アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

りんりんロードの児童画

2005年03月28日 | みどりのアート
土浦から岩瀬まで約40kmの私鉄が廃線となり、その跡地がりんりんロードの名称で自転車道路になりました。その始点から約200mのコンクリート擁壁に、サイズ1m×1.5m位の約50枚の児童画が飾られています。コンクールの入賞作だろうか、見ごたえのある絵が通行人の目を楽しませています。出来栄えのあまりの素晴らしさに、大人が児童画に見せかけて描いたのではと疑いたくなるほどです。
無味乾燥なコンクリート壁を絵で飾り、通りの付加価値を高めたアイデアは市行政の快挙と言えます。ただ一つ残念なのは作者の名前・年齢・制作年が無い事です。これらのデータは作者の誇りとなり、自信となり、郷土愛を強めるのです。作者自身ばかりでなく、配偶者、子供、孫、はては友人の郷土愛をも育みます。大きくなって外に転出した作者でも、帰郷の際は必ず自分の絵の前に立ち、幼い日を懐かしむでしょう。配偶者や子供達に絵を見せようとするでしょう。これが作者や縁の人たちに、土浦に対する愛着を植え付けます。地域振興の基本は、地域を愛する住民を増やすことでなければなりません。地域を愛する人は決して地域を見捨てません。今からでも絵に名前・年齢・制作年をつけましょう。優遇策で誘致した企業は、もっと有利な条件に誘われて、簡単に出て行ってしまいますよ。
一つの気掛かりは、家族を描いた絵がほとんど無い事です。

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