鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

セレッソ・田代、次につながる1勝だと思う

2015年07月27日 | Weblog
田代2戦連発!C大阪が磐田との2位3位対決制す
15/7/26 20:13



[7.26 J2第26節 磐田0-1C大阪 ヤマハ]

 2位ジュビロ磐田と3位セレッソ大阪の直接対決は、アウェーのC大阪がFW田代有三の2戦連発弾で1-0で競り勝ち、2連勝を飾った。磐田は今季2度目となる2連敗。首位・大宮との勝ち点差が「14」に開いた一方、C大阪には勝ち点3差まで詰め寄られた。

 C大阪は前半7分、カウンターからMFパブロのスルーパスをPA内左で受けた田代が鋭い切り返しから左足を振り抜き、角度のない位置からゴール右隅へ流し込んだ。同9分にはパブロの右足ミドルが右ポストを直撃。いい入りを見せたが、その後は磐田の反撃に耐える時間が続いた。

 再三、両サイドからのクロスをFWジェイに合わせる磐田。190cmの長身FWが空中戦で強さを発揮し、前半34分にはDF駒野友一の左クロスに飛び込んだが、ヘディングシュートはクロスバーを越えた。

 後半に入ると、磐田がさらに攻勢に出る。後半18分、MF太田吉彰の右クロスにジェイが頭で合わせるが、GKの正面。同32分にも左クロスからジェイがヘディングで叩き付けたが、GK丹野研太の好セーブに阻まれた。

 どうしても1点が遠い磐田。後半アディショナルタイムのCKのチャンスにはGKカミンスキーも相手ゴール前に上がったが、得点には結びつかず、最後までゴールネットを揺らすことができなかった。

 決勝点となった田代は試合後のインタビューで「押し込まれる時間が長かったけど、最後まで耐えて完封できて、次につながる1勝だと思う」と胸を張り、「まだ3位だし、(勝ち点差は)ちょっと縮まったけど、次の試合が大事になる。切り替えて次に臨みたい」と、すぐに視線を前に向けていた。

C大阪田代「役割果たせた」2戦連弾でJ1昇格視野
[2015年7月26日21時58分]

<J2:磐田0-1C大阪>◇第26節◇26日◇ヤマハ

 3位C大阪は磐田に勝利して連勝とし、J1自動昇格圏内に勝ち点3差に迫った。

 前半7分、MFパブロ(23)の縦パスを受けたFW田代有三(33)がドリブルから左足でゴール右隅に決めた。その後はボールを保持され守備に回る時間が多かったが、冷静に1点を守りきった。

 田代は、2試合連続の得点で勝利に貢献した。「最低限の役割は果たせたと思う。調子はいいので、これを続けないといけない」と話した。C大阪は18日のアウェー京都戦(0-1)で敗れ、選手間で「こんなことを繰り返していたらダメだ」と意見が出たという。その後は2連勝で、磐田との勝ち点差を縮めた。「後がない状況だった。ここを2連勝で乗り切ろうという気持ちが強かった。これからは相手のことは気にせず、自分たちのサッカーをしていきたい」とJ1復帰を見据えた。

C大阪 自動昇格見えた!2位磐田を撃破 勝ち点3差に接近
J2第26節 C大阪1-0磐田 (7月26日 ヤマハ)


<磐田・C大阪>前半、先制のゴールを決めるC大阪・田代(右)
Photo By 共同


 J2第26節は各地で11試合が行われ、3位C大阪はアウェーで磐田と対戦し、1―0で勝利した。前半7分に元日本代表FW田代が2戦連発となるゴールで先制。これを全員で守り切り、2連勝を飾った。2位磐田との直接対決を制し、勝ち点差3に接近。2位までのJ1自動昇格圏入りが近づいてきた。

 敵地で圧倒的に押し込まれながら、総力を尽くし大一番を制した。前半7分に元日本代表MF橋本が中盤でボール奪取。MFパブロから田代にスルーパスが渡り、GKとの1対1へ持ち込み左足で均衡を破った。2試合連続ゴールは、2位磐田との直接対決を制する決勝弾。C大阪に2連勝を呼び込んだ33歳FWは「(連戦で)きつかったけど、最低限の仕事はできた」と胸を張った。

 シュート数は7対23。セカンドボールをことごとく拾われ、息つく暇もなく磐田が攻めてくる展開に全員で耐えた。ジェイら強力外国人に最終ラインは体を張り続け、両サイドMFのパブロと関口は上下動を繰り返す。東アジア杯のメンバーに選出された日本代表MF山口が広範囲をカバーすれば、攻守で絶大な存在感を放ったのが、山口とダブルボランチを形成した橋本だった。

 昨季限りで神戸を契約満了により退団。なかなかオファーが届かずJ3挑戦も選択肢に入れていた36歳が、先制の起点となり、ピンチの芽をつんだ。ケガもあり前半戦はほとんど出番がなかったが、かつてG大阪の黄金期を支えた男が大一番で真価を発揮。先制の起点については「嫁に“アシストして”と言われていた。それはできなかったけど、皆さんに(起点になったと)評価されているならうれしい」と笑みを浮かべた。

 前半戦には見られなかった一体感で1点を守りきり、2位磐田に勝ち点差3。「勝つか負けるかではまったく違う試合。8割ぐらい支配されていたけど、その中でチームとして勝てたことは意味がある」と主将の山口。一時は9位にまで低迷していたC大阪に、自動昇格への道が開けてきた。
[ 2015年7月27日 05:30 ]

【C大阪】田代、千金弾で2位磐田と勝ち点差3
2015年7月27日6時0分 スポーツ報知


前半7分、C大阪・田代(中央)がドリブルからのシュートでゴールを決める

 ◆J2第26節 磐田0―1C大阪(26日・ヤマハスタジアム)

 3位のC大阪は敵地で前半7分のFW田代有三(33)の挙げた1点を守り、2位の磐田に1―0で勝利。磐田との勝ち点差を3に詰めた。

 試合終了の笛が鳴り響くと、C大阪イレブンは歓喜の抱擁を繰り返した。2位・磐田を破り、勝ち点差3に接近。シュート数で7―23と圧倒的に押し込まれたが、主将の日本代表MF山口は「8割方支配されたが、勝ったことに意味がある」と胸を張った。

 前半7分、MFパブロからパスを受けた元日本代表FW田代が、利き足の右でシュートを打つとみせて敵守備を寄せてから、左足で先制弾。8戦ぶり先発のGK丹野ら守備陣も体を張ってゴールを死守した。最近2戦では序盤の失点が続いたが、「最初の15分、絶対に集中しようとゲームに入った。調子が上がってきた」と田代。鎖骨骨折で離脱した守護神・韓国代表GKキム・ジンヒョンの穴を埋めた丹野も「緊張したけど、後半、冷静に対応できた」と完封勝利をかみしめた。

 次の愛媛戦(8月1日・ニンスタ)に勝てば、今季初の自動昇格圏(2位以内)浮上の可能性もある。アウトゥオリ監督(58)は「もう磐田戦は終わった。次へ準備したい」と手綱を締めた。(田村 龍一)


セレッソを勝利に導いた田代である。
決勝点となる先制点を決めた。
左サイドに出来たDFラインのギャップを突き、切り返して左足でシュートを打った。
いよいよ昇格ラインが見えてきた。
田代はENCORE 合同引退試合から好調を維持しておる。
やはり、鹿島で培ったメンタルは強い。
セレッソを昇格させるため尽力するのだ。
田代の活躍を楽しみにしておる。

FC東京戦報道

2015年07月26日 | Weblog
鹿島石井新監督が初陣白星 昌子V弾/鹿-東4節
[2015年7月25日21時33分]


鹿島MF柴崎が先制ゴールを決め、ガッツポーズで喜ぶ石井監督(撮影・狩俣裕三)

<J1:鹿島2-1東京>◇第4節◇25日◇カシマ

 石井監督就任後の初戦を鹿島が白星で飾った。

 ホームの鹿島が序盤から圧力をかけた。前半19分にDF伊東が右サイドを突破。左足シュートが左ポストに直撃した。さらに同23分にMF遠藤が左ミドルシュート。同27分にはMF中村の左足シュートがバーにはねかえされた。同30分、後方からMF柴崎が放ったシュートが決まった。

 東京は攻めあぐねた。後半9分にMF羽生の左クロスに飛び込んだFW前田のシュートは右ポスト直撃。同25分に新加入FWバーンズが初ゴールを決めたものの、同36分には柴崎の右CKをDF昌子が頭で合わせて鹿島が突き放した。

鹿島石井新監督、初陣勝利に安堵「これを続けて」
[2015年7月25日22時47分]


試合終了後の会見で、初勝利を飾り笑顔を見せる鹿島の石井新監督(撮影・狩俣裕三)

<J1:鹿島2-1東京>◇第4節◇25日◇カシマ

 鹿島が監督交代後、初めて迎えたリーグ戦で勝利を挙げた。

 就任した石井正忠監督(48)は前節松本戦(0●2)から4人先発を入れ替えた。序盤からリズムをつかみ圧力をかけた。前半30分に日本代表MF柴崎岳(23)が右ミドルシュートで先制。後半に一時同点に追いつかれたが、同36分に柴崎の右CKからDF昌子源(22)が頭で合わせて決勝点を挙げた。

 試合後、石井新監督はホッとした表情を見せ「今日は球際で厳しさを見せていた。前半から相手を圧倒できたと思う。まだ1勝しただけなので、これを続けていきたいと思います」と勝利の余韻にひたった。

ニュー鹿島2発快勝 監督交代で流れ変わった
[2015年7月26日7時19分 紙面から]


決勝ゴールを決めたDF昌子(3)と喜びを分かちあうFW赤崎(左)ら鹿島の選手たち

<J1:鹿島2-1東京>◇第4節◇25日◇カシマ

 16年ぶりにシーズン途中の監督交代に踏み切った鹿島が勝った。東京を下し、石井正忠新監督(48)の初戦を飾った。前半30分に5試合ぶり復帰の日本代表MF柴崎が先制。1-1の後半36分に、柴崎のCKからDF昌子が決勝点を奪った。鹿島歴24年、黄金時代を知る「兄貴分」監督が、融和路線で通算16冠の名門を再建する。

 体から力が抜けた。セレーゾ前監督更迭後の初戦を制すと、石井監督は表情を崩して仲間と抱き合った。重圧から解放され「逃げたい…じゃないけど、かなりプレッシャーのかかる立場だと実感しました。選手、コーチ時代も立った場所だけど全く違いますね」。約2カ月間、勝てなかったホームで初陣1勝を挙げた。

 ジャージーからワイシャツに衣替えし「石井」コールで迎えられた。「勝ちにこだわろう」。そう送り出した選手が前半30分に応えた。左足負傷から5戦ぶりに復帰した柴崎が先制弾。ミドルシュートがDF吉本に当たってコースが変わった。チーム全員の気持ちが乗り移ったゴールだった。

 選手7年、指導者17年。48歳の新監督は人生の半分を鹿島にささげてきた。3冠のセレーゾ氏、3連覇のオリベイラ氏らに師事し、橋渡しを長く務めた。強化責任者の鈴木常務は「兄貴分で選手の話を吸い上げられる。セレーゾ時代は指示通りだったチームが変わった」。選手は解任翌日に決起集会を開いた。全31人が1人ずつ決意を述べ、まとめた意見を小笠原から伝えられた際も親身に聞いた。

 所信表明は「勝負にこだわる集団の復活」。ジーコ氏から学んだ、ミニゲームでも勝利を求める姿勢だ。就任後、前体制では負傷防止のため禁止されていた練習中のスライディングを解禁。球際の徹底から再出発した。ゲーム主将も柴崎から小笠原に戻し、1年目のFW鈴木を初めてベンチに入れて競争心もあおった。

 1-1の後半36分には柴崎のCKにDF昌子が頭で合わせ決勝点を奪った。初星を贈られたクラブ史上21年ぶり2人目の日本人監督は「鹿島はJの中心にいないといけない」。名門が息を吹き返した。【木下淳】

ハリル監督、鹿島-東京視察 柴崎良かった
[2015年7月26日7時43分 紙面から]


前半、右足で先制ゴールを決める鹿島MF柴崎(撮影・狩俣裕三)

<J1:鹿島2-1東京>◇第4節◇25日◇カシマ

 鹿島の日本代表MF柴崎岳(23)が完全復活した。左足第5中足骨を痛めて先月20日の横浜戦を最後に欠場していたが、5試合ぶりの復帰戦で1得点1アシスト。「いい状態の時と比べれば、まだまだ」と言いながらも大黒柱は健在だった。前節19日の松本戦で復帰予定も立てたが、大事を取って先延ばし。20日のMRI検査で回復が確認された。

 鹿島-東京を視察した日本代表ハリルホジッチ監督の話 柴崎がプレーしたことがうれしかった。かなり良い試合だった。ゴールもしたし、得点にも絡んだ。良かったと思います。

鹿島・柴崎、石井新監督の初陣で1G1A!視察のハリル監督にも好アピール

前半、先制点を決める鹿島・柴崎(左)=カシマスタジアム(撮影・中井誠)

 明治安田J1第2ステージ第4節(25日、鹿島2-1FC東京、カシマ)21日にセレーゾ監督が解任され、コーチから昇格した石井正忠新監督の初陣となった一戦を、鹿島が勝利で飾った。前半30分、左足違和感から5試合ぶりに復帰した日本代表MF柴崎岳がミドルシュートで先制。後半25分に追いつかれて嫌なムードが漂ったが、後半36分、柴崎の右CKをDF昌子源がヘディングでたたき込んで勝利を掴んだ。

 柴崎は6月20日に行われた第1ステージの横浜M戦(アウェー)以来となる1カ月ぶりの復帰戦で、いきなりのフル出場。1ゴール1アシストと活躍した。「きょうの試合は勝利することが重要だった。これでチームはいい方向に向かうと思う」と顔をほころばせた。

 左足の第5中足骨に違和感があり、疲労骨折寸前だったが、定期的にMRI検査を受けて状態を見極めてきた。クラブ幹部は「(前節の)松本戦は本人にも不安があったが、だいぶ骨の密度も改善して強度が増してきた」と出場にゴーサイン。「柴崎は意図があるパスを出せる」と勝利の立役者になった23歳を称えた。

 日本代表のハリルホジッチ監督が視察に訪れ、「柴崎がプレーしたのはうれしい。かなりいい試合をした。ゴールしたし、得点にもからんだのでよかったと思う」とご満悦。東アジア杯は2年前の前回大会時に体調不良で招集を辞退した経緯もあり、柴崎は「戦えるようにしておきたいし、いい状態にして合流したい」と意気込んだ。


前半、先制点を決め、昌子(左)らに祝福される鹿島・柴崎(左から2人目)=カシマスタジアム(撮影・中井誠)


試合に勝ち、サポーターに手を振る鹿島・柴崎=カシマスタジアム(撮影・中井誠)


前半、先制点を決め、祝福される鹿島・柴崎(中央)=カシマスタジアム(撮影・中井誠)


前半、先制点を決め、小さくガッツポーズする鹿島・柴崎=カシマスタジアム(撮影・中井誠)


これぞ代表の底力!鹿島・柴崎、ハリル御前で先制弾&Vアシスト

先制点を決める柴崎(左)。1得点1アシストで、視察した日本代表のハリルホジッチ監督に復活をアピールした (撮影・中井誠)

 明治安田J1第2ステージ第4節(25日、カシマスタジアムほか)鹿島は5試合ぶりに出場した日本代表MF柴崎岳(23)が1得点1アシストと活躍し、FC東京を2-1で破って石井正忠監督(48)の初陣を飾った。柴崎は東アジア杯(8月、中国)を前に、視察した日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)へ復活をアピールした。G大阪は同FW宇佐美貴史(23)の決勝点で神戸に2-1で勝利。広島が唯一の開幕4連勝で首位を守り、年間順位でもトップに立った。第1ステージ覇者の浦和は2連敗。


試合に勝ち、サポーターに手を振る鹿島・柴崎=カシマスタジアム(撮影・中井誠)

 大歓声を気持ちよさそうに浴びた。左足の違和感で欠場していたMF柴崎が5試合ぶりの復帰戦で躍動し、鹿島の救世主になった。

 「チームのためにプレーしたことが勝利につながった。1試合勝てたことはよかった」

 まずは前半30分だ。中央から右足を振り抜くと低い弾道のミドルは相手DFの足に当たり、逆をつかれたFC東京のGK権田の横を通り抜けて先制点。1-1の後半36分には右CKをDF昌子の頭にドンピシャで合わせた。昌子は「GKが出るに出られない、相手の一番嫌なところにボールが来た。チームの大黒柱」と柴崎に脱帽した。

 勝たなければいけない試合だった。21日にセレーゾ監督が解任され、石井コーチが昇格。柴崎は「自分たちにも責任がある」と漏らした。翌日に選手は決起集会を開き、再起を誓った。


前半、先制点を決め、祝福される鹿島・柴崎(中央)=カシマスタジアム(撮影・中井誠)

 6月の中旬に痛めた左足は疲労の蓄積が原因とみられ、「いつポキッといってもおかしくない」(クラブ幹部)状況だった。2013年以降は全試合に出場し、昨秋からは日本代表にも定着。1月はアジア杯(豪州)を戦うなどフル稼働してきた代償だった。欠場期間は1勝1分け2敗。嫌なムードを吹き飛ばしたのはさすがだ。

 視察した日本代表のハリルホジッチ監督は「柴崎がプレーしたのはうれしい。ゴールしたし、よかったと思う」と喜んだ。柴崎が電話で指揮官に直接、「選んでくれたら日本のためにいいプレーをしたい」と志願した8月の東アジア杯出場も青信号だ。「いい時と比べたらまだまだ。もっと状態を上げたい」と柴崎。キーマンの復活は鹿島、そして日本代表にとっても明るい材料となる。 (伊藤昇)
(紙面から)


柴崎 先制ミドル&Vアシスト!ハリル監督の前で復調アピール
J1第2S第4節 鹿島2-1FC東京 (7月25日 カシマ)


<鹿島・FC東京>先制ゴールを決める鹿島・柴崎
Photo By スポニチ


 鹿島はホームのFC東京戦で戦列に復帰した日本代表MF柴崎岳(23)が1得点1アシストの活躍で、チームを2―1の勝利に導いた。左足第5中足骨を痛め、5試合ぶりに先発で復帰。前半30分に約20メートルの右足ミドル弾を決め、後半36分にはCKから勝ち越し弾をお膳立てした。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)が視察に訪れた中、東アジア杯(8月1日開幕、中国・武漢)へ向けて、完全復調をアピールした。

 鹿島のエースが帰ってきた。前半30分、柴崎はゴール前やや左、約20メートルの位置でパスを受けると、右足を強振した。体重を乗せたボールは地をはうような低く速い弾道。途中で相手DFに当たりコースは変わったが、勢いは衰えず、ゴール右のネットを揺さぶった。「バイタルエリアが空いていたのでシュートイメージを持っていた。軌道が変わり、運良く入ったけど、打ったことが良かった。良いゴールだった」と自賛してみせた。

 5試合ぶりの先発だった。6月20日の横浜戦後、左足に痛みが走った。MRI(磁気共鳴画像装置)検査の結果、左足第5中足骨に骨折寸前の症状が表れていた。今季は開幕前から日本代表としてアジア杯を戦い、鹿島では離脱までチームで唯一公式戦フルタイム出場。中心選手であるが故の代償だった。患部の補強手術も選択肢にはあったが、長期離脱となるため保存療法を選択。しばらく別メニューで調整し、16日には練習に合流した。前節19日の松本戦は大事を取って欠場したが、この試合に照準を合わせて結果を出した。

 ただ、欠場している間にチーム状況は一変した。松本戦の敗戦でチームはトニーニョ・セレーゾ監督を解任し、石井新監督の就任を決断。クラブ史上2例目となるシーズン途中の解任だった。自身が欠場した試合は1勝1分け2敗。チームの大事な時期にいられなかった複雑な思いもあったが、新体制初戦で勝利に貢献し「チームを良くしたいと全員が思っていた。いい方向に向かうと思います」と胸を張った。

 1―1の後半36分には右CKからDF昌子の得点をアシスト。復帰戦ながらフル出場も果たし、ハリルホジッチ監督の前で存分にアピールした。その姿を目に焼き付けた指揮官は帰り際に「柴崎がプレーしたのが、ちょっとうれしかった。かなりいい試合をしてゴールを決め、得点にも絡んだから良かった」と目を細めた。柴崎も「もっとコンディションを上げて、代表に合流する前に戦える状態に上げていきたい」。優勝した2年前は体調不良で辞退した東アジア杯。今度は国内組の中心として、その力を示してみせる。


<鹿島・FC東京>先制ゴールを決め昌子(左)から祝福される鹿島・柴崎
Photo By スポニチ


[ 2015年7月26日 05:30 ]

【鹿島】柴崎、完全復活弾&Vアシスト!ハリル御前でフル回転
2015年7月26日6時0分 スポーツ報知


前半30分、先制ゴールを決める鹿島・柴崎

 ◆J1第2ステージ第4節 鹿島2─1F東京(25日・カシマスタジアム)

 8月の東アジア杯(中国・武漢)を控え、日本代表MFの柴崎岳(23)=鹿島=が、けがからの完全復活を証明した。前半30分に右足ミドルを決め、後半36分には決勝アシスト。視察した日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)を安心させ、石井正忠新監督(48)に就任初戦で白星を贈った。名古屋の日本代表FW川又堅碁(25)は4戦連発の同点弾。浦和は2013年12月以来の2連敗となった。

 MF柴崎が復帰戦で決めた。前半30分だ。MF中村からのバックパス。右足トラップで前に出し、右足を振り抜いた。「シュートのイメージを持っていた。軌道が変わって運よく入ったけど、打ったことが良かった」。相手DFに当たってGKの逆を突く形でゴール右へ。第1ステージ(S)神戸戦(4月25日)以来、今季3得点目。珍しく拳を握って感情を爆発させた。

 第1S横浜M戦(6月20日)後、左第5中足骨の痛みが増し、離脱。精密検査の結果、疲労骨折寸前だった。選択肢はいくつかあった。骨折の恐怖を抱えながら出場を続けるか。今季中の復帰を諦め、骨を補強する手術を受けるか。痛みが消える保証はないものの休養するか。チームドクターは「手術を受けた方がいいと思う」と本人やクラブに伝えたという。

 柴崎は「休養」に懸けた。「勝負の夏」にすると決めていたからだ。第1Sで8位に低迷した名門チームをよみがえらせる。その上で念願の欧州移籍を目指す。もちろん、ハリルJの中心選手として臨む東アジア杯(8月・中国)優勝も狙う。電気治療などで早期回復に努めた。最初は恐る恐るボールを蹴った。夏が終わってしまう。不安がぬぐえない。2週間と空けず精密検査を受け、回復を確認。慎重にトレーニングの強度を上げていった。前節の松本戦で復帰する計画もあったが、万全を期して1試合ずらした。

 後半36分には、CKからDF昌子の決勝ヘッドをアシスト。視察した日本代表のハリルホジッチ監督を安心させた。見切り発車で、東アジア杯のメンバーに選んだ指揮官。柴崎が不調ならチームを再編成しなければならなかった。1ゴール1アシストの満点で期待に応えた柴崎。「長い時間プレーできて良かった。(勝てて)良い試合だった」。様々な不安が消え、再び強い目で前を見据えた。

ハリル監督ホッ 鹿島・柴崎が復調弾!
2015年7月26日


 前半、先制ゴールを決め、昌子(左)に祝福される柴崎

 「J1、鹿島2-1FC東京」(25日、カシマ)

 鹿島はMF柴崎岳(23)のゴールなどでFC東京を2-1で破って石井新監督の初戦を飾った。

 別格の存在感を放った。左足第5中足骨の負傷が癒えた日本代表MF柴崎が6月20日の横浜M戦以来5試合ぶりに先発出場。1得点1アシストの活躍で視察に訪れた日本代表ハリルホジッチ監督に復調を印象付けた。

 0-0の前半30分、ゴール正面左寄りでパスを受けると迷わず右足を振り抜いた。約20メートルのミドル弾は相手DFに当たって軌道が変わり、ゴール右隅に吸い込まれた。4月25日の神戸戦以来13試合ぶりとなる今季3得点目。同点の後半36分にはCKから正確無比の右足でDF昌子の決勝ヘッドをアシストした。

 ハリルホジッチ監督も胸をなで下ろした。23日の東アジア杯代表メンバー発表の際には柴崎の状態について「少し問題がある」と懸念を示していたが、試合後には「柴崎がプレーしたのがうれしかった。かなりいい試合をした。ゴールもしたし得点にも絡んで良かった」とうなずいた。

 13年の前回大会では代表招集されながらも体調不良で辞退。W杯ブラジル大会への切符もこぼれ落ちた。満を持して臨む今大会へ「選んでくれたのでしっかり日本のためにいい試合をしたい」と静かに胸の内を燃やした。

 21日に解任されたトニーニョ・セレーゾ監督の後を受けた石井新監督の初陣を飾った。チームを一つにする3試合ぶりの勝ち点3をもたらしたのは、紛れもなく柴崎だった。

柴崎の全2ゴールに絡む活躍で鹿島が快勝 監督交代が刺激に?
2015年7月26日 紙面から


鹿島-FC東京 前半、先制ゴールを決める鹿島・柴崎(左)=カシマサッカースタジアムで

◇J1第2S第4節 鹿島2-1FC東京
 けが明けなど、どこ吹く風だった。左第5中足骨の痛みで欠場を続けていた鹿島のMF柴崎が復帰戦で1得点1アシストと全得点に絡む活躍。視察に訪れていた日本代表のハリルホジッチ監督を安堵(あんど)させた。
 柴崎は先月20日の横浜M戦で患部を悪化させ、FC東京戦が5試合ぶりの実戦。0-0の前半30分、柴崎はペナルティーエリア左手前、ゴールまで約20メートル、フリーの状態でボールを受けると、迷うことなく右足を振り抜いた。シュートは相手DFに当たってコースが変わるという運も手伝い、先制点となった。1-1で迎えた後半36分の右CKではファーサイドのDF昌子の頭に合わせ、決勝点をアシスト。解任されたセレーゾ監督の後を受けて指揮を執った石井監督の初陣を白星で飾った。
 ハリル監督も柴崎のプレーに目を細めた。この日の内容で来月の東アジア杯で起用できるかどうかを判断すると言っていただけに「柴崎がプレーしたのはちょっとうれしかった。ゴールも決めたし、得点にも絡んでよかった」と満足そう。殊勲の昌子も「1得点1アシストでしょ。大黒柱ですよね。感謝しなくては」と柴崎さまさまだった。
 「いいときに比べれば、まだまだだけど、(代表に)選んでくれたので、しっかりと日本のためにいい試合がしたい。代表合流前にもっと戦える状態に上げたい」と柴崎。東アジア杯は欧州組が不在。チームの浮沈を握りそうな司令塔が満を持して復活した。 (相原俊之)

新生・鹿島、初陣飾る 昌子、決勝ヘッド

後半、勝ち越しゴールを決める、鹿島・昌子源(右)=25日、カシマスタジアム(中井誠撮影)

 ボールはゴール左隅に吸い込まれた。1-1の後半36分、鹿島の昌子が柴崎のCKに頭でピタリと合わせて決勝点を奪った。「体勢は悪かったけど決まってよかった」。22歳のDFが21日に就任した石井新監督の初陣を劇的な勝利へ導いた。

 “常勝”とうたわれたチームはいま、非常事態にある。今季の第1ステージ8位などの不振を受け、21日にセレーゾ監督が解任され、コーチから石井新監督が昇格した。「とにかく勝ちが欲しかった」と柴崎。選手には強い危機感があった。

 変化はすでに現れている。指揮官は「練習から勝負しよう」と強調。紅白戦では激しく削り合う場面が格段に増えた。かつての鹿島は公式戦と遜色ない練習で王者の地位を築いてきた。石井新監督は「練習がそのまま試合で出た」と褒めた。

 セレーゾ前監督は良くも悪くも、選手の動き方に細かな要求を出した。石井新監督は選手との対話を通じて戦術を定めている。遠藤は「自分たちで、いろいろと決めている」と明かした。選手が考え、自由な発想を取り戻したのは収穫だ。

 同点を許した守備の緩みはあったものの、「勝ちにこだわることを取り戻したい」と語った指揮官の思いを、1対1の激しさ、相手ゴールに向かう勢いで選手はピッチに描ききった。「これを続けていきたい」と昌子。王者の輝きを取り戻す日々が始まった。(榊輝朗)


勝ち越しゴールを決め、喜ぶ鹿島・昌子源=25日、カシマスタジアム(中井誠撮影)

鹿島、常勝軍団へ再始動 新監督初戦、球際の強さ戻った
勝見壮史
2015年7月26日00時55分


(25日、鹿島2―1FC東京)

 石井新監督の初戦を飾る決勝点は、後半36分に生まれた。MF柴崎が蹴った右CKをDF昌子(しょうじ)が頭で決めた。「どうやってマークを外したか、覚えていない」。無我夢中のまま、拳を振り上げて左のコーナーフラッグ付近まで走ると、ベンチから飛び出してきた控え選手たちにもみくちゃにされた。

 第1ステージは8位で、第2ステージはここまで1勝1敗1分け。2009年以来、リーグ優勝から遠ざかっている。21日にはトニーニョ・セレーゾ前監督を解任した。コーチから昇格した新監督は、94年6月までチームを率いた初代監督の故宮本征勝氏以来となる日本人指揮官。「球際で厳しくいき、戦う姿勢を見せてくれた」。選手の変化のきっかけは、数日間の練習にあった。

J1:鹿島、反転攻勢へ一歩目
毎日新聞 2015年07月26日 00時04分

 ○鹿島2−1FC東京●(25日・カシマ)

 前半30分。足元を指しパスを求めた鹿島・柴崎はボールを収めると、横に切り込みながら右足を振り抜いた。シュートは相手選手に当たってコースが変わり、ネットを揺らす。寡黙な男が、力強く右拳を突き上げた。

 どんな形でも勝ちたかった。優勝候補ながら開幕から波に乗れず、第1ステージ8位。その後も変化が見られないチームに「何らかのアクションを起こさなければ」(クラブ関係者)。苦渋の決断だったが、数々のタイトルをクラブにもたらしてきたセレーゾ監督をシーズン途中で解任せざるを得なかった。

 「責任はもちろん僕たち選手にもある。監督が代わっても、選手が変わらなければ同じこと」と昌子。左足を痛め、戦列を離れていた柴崎も感じるものがあったのだろう。「劇的にチームは変わるものではない。でも、随所にモチベーションの高さ、戦う意欲が見られた」。苦しい時間帯もあり同点に追いつかれたが、後半36分、柴崎のCKから昌子が打点の高いヘディングでたたき込んで決勝点。終了の笛に、ベンチの選手たちが一斉に石井新監督に抱きついた。

 「僕は常勝チームとは思っていない。黄金期は先輩たちが築いたもの。それを、今のメンバーでまた築いていけるように」と昌子。反転攻勢への一歩目を刻んだ。【大島祥平】


岳の躍動と石井新監督の初陣勝利に紙面が割かれる。
やはり、鹿島の勝利には華がある。
多くのメディアに取り上げられるよう、勝利を積み重ねて行きたい。
楽しみである。

サッカーダイジェスト FC東京戦寸評

2015年07月26日 | Weblog
【J1採点&寸評】鹿島×FC東京|新体制一発目の鹿島が勝利。石井監督の船出に花を添える
五十嵐創(サッカーダイジェスト)
2015年07月25日


復帰戦で1ゴール・1アシスト。柴崎が出色の出来。


【警告】鹿島=山本(72分)、柴崎(90分) FC東京=米本(33分)、河野(50分)、高橋(71分)
【退場】鹿島=なし FC東京=なし
【MAN OF THE MATCH】柴崎 岳(鹿島)


【試合内容】
 石井体制初陣の鹿島が、2-1でFC東京を下し、新指揮官の船出に花を添えた。

 前線からのタイトな守備でペースを掴んだ鹿島は、右サイドの遠藤を起点とした厚みのある攻撃でチャンスをうかがう。23分には、遠藤のサイドチェンジを山本が落とし、赤がシュート。これはバーに阻まれたが、続く30分に柴崎のミドルが相手に当たってコースが変わり、待望の先制点を手に入れた。

 後半は鹿島の運動量が落ちて球際に厳しく行けなくなり、選手交代で活性化してきたFC東京に押し込まれる展開が続いた。そんな流れのなかで迎えた70分。GKのロングフィードから、前田→N・バーンズとつながれ同点に追いつかれる。

 しかし、鹿島はそこから反発力を見せた。81分のCKで、柴崎のクロスを昌子が沈めて勝ち越しに成功。以降はFC東京のサイド攻撃をしのぎながら、カイオや土居がサイドでボールをキープして時間を使い、しぶとく逃げ切った。

 怪我から復帰した柴崎は、「内容よりも勝利にこだわった」。その気持ちを表わすかのようなプレーで要所に絡み、いきなり1ゴール・1アシストと存在感を見せつけた。

【チーム採点・寸評】
鹿島 6
後半は押し込まれて危うい場面を何度か作られた。前線からの守備がハマった前半の出来をキープしたい。

FC東京 5.5
まるでなにもできなかった前半から一転、後半は守備が改善され、攻撃でも両サイドハーフを起点に形を作った。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ヶ端準 6
第1ステージ12節以来、約2か月半ぶりのスタメン出場。ハイボールに果敢に飛び出してピンチを救い、終盤はベテランらしく時間を使うプレーも見せた。

DF
24 伊東幸敏 6
第2ステージでは初先発。前半はタイミング良く遠藤をサポートし、右サイドを制圧した。クロスやパスの精度が高まれば、アシストも期待できる。

14 ファン・ソッコ 5.5
ファウルすれすれの激しいチェックで2トップをチェックした。ハイボールの競り合いでも身体を張っていたが、失点シーンではN・バーンズに上手く入れ替わられた。

3 昌子 源 5.5
前田に競り負けて同点弾をアシストされ、最終ラインで不用意にボールを失うミスもあるなど、集中力を欠いていた。決勝点を考慮しても、及第点は付けられない。

16 山本脩斗 6
右サイドで遠藤がタメを作っている間にスルスルと前線へ進出し、サイドチェンジを受けてチャンスに絡んだ。

MF
20 柴崎 岳 6.5
5試合ぶりにスタメンに名を連ね、ミドルで先制点。さらにCKで1アシストとMOMに相応しい出来。随所に繊細なボールタッチを披露しており、今のところ怪我は悪化していないようだ。

40 小笠原満男 6
積極的に縦パスを狙うも、DFの網に引っかかった。カウンターを受けた時の懸命な戻りは、チームメイトの士気を高めたことだろう。

25 遠藤 康 6
裏を狙う赤にパスを供給しつつ、大きなサイドチェンジでチャンスを拡大。押し込まれた後半も徳永との1対1に粘り強く対応した。

13 中村充孝 6
今季二度目のスタメン。精力的に守備に走り回り、素早い切り替えで左サイドの攻撃を活性化。しかし本人は、「もっと攻撃で別格の存在感を見せなければいけない」と反省の弁が口をついた。

8 土居聖真 5.5
背後のスペースを突いて何度かチャンスを迎えるも、シュートが枠を捉えなかった。前線からの守備では、まずまずの働き。

FW
18 赤秀平 6
25分にボランチからかっさらうなど、プレッシングで大きく貢献。23分のシュートが決まっていれば、6.5は付けられた。

交代出場
MF
7 カイオ 5.5
キープ力や突破力は見せたものの、効果的とは言えなかった。判断を磨いて、よりゴールに結びつく仕事をしたい。

FW
11 ダヴィ -
アバウトなロングボールをしっかりと収め、2列目の攻め上がりを促した。やや重め残りだが、コンディションは上がってきている。

MF
5 青木 剛 -
右MFに入って守備に尽力。鋭い出足でルーズボールに反応しつつ、徳永のオーバーラップをケアした。

監督
石井正忠 6
今週のトレーニングで球際の厳しさを呼びかけ、守備面を整備。前線からのタイトなプレスがハマって初勝利を手にした。



柴崎(20)は守備でも貢献。前線からのプレスに連動してインターセプトを重ね、CBが撥ね返したロングボールのこぼれ球も拾った。 写真:徳原隆元


ヘッドコーチから昇格した石井監督は、中村を先発に抜擢するなど、早くも色を出している。 写真:徳原隆元


途中出場のN・バーンズと松田が少ない光明。

【FC東京・寸評】
GK
1 権田修一 6
DFに当たってコースが変わった1失点目は仕方ない。セービングは安定しており、危うさはなかった。また、正確なフィードを前線に供給し、N・バーンズのゴールにつなげた。

DF
2 徳永悠平 5
サイドに流れる羽生や米本を上手くフォローできず。FWへの縦パスも少なく、1対1でクロスに持ち込んだ後半の場面以外に、攻撃面でほとんど仕事をしていなかった。

3 森重真人 5.5
低い位置でボールを奪われる悪い流れに飲まれ、守備も完全に後手に。後半はやや持ち直したものの、及第点を付けられる出来ではなかった。

29 吉本一謙 5.5
1対2になっていた29分のピンチは、相手のパスミスもあってしのぎ切った。しかし、全体的に不安定で、とりわけビルドアップではノーアイデア。単調にSBにボールを預けるだけだった。

5 丸山祐市 5
左SBを務めた前半は、遠藤に完敗。CBに入った後半は足をつりながら最後までプレーするも、ダヴィへの対応に四苦八苦した。

MF
4 高橋秀人 5.5
ドリブルで持ち上がる判断は悪くないが、その後のパスミスはいただけない。堅実なプレーを意識すれば、チームのリズムも良くなるはずだ。

7 米本拓司 5.5
後半の良い流れができたのは、この男がボランチに入った影響が大きいだろう。球際での粘り強さはやはり、中盤の底でこそ生きるのでは?

22 羽生直剛 5.5
ボランチ、サイドハーフと複数のポジションでプレー。いずれの役割も無難にこなし、大きなミスもなかったが、一方で際立ったプレーは披露できなかった。

FW
17 河野広貴 5
2トップとまったく呼吸が合わなかった。サイドハーフに移ってからも存在感がなく、66分にピッチを退いた。

20 前田遼一 5
サンダサとのコンビネーションはほぼ皆無。見せ場は同点弾を演出した70分の競り合いくらいで、ほとんどの場面で鹿島のCBコンビに抑えられていた。

21 サンダサ 5
動きにキレがなく、14分のカウンターも仕留めきれず。鹿島の某選手が語った言葉がすべてを物語っている。「まだコンディションが上がりきっていなかったみたい」。

交代出場
DF
50 松田 陸 6
後半開始から出場し、果敢なオーバーラップで攻撃を活性化。タイミングの良いクロスでチャンスに絡み、試合のペースを手繰り寄せる役割を果たした。

FW
16 ネイサン・バーンズ 6.5
前田の落としに反応し、Jリーグ初得点をマーク。飛び出して来たGKの位置を確認して冷静に沈めた一撃は、ゴールセンスの高さを感じさせた。

MF
8 三田啓貴 5
右サイドで頻繁にボールを受けるも、パスミスが多く流れを切った。松田の攻撃参加が効果的だっただけに、悔やまれるばかりだ。

監督
マッシモ・フィッカデンティ 5.5
1点は挙げたものの、チームとしての攻撃に狙いがあまり感じられない。シュート8本とチャンスも多くなく、根本的になにかしらの手を打つべきかもしれない。


サッカーダイジェストの五十嵐氏によるFC東京戦の寸評である。
MOMにも選出した岳に最高評価が与えられておる。
1G1Aと全てのゴールを演出した。
身体を張った守備も見せており、まさにチームの柱と言って良かろう。
また、久しぶりにゴールマウスを守った曽ケ端も高評価である。
GKは経験がものを言うと感じさせるプレイであった。
そして赤である。
最前線にて走る姿は新たなFW像を見せつけてくれる。
彼等を束ねた石井監督も初采配にて結果を出した。
チームが結束しておることを感じさせる。
一丸となって巻き返していきたい。

鹿島ユース・垣田くん、ミスを減らして精度高くしていければいい

2015年07月26日 | Weblog
[MOM1415]鹿島ユースFW垣田裕暉(3年)_真夏の群馬で誰より跳んで、走って・・・元鹿島FWの父持つ187cmFW
15/7/26 05:09



[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.25 クラブユース選手権(U-18)GS第3節 鹿島ユース 0-0 徳島ユース 敷島補助]

 気温34度、真夏の耐久戦。80分間走りぬくことも困難なような環境でも、鹿島アントラーズユースの背番号13は誰より走って、跳んで、また跳んだ。精度の部分はまだまだ向上の余地がある。それでも、FW垣田裕暉(3年)がそのポテンシャルを改めて示した一戦だった。

 鹿島の最前線に君臨する187cmの大型FW。「自分は他の大きい選手に負けたくない。デカい選手が苦手なことを小さい選手と同じようにこなせれば武器になる」という垣田は本当に良く走る。ロングボールの競り合いに加えてスペースへの抜け出しを繰り返し、ボールを失ってもスピードを緩めることなくプレッシングの急先鋒となる。鹿島が現在見せている「前から」のサッカーに攻守両面で貢献。187cm、80kgの身体は真っ先に消耗してもおかしくないように映るが、板倉南小(群馬)、鹿島中(茨城)を通して9年間、学年のマラソン大会で1位を取り続けたというFWは80分間、当然のように走り切ってしまう。

 鹿島のロングボール中心の攻撃の中で、垣田は試合終盤になっても何度も何度も跳躍をして、その度に競り勝っていた。この暑さの中でも誰よりも本数多く跳躍していたはずだが、最後まで制空権は垣田にあった。そしてボールを収めて味方の押し上げにも貢献していたFWの父親は、92年のJリーグ開幕時に鹿島に在籍していたFW垣田健氏。「身長大きくなるのは分かっていて、(元Jリーガーの父から)『デカい中でも足下がないとダメだ』と言われていて、小さい頃から基礎練習とかそういう練習をさせられていたので、デカい選手にはない足下のあるプレーができているのかなと思っています」。

 この日は立ち上がりにクロスから2本のヘディングシュート。後半12分にはゴール至近距離から決定的なヘディングシュートを放ったが、相手DFにゴールライン上でクリアされて無得点に終わった。「点取りたかったっす」と垣田。結果には全く納得していない。群馬の暑さについてはさすがに「実際キツくて普段走れるところで走れなかったり、行けるところでいけなかった」と本音を口にしていたが、この環境の中でもより走って違いを生み出さなければならないと考えている。それだけに「疲れた時にもっと走って、そこでもっとボール扱いをちゃんとやって、ミスを減らして精度高くしていければいい」と武器をより向上させていくことを誓った。

 将来、鹿島のトップチームで活躍することを夢見る垣田について、鹿島ユースの熊谷浩二監督もそのポテンシャルの高さを認める。「だからこそ、まだまだ突き詰めることがあるんじゃないか。(課題は)判断だったり精度。特にその精度はもっともっと要求していかなければならない」。Jリーグで戦うことのできる選手になるためには、これからが大事。努力を欠かさず、突き詰めていくことができるか。期待過酷な環境の中で開催されているクラブユース選手権を垣田は将来飛躍するための大きな一歩とする。


MOMに挙げられた鹿島ユースの垣田くんである。
ポテンシャルの高さについて記されておる。
大型FWにもかかわらず、足下の技術があり、そしてよく走る。
これは、垣田くんの大きな特徴と言えよう。
懐を深くし、更なる成長を遂げるのだ。
楽しみな逸材である。

FC東京戦トラッキングデータ

2015年07月26日 | Weblog
2ndステージ 第4節
2015年7月25日(土)18:30KO カシマ



Jリーグ公式に掲載されたFC東京戦のトラッキングデータである。
両SBと両ボランチ、そしてトップ下の聖真がよく走っておる。
そしてスプリント回数では赤が突出しておる。
今月のフリークスに於いて本人も語っておったが、これが彼の特徴である。
最前線にて走る赤と共に勝利を掴んでいきたい。

鹿島ユース、ラブユース選手権決勝トーナメント進出

2015年07月26日 | Weblog
[クラブユース選手権(U-18)]灼熱の群馬でも「前から」、守りに入らなかった鹿島ユースがBグループ1位で決勝Tへ
15/7/26 00:21



[7.25 クラブユース選手権(U-18)GS第3節 鹿島ユース 0-0 徳島ユース 敷島補助]

 第39回日本クラブユース選手権(U-18)大会は25日、グループステージ最終節を行い、2連勝でBグループ首位の鹿島アントラーズユース(関東2、茨城)対3位・徳島ヴォルティスユース(四国、徳島)戦は0-0で引き分け。鹿島はグループ1位と決勝トーナメント進出を決めた。一方、1勝1分1敗の徳島は2位浮上ならず。グループステージ敗退が決まった。

「相手も勝たないと決勝トーナメントに行けない。(自分たちのサッカーを)『真っ向からぶつけてこい』と言われていて、自分たちも引き分けで行こうとは思っていなかったですね」。鹿島のCB中野純(3年)は、試合前から勝ち点3を取りに行くことだけを考えていたことを強調した。引き分けでも1位突破の決まる鹿島に対し、徳島は勝って勝ち点で並ぶ長崎U-18の結果を待ちたいところ。だが、序盤から積極的に前へ出る鹿島が徳島を押し込んだ。

 鹿島は気温34度の戦いでも前線で動き出しと跳躍を繰り返す187cmFW垣田裕暉(3年)を活かしたフィードとクロス。そしてチームのストロングポイントであるセットプレーでゴールへ迫る。14分には右CKをニアサイドでFW渡邉伶那斗(1年)が合わせたが、これは徳島GK堀口皓平(3年)がファインセーブ。鹿島は27分にも右CKをU-18日本代表CB町田浩樹(3年)がタイミングよく頭で合わせたが、徳島守備陣の厚い壁に跳ね返され、29分にも左サイドを崩してMF平戸太貴(3年)が決定機を迎えたが決めきることができない。

 一方、奪ったボールをテンポよく動かして反撃する徳島だが、鹿島の素速いチェックの前にゴール近くまで前進することができなかった。中盤を突破しても、「声出すことと球際いくところが自分の中でのコンセプト」と声を張り上げながら集中して守る鹿島の中野や町田の壁は簡単には攻略することができない。それでも前半終了間際には左FKを中央のDF欅田卓也(2年)が頭で合わせるなど1チャンスをものにしようとする。

 後半も鹿島が押し込むが、左右に揺さぶってから垣田がヘディングシュートへ持ち込んだ12分の決定機は徳島DF岸龍太郎主将(3年)が懸命のクリア。鹿島はその後もFW吉岡樹利也(3年)の仕掛けや空中戦で相手を圧倒する垣田の高さを活かした攻撃などからゴールを狙ったが、徳島もゴール前で譲らず、1点を奪うことができない。逆に徳島は15分、10番FW長野諒(3年)が右サイドをえぐってクロス。このクリアボールを拾った中学生FW藤原志龍がミドルレンジから左足を振りぬくと、GK木戸裕貴(2年)の頭上を突いた一撃は木戸の手をかすめてクロスバーを叩いた。互いに選手を入れ替えながら迎えた終盤、徳島は長野や藤原がボールを収め、交代出場のFW原呂偉のドリブルシュートなどで1点を狙ったが、要所を締める鹿島ゴールを最後までこじ開けることができなかった。

 それぞれ規律を持った難敵揃いだったBグループで首位通過を果たした鹿島の熊谷浩二監督は選手たちがより高いレベルのプレーを試合で表現することを期待しつつも、「条件はみんな一緒だと思うんですけど、ウチのスタイルが前から行って、そこからまたメリハリというところでやっているんで、この3戦に関しては前から行ってどこまで行けるのか。どこでストップしなければいけないのかというところの見極めだったと思います。この3戦に関しては良くやってくれたと思います」。連日真夏日の続く灼熱の群馬でも「やるべきことを変えないで、この環境の中で何ができるか」(熊谷監督)と戦い、鹿島らしさを出したグループステージに指揮官も及第点を与えていた。

 ここから先は一発勝負の決勝トーナメント。チームは先見ることなく、一試合一試合に集中して勝ち上がっていく。「立ち上がり、もっと相手を飲み込むくらいいかなければいけない」と課題を口にした中野は「(昨年優勝した)Jユースもそうだったんですけど一試合、一試合に集中してやってきた。一試合一試合確実に勝って行きたい」と誓った。1回戦の対戦相手はジェフユナイテッド千葉U-18(千葉)。目の前の試合をに集中して勝利し、8強入りを決める。

(取材・文 吉田太郎)


徳島ユースと引き分けB組1位通過した鹿島ユースである。
暑い群馬の地にてタイトルを目指したい。
良い報を待っておる。

FC東京戦コメント

2015年07月26日 | Weblog
2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第4節
SHOWAエキサイトマッチ2015





鹿島アントラーズ:石井 正忠
はじめて監督として臨んだ試合に勝つことができて、ほっとしている。今日の試合は球際も厳しくいくことができ、戦う姿勢を見せることができた。そういう部分で、前半から相手を圧倒する試合はできたと思う。後半は運動量が落ちてしまったこと、同点に追いつかれたことで少しトーンダウンしたが、最後は追加点を取って勝利することができうれしく思う。しかし、まだ1勝しただけ。これを続けていきたい。

Q.就任してから時間がないなかで、選手に求めてきたものは?
A.前任のセレーゾ監督が積み重ねてきた部分は継続しながら、細かい部分の修正、守備でいえば球際をさらに厳しくしてボールを奪いきること、攻撃では相手の怖がるようなアタッキングサイドへの侵入を数多くやっていこう、チャレンジしていこうということを、短い時間でしたが意識させるようにやってきた。

Q.今後、どのような方向性でチームを立て直していきたいか?
A.今日もそうだが、攻守にわたってアグレッシブさをもっと出していきたい。それが90分できるような形にしたい。攻撃に関しては、積極的にアタッキングサイドに侵入するかたち、仕掛けるかたち、とにかく相手が怖がるようなかたちにしていきたい。守備ではしっかり組織的に相手を追い込んで、今日も何度も相手を挟み込んでボールを奪うことができたが、そういうところを継続していきたい。

Q.試合が終わった瞬間の気持ちは?
A.本当にほっとしたという気持ち。

Q.指導者としてジーコから受けた影響はあるか?
A.いつも言っていることだが、勝負にたいする厳しさ、戦う姿勢。ミニゲームであっても紅白戦であっても、勝負にこだわる。そこは教えられたこと。そこはこのチームのカラーでもあるので意識している。

Q.カシマスタジアムで監督としてピッチに立った気持ちは?
A.かなりの重圧があった。この場を逃げたいというわけではないが、そんな気持ちも少しは。本当にプレッシャーがかかる立場だと実感した。コーチとも違うし、選手としても立ったけど、まったく違う気持ちだった。だからこそ、ほっとした気持ちが一番強かった。

Q.逃げたくなるような気持というが、そうさせるものはなにか? このチームの伝統か?
A.自分がこのチームを見てきて、Jリーグのなかで中心となるチームでなければいけないという思いをずっと意識してやってきた。こういうタイミングで急に監督に就任したが、この何日間、あっという間に時間が過ぎてしまった。やっぱり責任感というか、言い表せないものがあった。それでも、やらなくてはいけないという気持ち。うまく伝えられないけど、本当に少しだけそういう気持ちもあったということ。





【柴崎 岳】
流れを変えるためにも、勝てて良かった。全員が高いモチベーションで戦えた。個人的には試合を重ねるごとに、良いプレーをできるようになっていくと思う。次に向けてしっかりと準備をして、今日のようなモチベーションを保って、チームとしての完成度を高めていきたい。

【昌子 源】
絶対に勝ちたかった。みんなが球際での勝負に勝てていた。この試合だけで終わってはいけない。継続してやっていかないといけない。失点は自分が競り負けたところからのもので、どうしてもやり返したかった。失点をしても、誰も下を向いていなかった。気持ちで押し込んだゴール。全員の気持ちが乗り移ったゴールだと思う。

【中村 充孝】
チームのために、何をしなければならないかを整理して臨んだ。自分がゴールを決めなければいけない場面もあった。個人的には、ここがスタート。チームとして大事な試合で先発で使ってもらえて、ゴールを決めて応えたかった。勝利で終わることができて良かった。勝ち切ったことが今後につながる。




本日行われたJ1 2nd 第4節 FC東京戦は2-1で勝利しました。

2ndステージ 第4節
2015年7月25日(土)18:30KO カシマ

[ 石井 正忠監督 ]
まずは初めての試合を終えてホッとしている気持ちです。やっぱり今日の試合は皆さんが感じていると思いますけど、球際も厳しく行けていましたし、戦う姿勢というのは見せていたと思います。そういう部分で前半から相手を圧倒できた試合はできたんじゃないかと思います。全体で言うと、後半に運動量が落ちてしまったということ、あと同点に追い付かれてしまったことで、少しトーンダウンはしましたけど、また最後は追加点を取って勝利することができたので非常にうれしく思っています。でもまだ、1勝できただけなので、これを続けていきたいと思います。

--就任から間もない初戦でしたがその間に選手に求めたものは?
いままで前任の(トニーニョ)セレーゾ監督が積み重ねてきたモノはそのまま継続しながら、細かい部分の修正というところです。守備でいえば球際をさらに厳しくして、ボールを奪い切るということ。攻撃に関しては相手が怖がるようなアタッキングサードのところへの進入を数多くしていこう、ということを短い時間でしたけど意識させるようにしました。

2ndステージ 第4節
2015年7月25日(土)18:30KO カシマ

[ 中村 充孝 ]
誰もが求めていた勝ちというところは、すごく良かったかなと思います。そこは素直に喜んでいいんじゃないかと思います。この大事な試合で、スタメンで使ってもらったということで、個人的には点を取って応えたかったですけど、それ以外の最低限のところはできました。もっとやらなければいけないけれど、気持ちは全面的に出せました。いつもより試合のペースに慣れるのが遅くてちょっときつかったですけど、手応えはまあまあです。次もチャンスがあるか分からないですけど、自分でつかんでいけるようにしっかりやりたいです。

[ 柴崎 岳 ]
僕自身はいつも自分に対して真摯に取り組んできたつもりですし、劇的にチームは変われるモノではないと思いますけど、監督が解任されて石井(正忠)監督になり、いろいろな状況になり、チームを良くしたいというのはチーム全員が思っていたことですし、全員が同じ気持ちを持ちながら試合に臨んでいました。今日の試合は勝ったことで良い試合ではありますけど、随所にモチベーションの高さ、意欲が見られたと思います。これを継続していくことは大事だと思いますし、(ケガで)出られていなかった期間も長かったですけど1人、2人が抜けたからと言ってチーム力が落ちるようでは、クラブは成り立たないと思います。本当に一人一人が自覚を持ってアントラーズの一員としてやることが、誰かがケガや何かで抜けたとしても全員で戦う姿勢は作れると思います。今は誰が出ても意欲を持ってやれる気持ちが選手にもありますし、今後はそれを継続して今日のような試合に取り組んでいくことが大事かと思います。

復帰の柴崎が1G1Aで存在感…鹿島、石井体制初陣を白星で飾る
15/7/25 20:27

[7.25 第2ステージ第4節 鹿島 2-1 F東京 カシマ]

 J1は25日、第2ステージ第4節を行い、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズとFC東京が対戦し、鹿島が2-1の勝利を収めた。

 21日にトニーニョ・セレーゾ監督の解任、石井正忠コーチの監督昇格を発表したばかりの鹿島は、左足第5中足骨を痛めてここ4試合を欠場していたMF柴崎岳が先発復帰。一方のF東京はスペイン人FWサンダサが移籍後初先発を飾った。

 前半13分にF東京がシュートチャンスを作り出し、MF高橋秀人のスルーパスから抜け出したサンダサが右足で狙ったが、GK曽ヶ端準の守備範囲に飛んでキャッチされる。対する鹿島は同19分、MF中村充孝とのパス交換からPA内に進入したDF伊東幸敏が狙った左足シュートがポストに弾かれてしまう。さらに同26分には右サイドのMF遠藤康からのクロスをDF山本脩斗がヘッドで落としたボールを、FW赤崎秀平が左足で狙ったがクロスバーに直撃するなど先制点を奪うには至らない。

 しかし、前半30分に鹿島が先制に成功する。左サイドの山本からパスを受けた柴崎がPA外から右足を一閃。ボールはブロックに入ったDF吉本一謙に当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。

 1-0と鹿島がリードを奪ったまま後半を迎えると、後半8分にF東京が決定機を迎える。左サイドから送られたグラウンダーのクロスをゴール前に走り込んだFW前田遼一がスライディングで合わせたものの、シュートはポストに弾かれた。しかし同24分、GK権田修一が蹴り出したボールを前田がヘッドですらすと、最終ラインの裏に走り込んだFWネイサン・バーンズが蹴り込んで試合を振り出しに戻した。

 同点に追い付かれた鹿島は後半35分にFWダヴィを投入して流れを変えようと試みる。すると同36分、柴崎が蹴り出したCKを走り込んだDF昌子源が豪快にヘッドで叩き込んで、再びリードを奪った。その後、F東京の反撃をしのいだ鹿島は2-1の勝利を収め、石井体制初陣を白星で飾った。

監督交代の鹿島が新体制初勝利…5戦ぶり復帰の柴崎が先制ミドル&アシスト
 2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第4節が25日に行われ、鹿島アントラーズとFC東京が対戦した。

 ホームの鹿島は前節の松本山雅FC戦に敗れ、セカンドステージで11位、年間順位で8位と低迷している。クラブは21日にトニーニョ・セレーゾ監督を解任し、後任に石井正忠新監督が就任することを発表した。この試合では日本代表MF柴崎岳が5試合ぶりに復帰。前節の先発メンバーから合わせて4名を変更してきた。一方のFC東京は、前節のモンテディオ山形戦を引き分け、こちらも勝ち点4といまいち波に乗り切れていない。この試合では前節負傷交代した同DF太田宏介が欠場。前線にはFWサンダサが初スタメンを飾った。

 この試合で最初にチャンスを作ったのはFC東京。13分、カウンターから抜けだしたサンダサがペナルティエリア外から右足でミドルシュートを放ったが、ここはGK曽ヶ端準にキャッチされてしまう。

 一方、鹿島にも決定機が訪れる。19分、右サイドでボールを持った伊東幸敏が敵陣深くまで持ち込むと、ペナルティエリア右の中村充孝にパス。中村がワンタッチで戻すと伊東が中央に切れ込み左足でシュート。カーブがかかったシュートは左ポストに阻まれ、得点には至らなかった。

 続く27分、右サイドの遠藤康が上げたアーリークロスをファーサイドの山本脩斗が頭で落とし、最後は赤崎秀平が右足ボレーシュートで狙ったが、ここもクロスバーに阻まれてしまった。

 その後も攻めこむ鹿島。30分、ゴール前でパスを受けた柴崎が右足で強烈なミドルシュート。相手DFに当たってコースが変わったボールが、GK権田修一の左脇下を抜け、鹿島が先制に成功した。

 前半は最後まで鹿島がFC東京を押し込む時間が続いたが、スコアは変わらず1-0のまま試合を折り返した。

 FC東京は後半開始から吉本一謙に代えて松田陸を投入した。後半の序盤はやや鹿島が押し気味に試合を進めたが、ようやくFC東京にもチャンスが生まれる。53分、左サイドの徳永悠平からグラウンダーのクロスが入ると、ファーサイドに走りこんだ前田遼一が右足で合わせたが、シュートはポストに弾かれてしまった。
 勢いを掴みたいFC東京は61分にサンダサに代えてネイサン・バーンズ、66分に河野広貴に代えて三田啓貴を投入。早々に3枚の交代カードを切った。

 するとFC東京の交代選手が監督の期待に応える。70分、自陣でFKを獲得すると前線にロングボールが送られる。これを前田が頭で前にすらし、抜けだしたネイサン・バーンズがワンタッチでゴール左に蹴りこみFC東京が同点に追いついた。ネイサン・バーンズにとっては来日初ゴールとなった。

 鹿島は苦しい展開に持ち込まれたが、ここで勝負強さを発揮する。81分、右サイドでCKを獲得すると、柴崎のクロスボールをゴール前の昌子源が頭で合わせてゴール。鹿島が終盤で勝ち越しに成功した。

 リードを守りきりたい鹿島は89分に遠藤を下げて青木剛を投入し、逃げ切りを図る。このまま2-1で鹿島が勝利を収め、石井監督新体制下で初白星を挙げた。

 次節、鹿島はアウェーでサガン鳥栖とFC東京はホームでベガルタ仙台と対戦する。

【スコア】
鹿島アントラーズ 2-1 FC東京

【得点者】
1-0 30分 柴崎岳(鹿島アントラーズ)
1-1 70分 ネイサン・バーンズ(FC東京)
2-1 81分 昌子源(鹿島アントラーズ)

【J1】先発復帰の柴崎が1得点・1アシスト。ハリル御前で鮮烈なインパクトを放つ
サッカーダイジェスト編集部
2015年07月25日


鹿島が石井監督の初陣で、相性の良いFC東京に勝利。


第1ステージの16節以来の先発となった柴崎(20)が、石井監督の初陣で1得点・1アシスト。ハリルホジッチ監督が視察したホームゲームで結果を残した。写真:徳原隆元

 J1リーグは7月25日に第2ステージ4節の9試合が開催された。石井監督の下でリスタートした鹿島がFC東京をホームに迎えた一戦は、前者に軍配。故障明けで、第2ステージ初のスタメン出場となった柴崎が1ゴール・1アシストと全得点に絡んだ。

【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・4節

 前半から試合を優位に進めたのは、FC東京よりも動き出しが速い鹿島だった。テンポの良いパス回しで攻め込み、19分に中村のヒールから伊東が、続く26分には山本の落としから赤がゴールを強襲。この2本はそれぞれポストとバーに当たったが、30分には柴崎のミドルで先制した。

 一方のFC東京は、今季初先発のサンダサ、このスペイン人FWと2トップを組んだ前田になかなか良い形でボールが入らず、15分過ぎからは明らかに押し込まれる形となった。太田の負傷欠場も響き、セットプレーからも突破口を見出せなかった前半は決定機がわずかひとつ(13分のサンダサのシュート)と、消化不良の内容に終わった。

 しかし後半、CBの吉本に代えて右SBの松田を投入したFC東京が4-4-2から4-3-3に近い布陣にシステム変更して反撃に出る。東アジアカップのメンバーに選ばれた米本の推進力などを頼りにボールを前に運び、53分には左サイドの崩しから前田が絶好機を迎えた。これはゴールにならなかったものの、70分には前田がヘッドですらしたボールを途中出場のN・バーンズが流し込んだ。

 追いつかれた鹿島は79分、赤に代えてダヴィをCFに入れた。すると直後の81分、柴崎のCKにヘッドで合わせたCBの昌子が決勝弾! 再び流れを引き戻したホームチームは柴崎の見事なゲームコントロールもあり、このまま逃げ切った。

 なお、これで鹿島はFC東京にリーグ戦で12試合無敗。相性の良さを見せつけた。


スタメンに抜擢されたアツである。
誰もが勝ちたかったところをプレイで応えたと思う。
このチャンスを逃すことなく、勝利のために尽力するのだ。
アツの躍動を楽しみにしておる。

早くも新監督の色が

2015年07月25日 | Weblog
【J1展望】2ndステージ・4節|鹿島-FC東京|監督交代に踏み切った鹿島が、新体制初勝利を目指す
サッカーダイジェスト編集部
2015年07月24日


鹿島――本山の先発起用など、早くも新監督の色が。 FC東京――前田とサンダサの“ツインタワー”起用も。


故障者/鹿島=金崎、ジネイ FC東京=佐々木、太田、梶山
出場停止/鹿島=なし FC東京=なし


J1リーグ 2ndステージ・4節
鹿島アントラーズ―FC東京
7月25日(土)/18:30/県立カシマサッカースタジアム

鹿島アントラーズ
2ndステージ成績(3節終了時):11位 勝点4 1勝1分1敗 3得点・4失点
年間成績(20試合終了時):11位 勝点26 7勝5分8敗 30得点・29失点

【最新チーム事情】
●トニーニョ・セレーゾ監督を電撃解任。石井コーチが昇格。
●日本代表の柴崎が約1か月ぶりに復帰。
●ベテラン本山が2年ぶりの先発出場か。

【担当記者の視点】
 通算16冠の名門に激震が走った。

 前節、第2ステージ最下位の松本に0-2で完敗。クラブはトニーニョ・セレーゾ監督を電撃的に解任した。課題の守備面が一向に改善されずに、下位の新潟、清水と続いた後半戦の開幕3試合で勝点4しか奪えなかった。解任は99年8月のゼ・マリオ監督以来16年ぶり2度目と珍しく、背水の覚悟で巻き返しに出た。

 石井コーチは暫定や代行ではなく正式昇格。練習では早くも威勢の良い声を響かせており、選手も「勝利にこだわる」所信表明に同調する。

 チームが揺れた一方、明るい話題もある。柴崎が6月20日の横浜戦以来5戦ぶりに復帰する見込みだ。紅白戦で小笠原と2ボランチを形成。左足第5中足骨の痛みが取れ「大丈夫」と前向きに話す。動きも軽快で、CKからダヴィのゴールをアシストした。あとはスタミナと試合勘を取り戻すだけだ。

 同じ紅白戦ではトップ下に本山が入った。土居の調子が思わしくないなかで「横一線」(石井新監督)を象徴する起用だ。GKもベテランの曽ヶ端が佐藤から先発の座を奪い返す見通しだ。また、左サイドハーフには中村が入る見込みで、早くも石井色が出つつある。

FC東京
2ndステージ成績(3節終了時):9位 勝点4 1勝1分1敗 3得点・3失点
年間成績(20試合終了時):3位 勝点39 12勝3分5敗 27得点・21失点

【最新チーム事情】
●前節の山形戦で太田、梶山、高橋が負傷。右もも裏を負傷した太田、左腓骨骨折の梶山は欠場。高橋は全体練習に復帰し、出場は問題なさそう。
●梶山の代役は野澤か。もしくはアンカーに高橋を据えて、4-3-3という選択も。
●山形戦で決定機を外した中島はベンチスタートか。直近2試合、途中出場で好プレーを見せているサンダサの先発起用も。

【担当記者の視点】
 相手は、昨季も、そして今季の第1ステージでも勝てなかった鹿島。この大きな壁を乗り越えなければ、第2ステージ、ひいては年間優勝など夢のまた夢だ。FC東京にとってはある意味、大一番で引き分けさえも許されないだろう。

 しかし、前節の山形戦で左足を負傷したアンカーの梶山は戦線離脱。右足に違和感を訴えた左SBの太田も欠場と見られている。ベストメンバーを組めないなかで、この難敵をどう倒すのか。前節に続き出番があれば、現U-22代表の10番・中島の技巧に期待したい。山形戦ではGKとの1対1を外しただけに、次こそはゴールを決めて戦力的価値を示したいところだ。

 守備は安定しているので、やはり鍵は攻撃陣の出来。早い時間帯にリードを奪い、“先行逃げ切り”の形に持っていければ理想的だろう。仮にスペイン国籍のサンダサが先発すれば、長身を活かしたポストプレーに注目。前田と“ツインタワー”を組むようだと敵の脅威になるかもしれない。


石井色が出つつあると評するサッカーダイジェストのプレビューである。
急転直下で指揮を執ることとなったとはいえ、鹿島の歴史を知る男に迷いはない。
攻撃陣にメスを入れ、守護神を戻した。
実績と経験でまずはこの局面を乗り切るのだ。
チームの結束を深め、勝利を掴み取りたい。
楽しみである。

石井監督、かなり緊張してますが、勝ちにこだわる

2015年07月25日 | Weblog
鹿島石井新監督、初陣東京戦に本山2年ぶり先発起用
[2015年7月25日7時14分 紙面から]


声を張って指導する鹿島の石井新監督(左)。右は柴崎

 鹿島は今日25日、ホームに東京を迎え、石井正忠新監督(48)体制で再出発する。21日にトニーニョ・セレーゾ監督(60)を電撃解任。シーズン途中の監督交代は99年のゼ・マリオ氏以来16年ぶり、わずか2度目だった。重圧が増す初采配へ、石井監督は24日の練習を終えると「かなり緊張してますが、勝ちにこだわる。最低でも戦う姿勢は見せたい」と意欲を示した。

 就任後3日間しかなかったが、睡眠時間を削って修正に着手。前体制では控えていた激しい球際の勝負を練習で課し、失点の大半を占めたセットプレーの守備対応も「ゾーン」から伝統の「マンツーマン」に戻した。

 起用にも色を出し、トップ下の本山を約2年2カ月ぶりに先発させる方針を固めた。左足を痛めていた日本代表MF柴崎も5試合ぶりに復帰。セレーゾ氏も解任後初めてクラブハウスを訪れ、引き継ぎもした。クラブ史上21年ぶりの日本人監督が初陣1勝を目指す。


初陣へ向け意気込みを語る石井新監督である。
「勝ちに拘る」と言い切る。
先発にメスを入れ、球際の激しさを課した。
石井監督の指導に堪えぬ選手はおらぬはず。
聖地での勝利を信じておる。

キーマン・本山

2015年07月25日 | Weblog
キーマン MF本山雅志 創造性豊か、攻撃の軸に
突然の監督交代を経て新たなスタートを切る鹿島。新指揮官が攻撃の軸として選んだのは、先月36歳になった“背番号10”だ。先発すれば、リーグ戦では2013年5月の第12節・名古屋戦以来となる。「まだ(先発は)分からない。言われてからで準備は大丈夫」


キーマンに挙げられる本山である。
2013年5月の名古屋戦以来の先発である。
この試合ではアツと交代したが、今日は同時にピッチに立つ。
二人のパスワークは魅惑と言えよう。
天才同士のインスピレーションが鹿島を救うであろう。
美しいサッカーが体現される。
期待しておる。

岳・アツ・モトのハーモニー

2015年07月25日 | Weblog
【予想スタメン】指揮官解任で巻き返しを狙う鹿島、新体制初戦を白星で飾れるか

監督交代で巻き返しを狙う鹿島 [写真]=Getty Images

■鹿島アントラーズ 選手全員で決起集会も開催

 鹿島は21日、トニーニョ・セレーゾ監督の解任と、石井正忠新監督の就任を発表した。1stステージ8位、ACLは1次リーグで敗退。巻き返しを誓った2ndステージだが、新潟、清水、松本という下位クラブとの3連戦で1勝1分1敗と振るわなかった。クラブにとって、史上2例目となるシーズン途中の監督解任劇。選手に与える影響の大きさは計り知れないが、これまで出番のなかった選手にとっては、ある意味でチャンスにもなる。

 22日には選手全員で決起集会を開催。選手会長の西大伍が音頭をとって、鹿嶋市内のブラジル料理店で昼食をとりながら、1人ずつ決意を述べた。西は「いい方向にいくと思う」話しており、チームが一丸となるために有意義な時間となったようだ。

 左第5中足骨を痛めていた日本代表MF柴崎岳も、20日のMRI検査で患部の回復が見られ、復帰の予定。押しも押されぬ鹿島の中心選手の復帰は、一番のグッドニュースと言っていいだろう。ただ、監督交代から4日後の試合。準備不足の感はどうしても否めない。22日の練習では、元日本代表の本山雅志や、中村充孝が主力組に入るなど、石井新監督の色が徐々に出てきているが、どこまでフィットするかは未知数。先発メンバーは流動的な部分が多く、いきなり結果を求めるのは酷かもしれない。今季、ホームでは2勝2分4敗と相性は悪い。“鬼門”での戦いに注目が集まる。(totoONE編集部)

■鹿島予想スタメン
4-2-3-1
GK
佐藤昭大
DF
西大伍
ファン・ソッコ
昌子源
山本脩斗
MF
柴崎岳
小笠原満男
遠藤康
本山雅志
中村充孝
FW
赤崎秀平


■FC東京 カシマではリーグ戦わずか1勝とまさしく“鬼門”

 前節は山形の堅守を崩しきることができず、スコアレスドロー。その中でも梶山陽平、太田宏介が相次いで負傷をし、前半のうちに2選手の交代を余儀なくされた。しかし、ボランチにポジションを変えた米本拓司や、急遽出場となった丸山祐市も好プレーを発揮。アクシデントにも動じず、状況の変化に対応し、誰が出場してもチームとして崩れなかったことは自信として良いはずだ。だが、梶山が長期離脱、右腿裏を痛めた太田は別メニューが続くとともに、東慶悟の状態も万全とは言えず、満身創痍の状態で鹿島との“大一番”を迎えることになる。

 対鹿島戦では、2009年以降一度も勝利をつかめていないFC東京。カシマサッカースタジアムでの勝利も、リーグ戦では2007年に挙げたわずか1勝のみ。FC東京にとって、鹿島は常に目の前に立ちはだかる壁だ。電撃的な監督交代をした鹿島だが、石川直宏は「鹿島は鹿島。クラブの伝統として、常にシンプルに勝利に徹する戦いをしてくるだろう」と警戒を強める。それでも、「90分間を通して隙を作らず、一方で相手の隙を抜け目なく突く。これまでの鹿島のような戦いを僕たちが見せて勝ちたい」と力を込めた。

 鹿島に対する苦手意識を払拭するためには、河野広貴、サンダサらを含め、新たなメンバーの健闘にも期待したいが、バランスを崩すと“いつもの鹿島戦と同じ”展開になりかねない。“鬼門”のアウェーでもあり、まずは確実に勝ち点1をもぎ取る粘り強さを求めたい。(totoONE編集部)

■FC東京予想スタメン
4-4-2
GK
権田修一
DF
徳永悠平
吉本一謙
森重真人
丸山祐市
MF
羽生直剛
高橋秀人
米本拓司
河野広貴
FW
石川直宏
前田遼一


岳の復帰、本山とアツの起用を予想するサッカーキングのプレビューである。
石井監督が就任後、この三人をレギュラー組に固定して練習してきた。
テクニックに優れる三人が奏でるハーモニーは、必ずやFC東京守備陣を崩すことであろう。
美しいパスワークで中盤を圧倒するのだ。
楽しみである。

トニーニョ・セレーゾ、クラブハウスに

2015年07月25日 | Weblog
鹿島セレーゾ前監督 クラブ関係者と別れのあいさつ
[2015年7月24日20時56分]


21日の解任後、初めてクラブハウスに姿を見せた鹿島のセレーゾ前監督

 電撃解任された鹿島のトニーニョ・セレーゾ前監督(60)が24日、契約解除の決定後、初めてクラブハウスに姿を見せた。

 強化責任者の鈴木常務から解任を言い渡されたのは21日で、場所は選手寮。その後3日間は練習場に顔を出さず気持ちを整理していた。

 シーズン途中の監督交代は99年のゼ・マリオ氏以来16年ぶり2度目。クラブでは珍しく、00年に3冠を達成した功労者でもあったため「残念な気持ちでいっぱいだ」と、ひどく落ち込んでいたという。それから3日。午前練習が終わったクラブハウスへ現れ、今後の手続きや帰国日程について調整した。関係者とのあいさつを終えると、自らの運転で計9シーズン通った「仕事場」を後に。サポーターから写真撮影を求められると車を降り、丁寧に、笑顔で対応していた。

 ブラジル代表「黄金のカルテット」の1人だったセレーゾ氏は、00~05年の第1次政権で5つのタイトルを獲得。13年の監督復帰後は若手を積極起用して5位、3位と順位を上げたが、今季は苦戦。第1ステージは8位、第2ステージは現在11位に沈んだ。2度目の指揮ではタイトルを積み上げられなかった。


クラブハウスに顔を出したトニーニョ・セレーゾ前監督である。
解任されたが、ファミリーであることは変わらぬ。
また、成績不振に関しても不運な部分も多かった。
ここまで若手を鍛え上げた手腕は確かなもの。
決して忘れることはない。
ありがとう。

ヤス・源、代表のバックアップに名を連ねる

2015年07月24日 | Weblog
ハリル監督、今回も“マル秘ノート”持参でばれた?
[2015年7月24日7時47分 紙面から]

 日本協会は23日、8月の東アジア杯(中国・武漢)に臨む日本代表を発表した。バヒド・ハリルホジッチ監督(63)は東京・JFAハウスで会見した。

 ハリルホジッチ監督は、いつも通り基本布陣と選手の並びを書いた紙を持ち込んだ。過去にJの実行委員会で手にした資料から選手の体脂肪率が漏れ「わなにはまった」と報道陣に怒っていたが、今回は左SBの車屋(川崎F)以外明かさなかったバックアップメンバーの名が。右SBに塩谷(広島)、CBに昌子(鹿島)、トップ下は遠藤(鹿島)と森岡(神戸)、1トップに豊田(鳥栖)を想定しているようだ。


日本代表のバックアップに挙げられるヤスと源である。
ヤスはトップ下として、源はCBとして代表の一歩手前におる。
不調のチームからでは選出もままならぬところではあったが、監督交代のカンフル剤を打ったチームが上向きになれば、ヤスも源も青きユニフォームを纏う可能性を秘めておる。
鹿島を牽引し、勝利を積み重ねるのだ。
楽しみにしておる。

岳、チームを上向かせたい

2015年07月24日 | Weblog
鹿島柴崎「しっかりやりたい」ハリル監督の電話即答
[2015年7月23日21時39分]


東アジア杯の日本代表メンバーに選ばれ、鹿島のクラブハウスで取材に応じるMF柴崎


 負傷中の鹿島MF柴崎岳(23)が、東アジア杯(来月2日から中国・武漢)の日本代表に選出された。

 左足第5中足骨を痛め、クラブでは先月20日のリーグ横浜戦を最後に欠場中。実戦から1カ月以上も遠ざかっているが、ハリルホジッチ監督からの状態確認の電話に「しっかりやりたい」と即答した。

 25日の東京戦で5試合ぶりに復帰することが濃厚だ。21日にトニーニョ・セレーゾ監督が電撃解任され、コーチから昇格した石井新監督の初戦になる。大事な時期に離脱した責任を胸に「チームを上向かせたい」と静かに燃えた。


代表選出で取材に応じる岳である。
ハリルホジッチ代表監督からは直接電話で応対した模様。
代表にてプレイする前にFC東京戦、鳥栖戦で結果を出すのだ。
岳の躍動で、石井新監督に勝利を。
期待しておる。