よっちゃんのおててつないで

よっくんとカブの夫婦ウオーキングブログです。
2018年12月長崎出島~東京日本橋完歩。

平野神社(福岡市中央区地行)

2010-03-13 19:15:29 | その他

 

福岡城跡から唐津街道を西に約1kmぐらい行くと鳥飼八幡宮の手前に
小さな神社があります。
平野神社」です。

幕末の勤皇志士の「平野國臣」を祀っています。
「平野國臣」といってもご存知の方は少ないかと思いますが、
彼の詠んだ歌
我が胸の 燃ゆるおもいにくらぶれば 煙は薄し 桜島山
この歌は、聞いたことがあると思います。


平野は、福岡藩脱藩後、薩摩の西郷隆盛と知り合いになり、特に西郷と月照の
錦江湾心中事件では、西郷を海の中から助け出します。
ですが、薩摩の藩主が斎彬から久光に代わり、久光が浪人排除の政策を
とった為、薩摩には入国できませんでした。
その時詠んだ歌がこの歌です。
今、大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬に脚光が浴びていますが、
平野國臣も龍馬と同じ時期に福岡藩を脱藩し、尊皇攘夷のため、東奔西走
しています。
調べてみると龍馬と平野は実際会ったことはありませんが、いつもニアミス
でした。下関の豪商「白石家」には、龍馬も平野も滞在しています。
平野は、福岡藩に薩摩との同盟を働きかけますが「筑薩同盟」、不調に終わり、
そのあと龍馬が薩摩と長州を結びつけ維新に繋がります。
若し、このとき福岡藩と薩摩藩の同盟がなされていれば、また、違った歴史に
なっていたのではないでしょうか?

平野は、生野事件の後、幕府に捕らえられ処刑されました。