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吉田一氣の熊本霊ライン 神霊界の世界とその源流

FC2BBSから移動しようと目論んでいます。
http://reyline.web.fc2.com/index.htm

弓梓弓と水の女神 断片集16 神の雫 No187

2010-11-25 18:01:13 | 日記
この弓梓弓と水の女神のブログを続けて読まれると
水の女神とは神の雫であることが分かっていただけると思う。
さて「渇き」と「潤す」という対の言葉には深い意味がある。
人にとって辛い苦しみとなるのが渇きである。
魂が渇いてもがくさまや
灼熱の砂漠で最後の水を飲み終わってからの渇きは
苦しみの極致を見せる。
そしてたった一杯の水を夢見る。
その水は人の渇きを瞬時にして潤し癒す。
我々はその一瞬そこに神を見ることになる。
ここまでの究極でなくても夏の暑い日の
肉体労働の後のビールでさえ喉と体にしみる。
日常にも「神の雫」を感じる瞬間は多いはずである。
水の国の日本に住んでいると
水の有難みは忘れてしまいがちであるが
外国に行くと痛感する。
私はいつも腹を壊して高熱を出し苦しい思いをする。
それでやっと有難みを思い知ることになる。
それも神の試練なのであろう。
「渇き」と「潤す」という対の工程は
太古において水の神霊を
直接感じるプロセスであったことは間違いない。
皮肉なことに飲めない水、
渇きを癒し喉を潤すことが出来ない水が存在する。
それは海の水であり、腐敗水である。
ヨーロッパで多くの命を奪ってきたのがこの腐敗した水である。
近代ではイギリスのブロード・ストリートの井戸の謎を
公衆衛生学の父と呼ばれるスノウが解いた話が有名であるが
コレラは腐敗した水から広まる。
実はペストとコレラは2大有名感染病ともいえるが
ペストが血液を黒化させ悪魔の呪いの黒死病と感じられるのに対して
コレラは激しい嘔吐下痢症なので
病気の知識が無くともすぐに食あたりを想像させる。
これは太古より腐らない水 祟らない水を
神に求め祈っていたことを感じさせる根拠となる。
どれだけの人が祈ったのか、それに神霊は見事に答えてくれて
腐敗しない水を造ることが可能になった。
それが酵母発酵水である。
ビールもワインも紀元前4000年には造られていたことが分かっている。
神の采配とでも言えようが
酵母などの発酵菌はアルコール度数が20度程度で活動が鈍るが
腐敗菌もこの度数では活動が鈍るので腐らない水が完成する。
特にワインは葡萄その物が水を蓄えるのでまさに神の雫である。
ちなみにワイン漫画の『神の雫』とは言いえて妙である。
しかしながら本来「酒の雫」とは蒸留酒のことである。
酒を熱し揮発性の高いアルコールを蒸発させ雫として回収する。
実はこの蒸留する雫のプロセスにこそ少彦名神の大神霊は宿る。
この雫はアルコール度数40度を超え、
燃える水となり怪我の消毒薬ともなる。
そしてこの蒸留して最初の雫は日本ではハナタレと呼ばれている。
ハナタレは初垂れと書くのだが私は小僧=酒の神をイメージする。
しかし酵母発酵を司る腐らない水を与えた古代霊は
やはり大地母神であったのだろう。
ワインに『神の雫』を見たといっても大きな間違いとは言えない。
ウイスキーやブランデーはおおよそ20年で味が固定される。
ところがワインはタンニンの魔力のおかげで
さらに熟成までに年月が掛るものも存在する。
タンニンは抗菌作用が強くこのおかげで酸化が防げるのだが
生薬としての効能も高い。
この妙理はぶどう酒における『神の雫』の名を汚さない。


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弓梓弓と水の女神 断片集15 金刀比羅宮 No186

2010-11-24 13:29:23 | 日記
讃岐といえば溜池が多いことで知られる。
瀬戸内気候で雨が少ない上に川が無いので
満濃池を初めたくさんの溜池が作られている。
古来から水に飢えた渇水の土地だったといえる。
金比羅さんは金刀比羅から派生して
琴平とも書くが金氣が抜けて
水を求めて琴平となったように思える。
雨を呼ぶ梓弓もまた琴のひとつである
具体的には讃岐は物部氏の影響下にあった時代があるのだが
物部氏に物部弓梓連公という名の人物がいる。
弓梓連公の後裔は榎井臣である。
http://mononobe.nobody.jp/kujihonki/tenson/mononobe.html
「弓梓弓と水の女神 断片集14 番外編」で示したが
梓弓をかき鳴らした時に現われる神霊は水の女神である。
琴平宮の地図を見ていただければ分かるが
この山門前にちゃんと榎井という地名がある。
この地名の榎井は江戸時代には天領地となっている。
太古に琴平山象頭山では雨乞いが為されていたわけで
水の女神が最初に祭られていたのは間違いない。
水の女神といっても海の女神でもある。
海の女神トヨタマヒメは和邇ワニだという伝承がある。
仏教信仰が盛んになるとこの水の女神も
クンピーラとされてしまう。
クンピーラはガンジス川に泳ぐワニのことだ。
仏教では薬師如来の十二神将の筆頭で宮比羅大将とされる。
水の女神の根源神である少彦名神は薬師とされるので
なかなかいい線いっている習合だといえる。
この宮比羅大将は水運海運の神だとも言われており
現在船乗りの信仰が厚い。
そういうわけで水の女神は仏教信仰の興隆により
宮比羅大将=金毘羅(金光明経)となってしまう。

現在この金比羅宮の祭神は大物主神となっている。
これは先の物部氏祭祀から三輪山を想定して
明治の廃仏毀釈でそのように変わった経緯がある。

この金比羅信仰は天狗界の関与もあってか少し複雑だが
睦魂神社に強く水の女神の少彦名神の神氣が残っている。
一応祭神は少彦名神、大国魂神、大国主神である。
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弓梓弓と水の女神 断片集14 アズサとは No185

2010-11-22 12:53:07 | 日記
梓弓とは梓アズサの木で作る巫用の弓のことだ。
ではなぜ梓の木で作っているのだろうか?
梓のどこにそんな霊力があるのだろうか?
調べてみると和名がアズサという植物は無いそうだ。
google検索では、白井光太郎博士という人が
アズサ(梓)をカバノキ科の植物で落葉高木の
ミズメ(水目)、ヨグソミネバリ(夜糞峰榛)であることを
確認したことが功績であるとの文章を見つけた。
そこには以下のように書かれていた。
「また学者によってはキササゲをアズサとなしているのは
その妄断じつに笑うべしであるが、
さらに驚くのはかの有名な『大言海』に
アズサをキササゲあるいはアカメガシワとなして
依然として旧説を掲げ、既に明らかになっているアズサの本物に
いっこう触れていないことである。」

なるほどどうも植物学者は梓アズサを夜糞峰榛と考えているようだ。
しかし霊的な見地から見ればキササゲが正しいのだろうと推論出来る。
まずササゲは少彦名神を暗示している。
http://reyline.web.fc2.com/sukuna/sukuna.htm
そしてこのキササゲは生薬であり梓実(しじつ)と呼ばれるそうだ。
そしてこの木は水のある河川や湿地帯に育つそうで
水とは切り離せない木でもある。
また高木になり水気を好むために
避雷針がわりに利用され雷除けの木といわれて、
神社、仏閣、屋敷内などによく植えられているそうだ。
少彦名神は薬神とみなされているので
生薬となる木が神籬となる。

梓弓を鳴らすときに感応する神霊とは
古来より少彦名神系の水の女神であるといってよかろう。
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弓梓弓と水の女神 断片集13 No184

2010-11-21 12:11:39 | 日記
断片集12で根源神である少彦名神の神霊は
水の女神である伊邪那美 弁才天 龗神 八大龍王神
罔象女神 瀬織津姫 豊玉姫 宗像三女神 神功皇后に
投影されていると記載したが、そのあとで弟橘姫が浮かんてきた。
弟橘姫は日本武尊の遠征中に海が荒れて今にも船が沈もうとした際に
我が身を人柱として龍神の怒りを静めた経緯がある。
調べてみると弟橘姫は穂積氏系らしい。
ただ弟橘姫を乙姫の橘と考えると橘は田道間守命が持ち込んだ
非時香菓を田道間守命にちなんで橘と言ったことから
※タチバナは田道間花が転じたものという説に従って
田道間守命系の姫とも考えられる。
神功皇后の祖父が田道間守命だとすると
弟橘姫は神功皇后と同体の可能性も出てくる。
そうすると三段論法ではないが日本武尊は武内宿禰という推論も成り立つ。

ブログ記載の手を停めて
まじめに日本武尊と武内宿禰の関係について考えてみた。
筆者の母方の祖母は旧姓が日本尊ヤマトギという珍しい姓で
日本武尊から付けられただろうと判断しているが
自分としては日本武尊は架空の存在だと考えている。
仮想の仲哀天皇を作り出すためには悲劇の主人公の日本武尊が
必要とされたのだろうと考えている。
ただ日本武尊の行動の全てが作り話というわけでなく
武内宿禰の行動が投影されている可能性も十分に考えられる。
武内宿禰を天皇の系譜に当てはめる際に
武内宿禰と成務天皇の生年月日が同じことや
しかもその子が応神(誉田天皇)の子と同じ日に生まれたとあるが、
武内宿禰の出自を隠しつつも微かに真実を見せている。
従って成務天皇が武内宿禰と同体であると考えていた。
しかし景行天皇の遠征に始まり
その後の神后皇后の征伐と日本武尊の征服が
武内宿禰の偉業を隠すために創られたということは十分に考えられる。
だとすると日本武尊にも武内宿禰の行動が投影されている話に
現実味が出てくる。
調べてみるとgoogle検索でも同様意見が掲載されていた。
http://www.geocities.jp/shoki_otoku/

神功皇后を産み出した橘の名誉は
皮肉なことに藤原不比等による覇権の確立を応援した
県犬養三千代に与えられ橘三千代となっている。

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弓梓弓と水の女神 断片集12 漢字表記版 No183

2010-11-20 14:47:29 | 日記
水の女神の最終考察

水の女神としての神霊の流れを最終的に記しておきたい。
雨の中でも特に神霊の氣を宿し
静かに降る雨を霝といい  (※最下に文字を記載しているので参照の事 PCでは霝)
雨粒ひとつひとつに神霊の氣が宿る。
この霝という文字は雨のしずくに神霊が宿っていることを
表していてこれより靈(霊)の字が生まれる。(※霝の字の下に巫)
これは巫が神霊を呼ぶさまである。
そしてこの霝の御魂魄とは少彦名神のことである。
この少彦名神はフェーズとしては女性性となる。
雨滴の神力とは法雨の雫であり甘露といわれている。
神霊の氣を宿す雨は酸性雨ではなく、実際に甘くふくよかな香りがする。
この少彦名神の神霊の氣=御魂魄を宿した雨は
地上で水となりまた神霊は靄(もや)となり立ち込める。
この靄はやがて結集していき
そこに現われる神霊がサラスヴァティーである。
日本では弁才天と呼ばれ親しまれている。
裸形の女神であるがこの裸形はラ行ということを現している。
ラ行の意味は深いがその基本の「ラ」音は中心音である。
この弁才天は地上での役割のことであるが
この御魂はやがて天へ還る。
この様を龗と書く。  (※霝の字の下に龍 最下に文字記載)
この字を宿した神に水の神と呼ばれる龗神(おかみ神)がいる。
記紀では伊邪那岐神が伊邪那美との間に産まれた迦具土神を
斬り殺した際に龗神(おかみ神)は生まれたとしている。
これは生まれた際に火の神の中に混じる水と土の氣を切って
純粋な火のエレメントにしたことを表している。
伊邪那美は水と土のエレメントを持つので生まれた子供には
迦具土神というように水を含む土が残っていたが
水と土のエレメントが斬られて迦具土神は火産霊となったという事である。
従って伊邪那美も少彦名神の神霊の氣を宿す水の女神ということになる。
龗は地上に降り立った魂魄のうち御魂が天に昇る様であるが
この時に現われた神霊が八大龍王神である。
従って八大龍王神は少彦名神の御魂を宿す神霊であり女性性である。
それゆえに万物を産む神として龍樹や役の小角は八大龍王神を
まず第一に祭祀したのである。
龗神(おかみ神)は刀に滴る血から産まれたとされるが
この水気を持つ血と土=地は伊邪那美から派生するエレメントなので
同じ発音のチと呼ばれる。
血は赤色であるのでこれ以降女性性は赤で表されるようになった。
神社の鳥居で朱塗り場合は女性性を祭ることを意味する。
辰砂の丹生は赤なので丹生氏は龗神(おかみ神)を祭祀したようである。

霝の少彦名神の魂魄のうち御魄(ハク)はまず罔象女神で表わされる。
伊邪那美命が亡くなる時にその尿から生まれた神と云われるが
ようは水が下方向に流れ出すイメージであろう。
今では諺の意味は違ったものになっているが
孔子は曰く「水と臣民は方円の器に従う (略解)」と言い
老子は「上善は水のごとし、水はよく万物を利して争わず、
衆人の恵む所に処る」と言っている。
この水の柔軟性は女性性の重要な要素といえる。
そして方円の器に従い集まった水は
溜りからあふれると川となり蛇の要素を表わす。
カカ飲む蛇は「三尺流れて水清し」の浄化作用を現し
ここに瀬を早む瀬織津姫の祓いの力を観る。

さて少彦名神の御魄であるが水の流れとなり海に注ぎ
海の龍宮に帰ることになる。
では天に昇った少彦名神の御魂であるがこれは天の龍宮に帰る。
この陰陽はあるときに和合し繋がるのであるが
それが我々には神霊界の虹として映るのである。

根源神である少彦名神の神霊は
水の女神である伊邪那美 弁才天 龗神 八大龍王神
罔象女神 瀬織津姫 豊玉姫 宗像三女神 神功皇后に投影されている。
特に龍宮の豊玉姫については
例えば青木繁が「わだつみのいろこの宮」を描いているが
よく観ると足元から泡が登っているように海中である。
海の中の水壷を通しての豊玉姫と山幸彦の出会いが幻想的に描かれている。
これは水壷で象徴される少彦名神が
水のエレメントの豊玉姫と火のエレメントの山幸彦=彦火火出見尊を
再び結びつけて神代から人の世の基とした話である。
エデンでアダムとイブを結びつけ人類の基にした蛇に繋がる。
西洋で忌み嫌われる竜(蛇)が日本では八大龍王神であり
水の女神として崇敬されるのには、
神の経綸という壮大な仕組みが日本にあるためである。




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弓梓弓と水の女神 断片集12 No182

2010-11-17 00:21:26 | 日記
水の女神の最終考察

水の女神としての神霊の流れを最終的に記しておきたい。
雨の中でも特に神霊の氣を宿し
静かに降る雨を■といい  (※最下に文字を記載しているので参照の事 PCでは霝)
雨粒ひとつひとつに神霊の氣が宿る。
この■という文字は雨のしずくに神霊が宿っていることを
表していてこれより靈(霊)の字が生まれる。(※■の字の下に巫)
これは巫が神霊を呼ぶさまである。
そしてこの■の御魂魄とは少彦名神のことである。
この少彦名神はフェーズとしては女性性となる。
雨滴の神力とは法雨の雫であり甘露といわれている。
神霊の氣を宿す雨は酸性雨ではなく、実際に甘くふくよかな香りがする。
この少彦名神の神霊の氣=御魂魄を宿した雨は
地上で水となりまた神霊は靄(もや)となり立ち込める。
この靄はやがて結集していき
そこに現われる神霊がサラスヴァティーである。
日本では弁才天と呼ばれ親しまれている。
裸形の女神であるがこの裸形はラ行ということを現している。
ラ行の意味は深いがその基本の「ラ」音は中心音である。
この弁才天は地上での役割のことであるが
この御魂はやがて天へ還る。
この様を◆と書く。  (※■の字の下に龍 最下に文字記載)
この字を宿した神に水の神と呼ばれる◆神(おかみ神)がいる。
記紀では伊邪那岐神が伊邪那美との間に産まれた迦具土神を
斬り殺した際に◆神(おかみ神)は生まれたとしている。
これは生まれた際に火の神の中に混じる水と土の氣を切って
純粋な火のエレメントにしたことを表している。
伊邪那美は水と土のエレメントを持つので生まれた子供には
迦具土神というように水を含む土が残っていたが
水と土のエレメントが斬られて迦具土神は火産霊となったという事である。
従って伊邪那美も少彦名神の神霊の氣を宿す水の女神ということになる。
◆は地上に降り立った魂魄のうち御魂が天に昇る様であるが
この時に現われた神霊が八大龍王神である。
従って八大龍王神は少彦名神の御魂を宿す神霊であり女性性である。
それゆえに万物を産む神として龍樹や役の小角は八大龍王神を
まず第一に祭祀したのである。
◆神(おかみ神)は刀に滴る血から産まれたとされるが
この水気を持つ血と土=地は伊邪那美から派生するエレメントなので
同じ発音のチと呼ばれる。
血は赤色であるのでこれ以降女性性は赤で表されるようになった。
神社の鳥居で朱塗り場合は女性性を祭ることを意味する。
辰砂の丹生は赤なので丹生氏は◆神(おかみ神)を祭祀したようである。

■の少彦名神の魂魄のうち御魄(ハク)はまず罔象女神で表わされる。
伊邪那美命が亡くなる時にその尿から生まれた神と云われるが
ようは水が下方向に流れ出すイメージであろう。
今では諺の意味は違ったものになっているが
孔子は曰く「水と臣民は方円の器に従う (略解)」と言い
老子は「上善は水のごとし、水はよく万物を利して争わず、
衆人の恵む所に処る」と言っている。
この水の柔軟性は女性性の重要な要素といえる。
そして方円の器に従い集まった水は
溜りからあふれると川となり蛇の要素を表わす。
カカ飲む蛇は「三尺流れて水清し」の浄化作用を現し
ここに瀬を早む瀬織津姫の祓いの力を観る。

さて少彦名神の御魄であるが水の流れとなり海に注ぎ
海の龍宮に帰ることになる。
では天に昇った少彦名神の御魂であるがこれは天の龍宮に帰る。
この陰陽はあるときに和合し繋がるのであるが
それが我々には神霊界の虹として映るのである。

根源神である少彦名神の神霊は
水の女神である伊邪那美 弁才天 ◆神 八大龍王神
罔象女神 瀬織津姫 豊玉姫 宗像三女神 神功皇后に投影されている。
特に龍宮の豊玉姫については
例えば青木繁が「わだつみのいろこの宮」を描いているが
よく観ると足元から泡が登っているように海中である。
海の中の水壷を通しての豊玉姫と山幸彦の出会いが幻想的に描かれている。
これは水壷で象徴される少彦名神が
水のエレメントの豊玉姫と火のエレメントの山幸彦=彦火火出見尊を
再び結びつけて神代から人の世の基とした話である。
エデンでアダムとイブを結びつけ人類の基にした蛇に繋がる。
西洋で忌み嫌われる竜(蛇)が日本では八大龍王神であり
水の女神として崇敬されるのには、
神の経綸という壮大な仕組みが日本にあるためである。




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弓梓弓と水の女神 断片集11 番外編 No181

2010-11-04 23:59:23 | 日記
今回の水の女神を訪ねるツアーは全然進展がなくて
非常に残念な気持ちもあるのですが、
添付写真のカエルに勇気づけられました。
水の女神ならぬ水の雌ガエルなのかもしれないと
一人納得しています。
このカエルは天然素材だけで作られる矢部の八朔祭りの
出し物だそうです。かなり良く出来ています。
下のHP見ると元は緑色のアマガエル。
カエルの体色変化まで考えて作ったとすれば金賞ですね。

矢部の八朔祭り 是非覗いてください

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弓梓弓と水の女神 断片集10 番外編 No180

2010-11-04 14:23:21 | 日記
番外編の備忘録9で熊本の地下水の恵みを受ける水神様は
八大龍王神と報告したが
実際のところ罔象女神 瀬織津姫はほとんどこの地域で
祭祀されていないように思える。
罔象女神については白川吉見神社に祭祀されているが
後世によるもののようだし、
瀬織津姫を過去に祀るといわれるものも実際のところ後世によるものしか知らない。
未参拝ではあるが天草には二座ほどあるという。
失われた時代の検証に必要なのは少なくとも9世紀以前から祭祀されていると
思われる神域である必要があろう。
ネット検索によると消された瀬織津姫という瀬織津姫の神名が隠されたのは
明治初期ではないかと思われることが多い。
でも話によると瀬織津姫は記紀の時代に神名が隠されたという。
そして数多くの神社で瀬織津姫が封印されているということだが
残念ながらこの熊本の地では真実を見分けることが難しいようだ。
筆者はホームページにおいて祭神及び神名乗っ取り研究会を置いているが
瀬織津姫が乗っ取っとられたのかあるいは
瀬織津姫が乗っ取ったのか判断できないでいる。
ある年代で祓戸の神はもてはやされ今の天満宮や菅原神社のように
祭神が入れ替わった時期があるのは間違いないようだ。
名前の響きがいいし饒速日命とも繋がるし、
その水の女神の神霊背景を垣間見たいのだがなかなかその機会は訪れない。

さて縄文のエネルギーであるが
こうではなかったのかというような杉と昨日対面した。
縄文遺跡の多い高森のらくだ山麓にある高森殿とよばれている杉だ。
樹齢はネット検索では千年となっていたが実際は800年程度と感じられる。
凄まじいまでの生命力にあふれている杉であった。

参考写真





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弓梓弓と水の女神 断片集⑨ 番外編 No179

2010-11-03 22:29:29 | 日記
水の女神の接点を求めていくつかの湧水地を回ってきた。
西原村の塩井社の湧水・袴野妙見社の湧水・揺ヶ池 吉無田水源
通潤橋 笹原円形分水 弊立神宮の湧水 白川水源 手野の湧水 等だ。
写真は江戸時代まで水で困りはてた農村側に、
神霊の導きで水を引けたと感じている矢部の通潤橋(水道橋)にある
阿蘇神社摂社の小一領神社で撮影した円形彩雲だ。
この神社には過去の農民の水への想いがこもっている。
残念ながらカメラには残映しか撮れなかったがかなりの輝きと思えた。
熊本市東部のこの一帯は全て八大龍王神の神氣に満ちていて
水の女神の記事の直接的な助けとはならなかった。
ただこのツアーで熊本市の水道水が100%湧き水で
まかなわれている奇跡の理由が分かった気がした。
人口70万人の大都市の水道水が全て地下水というのは
世界中で熊本市だけともいわれる。
この地下水域は調べてみると熊本市だけでなく周域約95万人の
住民全ての生活用水が地下水によりまかなわれているそうだ。
この地下水の水源となるのは阿蘇カルデラだが
その中央に聳えたつのが中岳の火口である。
そういう訳で火と水の洗礼を受ける民としての自覚を
もっともたなければならないと痛感した。
そしてこの豊富な水の源泉となるのは
阿蘇火口に降り立ったという八大龍王の神力である。

日本地下水学界より




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