地として「近代水道百選」に選ばれている。
それ以外に「小清水の池」 坪井川源水点「水口」「万石池(サクラ池)」
「桧垣の水」などが知られる。
そして坪井川の河口ぎりぎりのところにあるのが「いんの川湧水」である。
この「いん」は古い時代には「ゐぬ」の川と呼ばれていた可能性がある。
西区高橋の道君首名公を祀る高橋東神社(天社宮)で坪井川に合流する井芹川は
金峰山山系の東側から北側に回り込むのでさらに数多くの湧水がある。
「くまもと水の迎賓館湧水」「長命水」「延命水」「太郎迫神社境内湧水」
「五丁の妙見さん」などが知られている。

これら流域をざっとではあるが知る地図がある。

  
https://geoshape.ex.nii.ac.jp/river/resource/430037/

流域の安寧祈願を執り行う上ではその源泉と分水嶺を把握することは大切な基本条件となる。

さて最近熊本を賑わせているTSMCの誘致の件であるが
これについては以前『TSMC誘致 獅子身中の虫を腹に宿す No586』を記載している。
斎姬山門五音大神はTSMCの熊本への誘致に霊的に働いたということは
本来は坪井川水系内であると考えてよい。
これはかなり以前にセミコンテクノパーク造成の際に調べたことがあるのだが
ソニー熊本や東京エレクトロンがあるセミコンテクノパークは
菊池川水系の日向川流域内にあるのだが
今回誘致されたTSMCはその南側の県道30号大津植木線に面している。
セミコンテクノパークの東側にあるソニー熊本の標高は136m~137mで
北に隣接して流れる菊池川系日向川は126m程度となっている。
セミコンテクノパークの西にある東京エレクトロンは139mで
もともとの地形的にセミコンテクノパークは西低東高となっている。
TSMC誘致位置は地盤調整前で西側の低いところが140mで東側は150mとなっている。
TSMC誘致位置に一番接近している部分の坪井川系上井出川の標高は100mとなっている。
このあたりは地盤の浸透力が高いので少々の雨なら浸透すると思うが
大雨の場合は以下のように流れると予想される。

 

 西側業者用プレハブ棟側が低い。

今や外圧でしか方針を変えることが出来ない日本国政府であるなら
ある意味外国企業の受け入れも必要なのかもしれない。
ただ筆者は移民には反対の立場である以上、
日本国民の最後の踏ん張りに期待したいと思う。

ちなみに四神相応の地とは以下の図のような地形である。


金峰山系の龍穴からの氣と北側河川の水氣である甘露と
中央構造線の磁場をもって熊本霊ラインは稼働しているといえる。

   中央構造線

  熊本霊ライン

後記:この記事を書き上げたのが2024-05-17の午前4時で
せっかくだから日の出を拝んでから寝ようと思いプライムビデオをONした。
そこでさっきまで見ていたアニメの続きを見て直ぐに驚くべきことを確認した。

筆者は頭に直接響く言葉は基本的に自分の譫妄ということにして
大半は片づけているのだが、
今回久しぶりに少彦名神の霝≒雫を取り上げたので
茶目っ気のあるこの御神霊が反応して現実世界で啓示をしめされたようである。
上記の霝の表現で重要な部分の抜けがあったので
それをご指示に従い追加したい。
『御神霊の氣を宿した甘露の霝は集まりやがて河川となるが
甘露の河川はあまたの生命(いのち)を育む。

観たアニメについては
バーテンダー 1期5話「始まりの一滴」11分14秒~11分33秒
コメント (9)
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