よっちゃんのおててつないで

よっくんとカブの夫婦ウオーキングブログです。
2018年12月長崎出島~東京日本橋完歩。

JR九州ウオーキング「軍師官兵衛の足跡」博多駅~福岡市博物館

2014-09-08 06:58:03 | JR九州ウオーキング

夏の間、休んでいた「JR九州ウオーキング秋編」が今日から始まりました。

8時半から受付ですが、8時過ぎには、約400人ぐらいの行列ができていました。

秋編の目玉は、大河ドラマ「軍師 官兵衛」にちなみ、官兵衛のゆかりのコースが11もあります。スタンプの数でステッカーや缶バッチがもらえます。

    

受付のあとウオーキング開始。久しぶりのウオーキングですので気分がわくわくしています。

コースは、大博通りを通り櫛田神社の鳥居の所から左折します。よくテレビで缶詰バーなどが紹介されていますが、ここ博多でも缶詰バーがありました。

       

「博多町家館」は、明治中期に建てられた博多の町家を移転移築しました。

博多町家館の迎え側は、「櫛田神社」です。7月の山笠には、この神社の「清道」を廻っていきます。行ったときには、ちょうど祝詞の最中でした。

  

 櫛田神社から明治通りに入ってきます。このあたりは、九州一の繁華街「中州」です。博多川の袂に博多リバレンがあります。リバレンの博多川の方に小さな天満宮があります。

ここは、菅原道真が太宰府に左遷されて、博多に到着したときに鏡で姿を映した場所と伝えられ、その時の鏡を神体としたことから「鏡天満宮」という社名になったそうです。

鏡天満宮の前には、「渡唐口跡」があり、ここから遣唐使などが大陸に渡っていきました。

    

中州の橋を渡ると「福岡部」に入ります。この橋が博多部と福岡部の境界。昔は、博多部が商人の町、福岡部が城下町と分かれていました。博多山笠は博多部の祭りで、山笠期間中一回だけ「集団山見せ」として福岡部にやってきます。

橋を渡ったところに「水鏡天満宮」があります。菅原道真は京より大宰府に左遷される道中で博多に上陸した際、今泉にある四十川(現在の薬院新川)の水面に自分の姿を映し、水面に映る自身のやつれた姿をみて嘆き悲しんだとされ、これにちなんで今泉(中央区今泉)に社殿が建造され「水鏡天神(すいきょうのてんじん)」「容見天神(すがたみのてんじん)」と呼ばれた。

江戸時代初期の慶長17年(1612年)福岡藩初代藩主黒田長政によって「水鏡天満宮」として福岡城の鬼門にあたる現在の地に移転された。ちなみに、「天神」とは菅原道真のことをさし、

福岡市中央区の「天神」の地名は、この天満宮の移転に由来します。尚、水鏡天満宮の鳥居の文字は、福岡市出身の総理大臣広田弘毅の書だそうです。

    

天神にやってきました。普通の日は、通勤でこの駅から降り地下街を通りますので久しぶりに地上の天神を見ました。

証券ビルの所には、黒田八虎の一人「母里太兵衛」の屋敷跡があります。母里太兵衛は、福岡県民謡「黒田節」のモデルです。

昔は、この一帯は、福岡藩の大名の屋敷がありました。町の名もこの先の信号から「大名」になります。

   

大名のJT跡には、飯田覚兵衛の屋敷跡があります。飯田覚兵衛は、熊本藩士で加藤清正公没後、福岡藩に迎えられました。屋敷には、熊本から持ってきたという大きな銀杏の木があります。

この銀杏、病気になってしまったのでしょう。今、再生治療が行われています。その効果でしょうか、銀杏の実もつけています。

  

大名、赤坂を過ぎると福岡城跡(舞鶴公園)へ入ります。昔の西鉄ライオンズの本拠地「平和台球場」は、現在「鴻臚館」として整備されています。入口には平和台球場のレプリカがあります。

公園内には、「官兵衛ドラマ館」がありました。ドラマ館の前には、官兵衛や長政公に扮した方々が出迎えてくれます。

  

1600年(慶長5年)、黒田長政は関ヶ原の戦いで戦功を上げ、徳川家康より52万3千石を与えられ、豊前国中津(大分県中津市)から筑前国(福岡)に移り、福岡藩初代藩主になりました。
 長政は初め、名島城(福岡市東区)に入りますが、狭く、城下町も作れないため、福崎(旧那珂郡警固村・現舞鶴公園)に1601年(慶長6年)から7年の歳月をかけて、総面積80万㎡(24万坪)、

東西1km、南北700mの全国でも有数の規模の平山型の城を築城しました。

  

春には桜の名所として多くの観光客や市民が訪れます。名島門は、名島城から移設してきました。名島門を抜けると福岡市民憩いの場「大濠公園」に入ります。福岡城の外堀になります。

ここでは、11月の福岡市民マラソンに向け多くのランナーが練習しています。また、高校女子駅伝の強豪筑紫女学園のランナーの練習場所でもあります。1周は約2kmです。

8月の初めには、西日本花火大会が開催されました。

  

大濠公園を抜けると「西公園」に向かいます。ここも福岡の桜の名所です。この公園には、官兵衛と長政を祀った「光雲(てるも)神社」があります。

光雲神社は、官兵衛と長政の戒名の一字をとって名づけられました。

   

 

光雲神社から福教大付属小、中学校を通ると「唐人町」に入ります。ここは、福岡藩の下級武士が住んでいました。幕末の勤王志士「平野国臣」もこの地にありました。

平野國臣の有名な句は「わが胸の燃ゆる思いに比ぶれば 煙は薄し 桜島山

また、この地は、寺院が8つもあり、福岡藩が北側の海からの都市防衛の要塞として建立しました。唐人町商店街には、旧唐津街道が通っていました。

唐人町を海側に歩くと福岡ソフトバンクホークスの本拠地「福岡ヤフオクドーム」があります。この近くには、ソフトバンクホークスのキャラクター「ハリーホークス」のマンホールがあります。

    

ヤフオクドーム周辺は、「よかトピア通り」と呼ばれており、1980年代から百道(ももち)浜、地行(じぎょう)浜の臨海一帯が埋め立てられ、1989年に「アジア太平洋博物会(通称よかとぴあ)」の会場になりました。

現在では、領事館、テレビ局、博物館、オフィースビルなどが建てられ福岡のビジネスセンターとしての役割を果たしています。

「福岡市博物館」は、この一角にあります。博物館は、今、「軍師官兵衛展」が開かれています。今日は、JRウオーキングのシールを見せると入場料が1000円です。(通常1500円)

   

展示場には、母里太兵衛が福島正則からもらった「日の本一の槍」や官兵衛が信長の愛刀「圧し切(へしきり)長谷部」などが展示されていました。

  

久しぶりのウオーキングでゆっくり歩きましたが、やはり光雲神社の坂が応えたのか、疲れました。

今週末は、福井へ遠征します。二日間で60km・・・・・・・歩けるかな