行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

オオシオカラトンボの産卵

2022-08-14 20:00:41 | 昆虫
7月初旬、
小さな池にオオシオカラトンボが産卵していました。


オオシオカラトンボ♂、
シオカラトンボに似ますが、より青みが強く、
腹部は太目で、複眼はシオカラトンボが青色であるのに対して濃褐色です。


そのオオシオカラトンボのオス、
池の中や近くに縄張りをつくり、
メスがやって来るのを待つ姿がよく見られます。


オオシオカラトンボのメス。
オスに比べて全体的に黒っぽく、腹部が黄色です。
繁みの中に隠れるようにとまっている姿をよく見ます。


そんなメスが産卵をしに小さな水辺に現れました。


池に現れたメスを縄張りで待っていたオスが襲いかかり、
あっという間に交尾の体勢になりました。


交尾後すぐに産卵活動。
オオシオカラトンボの産卵は飛水産卵(ひすいさんらん)と呼ばれ、
尻尾を垂直に水に落とし、水を前に飛ばすようにして産卵します。


オオシオカラトンボの産卵のもう一つの特徴、
産卵するメスを警護するように交尾をしたオスが近くを寄り添います。
これはメスが他のオスに襲われ、交尾してしまうのを防ぐため、
自分の子孫を残すための本能のようです。
コメント
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