MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

浮世絵展見学~広重の人物東海道

2024年03月21日 | アート・文化

藤澤浮世絵館の新しい展示「広重の人物東海道に見る季節・藤沢に雪がふる」が始まり、東海道の代表的な名所が描かれた浮世絵を観てきました。

今回は、「東海道五十三次コーナー」・「藤沢宿コーナー」・「江の島コーナー」・「企画展示コーナー」の4コーナーで、73点の秀作が展示されていました。

東海道五十三次コーナーでは、「東海道を旅する人々」をテーマに、歌川広重が描いたシリーズ作品の五十三次 池鯉鮒から大磯、金谷、戸塚、平塚など藤枝までの大名行列や物見遊山の様々な旅人の情景を描いた23点の作品が展示されていました。

景勝地の大磯鴫立沢を背景に駕籠に乗せられた女性を描いた作品

輦台に乗せて大井川を渡る姿を描いた作品

高麗山を背景に平塚宿の街道を歩む女性旅人を描いた作品

藤沢宿コーナーでは、「旅の憩いの場 茶屋・宿場の人々」をテーマに、五十三次 神奈川から大津までの宿場町の茶屋や宿場客の奪い合いの様子を描いた作品が15点が展示されていました。

江の島コーナーでは、「江の島詣 浮世絵師たちが描く春」をテーマに、広重や国貞などの絵師が描かれた大判錦絵三枚続の9点の見応えある大作が展示されていました。

江の島や富士山、大山を背景に、七里ヶ浜を歩く旅人を描いた作品

江ノ島海岸の砂浜を歩く旅人の様子を描いた作品

蛤を拾い集める女人の後ろに蛤が気を吐き蜃気楼を浮かび上がらせて驚く様子の様子を描いた作品

荒立つ波打ちの様子を見ながら浜辺で楽しむ様子を描いた作品

江の島海岸で潮千狩りの様子を描いた作品

企画展示コーナーでは、「広重が描く季節 藤沢に雪が降る」をテーマに、五十三次 藤沢、興津、日本橋など東海道の様子を描いた26点の作品が展示されていました。

東海道田子の浦の塩田の様子を描いた作品

日本橋袂付近の船着き場の様子を描いた作品

広重の浮世絵に人物の東海道の様子を描いた作品から、当時の東海道の旅人や季節の移り変わりの様子に写真や現代画とは異なる趣ある作品に感動していました。

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