酉の年 No450

謹賀新年


熊本の申年は自然災害に苦しめられた。
大震災が起こり追い打ちを掛けるように
阿蘇山が噴火した。
阿蘇の実家は壊滅状態で手の打ちようがない。
自宅を含めて修復では出費が手痛い。
さすがに耐えかねて御神霊に打ち出の小槌を
振ってもらいなんとかとんとんにしていただいた。

応援してくださった皆様方に対しても
感謝に堪えない気持ちでいる。

ところで申年の申の意味は
稲光であり神の初文となる。
金文では申を神の意に用いている。

被害を受けた自分としては、
今回の熊本の自然災害を
神のイナズマと素直に捉えている。
天罰というより警告であろう。
亡くなられた方のご冥福を祈りたい。

さて2017年は酉年である。
字意は酒器の形で金文では酒の字に用いられる。

酒の神様といえば
言わずと知れた少彦名神となる。
酉神といえばもともとは酒神であったのに
いつのころからか白鳥の日本武尊になってしまった。
これは十二支に動物が当てはめられた影響がある。
堺市鳳北町の大鳥大社
大阪府羽曳野市の白鳥神社などだ。
大鳥大社では大鳥連祖神も祭られているが
烏取部の祖神を少彦名神とするという説もある。


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