吉田一氣の熊本霊ライン 神霊界の世界とその源流

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八岐大蛇と真言密教 No328

2012-08-17 11:22:05 | 神霊界考察
前回記載した『玄武の謎』
蛇の上の亀の上の象の構図での象が気になり
いろいろと調べてみた。
前回も述べたがラオスの旧国旗の象の図章は
『蛇の上の亀の上の象の構図』から抽出されたものであろう。

 

ところで十年近く前に骨董展で購入した極小の仏像が自宅にあるが
今までバクの上に座っていると思っていたが
象を調べていてこの仏像が象の上に座る普賢菩薩であると閃いた。
本来ならこの象の牙は6牙らしい。



どうも真言密教ではこの普賢菩薩が八岐大蛇を抑えているように思える。
日本では玄武に太古の龍である八岐大蛇が隠されたのであろう。
この玄武は神道では妙見信仰となり仏教では八大龍王神信仰と普賢菩薩信仰とに繋がっている。
熊本の天神山の天社宮と健軍神社が普賢岳に向いていることや
以前より普賢菩薩が気になっていたのも
その根底に太古の龍である八岐大蛇が封印され隠されていたからだとすると納得がいく。

『普賢岳』

一般的には普賢菩薩は一頭の白象の上に乗っているが
『蛇の上の亀の上の象の構図』であれば
三頭ないしは四頭の上に乗る図であることが必要とされる。
密教では普賢延命菩薩が鎌倉時代に創出されている。


では真言密教で普賢菩薩により八岐大蛇が封印された場所は
どこであろうか?

現在いくつかの気になる候補地があるが
今回はその一つである島根の八頭郡の智頭町の豊乗寺を紹介したい。
この八頭郡というのは八上・八東と智頭から八頭と名付けられているが
智頭とはオロチの頭であるし八頭郡と名付けられたのも偶然ではなかろう。
空海の実の弟で十大弟子である真雅による開基となっている。
本尊は阿弥陀如来であるが、
この寺に有名な国宝「絹本著色普賢菩薩像」が有されている。

詳しいことは現地で足で確認しないとなんとも言えないが
行ってみる価値はありそうである。






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蜂の巣は六角形 No327

2012-08-08 14:40:07 | 神霊界考察
蜂は言語的には8をイメージさせるが
実家の庭に出来上がった蜂の巣はみごとに六角形であった。
何かの暗示を感じているが現在のところはっきりしていない。
ちなみにこの蜂の巣は生き残った蜂がこの巣に寄ってきたために
今年88歳になる大正13年生まれの父に止める間もなく
完全に踏みつぶされ幼虫もろともにぺしゃんこになってしまった。
恐るべし88歳パワー。






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玄武の謎 No326

2012-08-08 13:51:04 | 神霊界考察
四神のうち北を司るのは玄武である。



ちなみに
東は青龍
西は白虎
南は朱雀

なんで北だけが玄武という色も聖獣の姿も良く分からないものに
なってしまったのか?

青 白 赤(朱)が解っているとすれば
あと一色は光の三原色なら緑だし
三原色なら黄色か黒ということになる。
五行思想でいう北は黒ということを想定すれば玄は黒色となる。
調べてみると国語辞典では玄は赤や黄色を含む黒色のことだそうだ。
そういえば玄人は確かにクロウトと読む。
玄が色を表わすという事を知らなかった。
赤や黄色を含むというが赤は南に出ているので
黄色を含む黒ということなのだろう。
なるほど五行思想では中央は黄色となっている。

それでは武という聖獣は何だったのだろうか?

ちなみに玄武は一般的には蛇が巻き付く亀と言われている。
しかし龍・虎・鳳凰ときて蛇が巻き付く亀とは違和感でいっぱいだ。
中国で瑞獣といえばすぐに麒麟が思い起こされる。
それ以外に四聖獣で考えてみたら霊亀がいる。
ならば玄武ではなく黒亀でも玄亀でも良かったのか?
亀の甲羅の硬さを盾に結びつけ武としているというが
それは付会としか思えない。

天界を見渡すと北には北極星と北斗七星があるので
亀を北極星とし蛇を北斗七星と見立てたという説もある。

しかしながら玄武の原点を仮にヒンズー教の世界観と照らし合わせてみると
違うものもみえてくる。
ヒンズー教のヴィシュヌ派の創生神話では
宇宙が生まれる前にはヴィシュヌは龍王アナンタの上に横になっており
そのヴィシュヌのへそから、蓮の花が伸びて行き
そこに創造神ブラフマーが生まれ、
ブラフマーの額から破壊神シヴァが生まれたとされている。
その後の天地創造神話では
この龍王アナンタが宇宙を包み込み
この龍王アナンタの上にアクーパーラという世界を支える亀が乗り
その亀の上にローカパーラという象が乗って
その上に世界が乗っている。

  

たぶんこれが玄武の亀蛇の原型図なのだろう。
ならば玄武そのものが一つの世界観となる。

ところがこの話を知らない人たちは
亀蛇を想像して別のものを作り上げてしまった。
それが中国では龍亀ロングイと呼ばれている。
日本では八代妙見の亀蛇である。


しかしながら蛇と亀は別のものであってこそ
意味がありそうだ。
では玄武の亀の上に乗っているはずの象はどこに消えたのだろうか?

良く分からないが象はとりあえずラオスに行き国旗になったとしたい。




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今必要とされる護符 No325

2012-08-04 02:51:24 | 神霊界考察
護符について一言述べさせていただくと
宗教的な護符と
波長の乱れを整える無宗教的な護符がある。
もちろんどちらも信仰というかその効果を信じることは必須であろう。
波長を整える護符とは例えば水晶や翡翠を用いたものだ。
宗教的な護符としては紙に記載された図形象による霊符系護符と
霊的な御魂を宿すように聖別されたものがある。

護符に関しては命を救われたことや
数々の神秘体験をしているが
そのスタートは小学校3年生の時に41度の高熱が出て
意識朦朧となった際に
姉が宮崎の修学旅行で買ってきた樹脂製の小さな埴輪像キーホルダーが
不動の力を発揮して身代わりとなって救ってくれたことだ。
夢の中でその埴輪が出てきたので母に机から取ってきてもらって
それを必死に握っていたらほどなく熱が38度まで引いたのだ。
後年にその埴輪の出自について調べてみたら宮崎ではなく
群馬県太田市飯塚町出土の国宝 「挂甲の武人」であった。

不思議な経験としては
ルーン文字を記載した銀のペンダントトップが
チェーンが切れていないのに外れて落ちた経験がある。
止め具を外してチェーンを通すと元に戻るので
奇跡の証拠とはならなかったが
どんなに考えても種が分からず未だに納得出来ていない。

それから今も大切にしている翡翠の龍の彫り物の
ペンダントの紐が切れる前に
糸くずが足の上に落ちてそのことに気付いたことがある。
再現してみたがちょうど足の上に落ちて気づくのはかなりまれだった。
この時に人生最大のトラブルの渦中に巻き込まれたことを思い出した。



他にブログにも過去記載した『水晶に残された爪痕』なども
少し怖くて不思議な話だ。

ところで今偶然検索していて加藤清正公謹製の鎮宅霊符神鈴の写真を見つけた。
『清正公謹製鎮宅霊符神玄武鈴』

熊本より北方にあたる朝鮮征伐の際に清正公がお守りとした鈴である。
残念なことに本来は妙見神が北の玄武で
鎮宅霊符神は太上老君=老子=寿老人=南極老人で南の朱雀にあたるので
本来は妙見神鈴とすべきであるのだが
この時代にはすでに北辰・北斗を鎮宅霊符神と錯誤している。
しかしなぜ三面大黒天でなく鎮宅霊符神玄武鈴だったのかは疑問が残る。

さてそろそろ本題に入ることとするが
素戔嗚神由来の護符に「腰につける茅の輪」というものがある。
伝承としては牛頭天王と蘇民将来の話として残る。
しかし茅の輪の伝承はこちらの話が後付である。
茅の輪の「チ」は「カガチ」で蛇を意味している。
蛇は「クチナワ=口縄」ともいうが
蛇を縄で模してウロボロスに編みこんだものが茅の輪であるが
この茅の輪を越に付けるとわざわざ腰を記載したのは
茅の輪の本拠地は越の国ということを意味している。
素盞鳴尊伝承でのこの実体は間違いなく越の八岐大蛇ということになる。


「水無月の夏越の祓する人は千歳の命延ぶというなり」(拾遺集)
夏越しの越も同じく越の暗示ですね。



八岐大蛇の封印は古来日本全国で複数の神社で行われ
後世に役小角や弘法大師空海が八大龍王神として丁重に再封印している。
自分は最初そのことを知らずにいた。
しかし福岡の志賀海神社のある志賀島や宗像の鎮国寺で
八大龍王神の役割の封印開封をしたときにあるものの気配を感知している。
また日吉大社の八王子山の金大巌で素盞鳴尊の封印開封を行った際にも
松尾大社の大杉谷の磐座でもあるものの気配を感じている。
これらの神事は少彦名神による熊本霊ラインの再構築の一環で行ったものだ。
今考えるとその気配というものが太古に封印された八岐大蛇であったものと思われる。
この件についてはいつか詳細を記載することもあるかもしれないが
どうも切っ掛けは不用意に近寄った箸墓で箸墓の主に使われたようだ。
問題は三輪山ということになるがここの縄文系龍神は少し違っていた。
弘法大師空海が少彦名神の封印に大黒天の封印を重ね合わせる以前
役小角が蔵王権現にからむ何か特殊な仕掛けをしたのかもしれない。

ともあれ今観察すると八岐大蛇復活の兆しが見える。
それが何をもたらすのかは我々の思い次第という事になろうが
災いを避ける護符を紹介しておきたい。
それは素盞鳴神由来の八岐大蛇を表わす茅の輪型の護符である。
各地の神社で夏越しの祓い時にお守りとして頒布されている。

筆者はさすがにあれを身に着けるのは憚れたので
知り合いの陶芸家に茅の輪型龍神のペンダントを作ってもらった。

 555の再封印『茅の輪龍』 


8月8日記載

※20200828追記
茅の輪についてその後に展開があり そのことについて
『疫病除け祈願での興味深い感応 No547』に記載している。
興味のある方は参考にしていただきたい。                          


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