鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

サッカーダイジェスト新潟戦寸評

2015年07月12日 | Weblog
【J1採点&寸評】新潟×鹿島|悪夢の3分間。ロスタイムに2失点し、新潟がまさかの逆転負け
五十嵐創(サッカーダイジェスト)
2015年07月12日


内容では圧倒するも、決定機を逃して……。


【警告】新潟=L・シルバ(19分) 鹿島=なし
【退場】新潟=なし 鹿島=なし
【MAN OF THE MATCH】金崎夢生(鹿島)


【試合内容】
 新潟が最後の最後で逆転を許した。2-1でリードしていた90+4分。土居に同点弾を奪われ、その2分後に遠藤に決勝点をねじ込まれた。

 試合は、ほぼ90分間に渡って新潟ペースで推移した。立ち上がりから新潟の連動したプレスがハマり、中盤でボールを奪っては素早いカウンターにつなげた。31分に先制点を奪われた後も、すぐさま指宿のゴールで同点に追いつき、さらに42分にはカウンターでゴール前に走り込んだ小泉の一撃で逆転に成功する。

 しかし、試合を決める3点目が奪えなかった。後半もカウンターを軸にチャンスを作ったが、55分に山本、59分には加藤が決定機で枠を外した。

 そして、迎えたアディショナルタイムの90+4分。単調なロングボールを跳ね返せずに金崎にシュートを打たれ、ポストの跳ね返りに詰められて失点。さらに、90+6分には、またも金崎に突破を許して、最後は遠藤の左足で止めを刺された。

 内容で圧倒しただけに、新潟にとっては痛恨の黒星となった。

【チーム採点・寸評】
新潟 6
局面の競り合いで常に先手を取り、こぼれ球も拾って90分間に渡って圧倒していた。しかし、決定機を決めきれず。最後の最後で水がこぼれた。

鹿島 5.5
新潟のプレッシャーに押され、内容的には見るものなし。ただ、ロングボールを執拗に放り込み、ラスト3分間で逆転した執念は次節以降につながる。

【新潟|採点・寸評】
GK
21 守田達弥 5.5
ロスタイムの2失点は、いずれもGKにとっては厳しいもの。CKからのクロスに飛び出しながら、ボールに触れなかった前半の失点が痛かった。

DF
24 川口尚紀 6
ゴリゴリと身体を当てて押し込んでくる金崎にも怯まず、激しく寄せて対抗。逆サイドに流れた相手にもしぶとく付いて行き、守備面では及第点の仕事をした。

4 舞行龍ジェームズ 5.5
巧みなカバーでピンチの芽を摘み取る一方、無理につなごうとしてボールを奪われる場面も。プレーの判断には、まだ課題が残る。

3 大井健太郎 5.5
セットプレーで昌子に競り負け、先制点を奪われる。終盤は金崎やダヴィに身体を寄せてなんとかしのいでいたが、最後までは踏ん張れなかった。

7 コルテース 5
精力的なオーバーラップでパスコースを作っていたが、同点に追いつかれた後に急激に集中力がダウン。金崎に突破されて決勝点につなげられた。

MF
8 レオ・シルバ 6.5
セカンドボールを拾い、プレスバックもこなした。また、タメも作って攻撃でも貢献。中盤での存在感は圧倒的で、とても病み上がりとは思えなかった。

25 小泉 慶 6.5
ピッチを所狭しと走り周り、ボール保持者にプレッシャーをかけた。猛然とゴール前に走り込、カウンターで決めた2点目も見事だった。

13 加藤 大 5.5
スペースに侵入してボールを受ける技術はさすが。ただ、スタミナが切れて来るとパスの精度が目に見えて落ちた。59分の決定機も決めたかった。

23 山本康裕 5.5
CKで好クロスを供給し、精力的にアップダウンして守備でも奮闘。それだけに、55分に迎えたフリーの決定機を外したのが痛すぎた。

FW
11 指宿洋史 6.5
加藤の落としをダイレクトで叩き込んだミドルは圧巻。昌子や植田のマークをものともせず、身体を張ったポストプレーで起点になった。

9 山崎亮平 5.5
前線からのプレスやタメを作るキープは効いていたが、指宿との距離感がやや遠く、ゴール前のチャンスに顔を出せなかった印象も。

交代出場
MF
18 成岡 翔 5
決定的な3点目を狙ってエリア内に飛び込むも、クロスがあと一歩合わず。ジョーカーとしての役割を果たせなかった。局面の競り合いでも後手を踏んでいた。

DF
5 前野貴徳 -
精力的にプレスをかけ、カウンターの場面ではゴール前にも顔を出した。とはいえ、チャンスを決めきれず。パスミスも散見された。

FW
19 鈴木武蔵 -
前線からのプレスとスピードを活かしたカウンターを期待されてロスタイムにピッチに登場。しかし、目立った仕事はなく、出場後にチームは2失点した。

監督
柳下正明 5.5
カウンターで脅威を与えられる山崎を下げた采配には、少し疑問が残る。ただ、試合内容は評価できる。今後もこれを継続したい。

執念のパワープレーで勝点3をもぎ取る。

【鹿島|採点・寸評】
GK
1 佐藤昭大 5.5
32分のファインセーブなど、セービングは終始安定。一方で1点を追う終盤に焦って闇雲にフィードする場面もあった。もう少し落ち着きが必要だ。

DF
22 西 大伍 5.5
前線でタメが作れない影響から、前半は攻撃面での効果的なプレーはなかった。遠藤投入後はオーバーラップが増えるも、クロスの精度を欠いていた。

23 植田直通 4.5
指宿にポストプレーで起点を作られ、得意の空中戦でも完敗。不安定な守備を見かねた指揮官に61分に交代させられた。

3 昌子 源 5.5
CKから先制点をゲット。本職の守備ではスピードを活かしたカバーリングでピンチを救ったが、相手のシュートミスに助けられた場面も多かった。

16 山本脩斗 5.5
縦に仕掛けるシーンは数えるほどで、攻撃面では印象なし。守備でもたびたび裏を突かれてピンチを迎えていた。

MF
5 青木 剛 5
新潟のプレッシャーに屈し、まったくビルドアップに参加できず。こぼれ球もL・シルバと小泉に拾われ、まるで存在感を示せなかった。

40 小笠原満男 5.5
効果的な縦パスは少なかったが、劣勢のなか守備で奮闘。粘り強く相手に身体を寄せて安易に縦パスを出させなかった。

7 カイオ 5
17分にCKに合わせてフリーでヘッドを放つもボールは上へ。以降は押し込まれて守備の時間が長くなり、持ち前の突破力を発揮できなかった。

33 金崎夢生 6.5
フィジカルの強さを活かした強引な突破でチャンスメイク。土居の同点弾につながるシュートを放ち、直後にはコルテースをかわして遠藤の決勝点を演出した。

8 土居聖真 6
パスの供給を得られずに沈黙していたが、最後に大仕事。ポストの跳ね返りに詰めて同点弾を挙げた。

FW
18 赤秀平 5.5
厳しく寄せられて起点を作れず。ドリブルで持ち込んだ序盤の決定機も、シュート直前で小泉に阻まれた。

交代出場
MF
25 遠藤 康 6.5
ボールを収めてタメを作り、反撃の糸口を作る。90+6分には金崎の横パスを受け、まさに値千金の決勝点を決めた。

FW
11 ダヴィ 6
ロングボールのターゲットになり、チャンスを創出。土居の同点弾につながった金崎のシュートは、このブラジル人の落としが起点だった。

DF
14 ファン・ソッコ 5.5
危険な位置でのファウルが多かった印象。結果的に出場以降は失点していないが、安定していたとは言い難い。

監督
トニーニョ・セレーゾ 6
ダヴィの投入でロングボールの放り込みにシフト。相手が決定機を外すという運も味方し、苦しみながらも勝点3をものにした。


サッカーダイジェストの五十嵐氏による新潟戦の寸評である。
MOMでもある夢生と決勝ゴールのヤスに高評価が与えられておる。
やはり、夢生はなくてはならぬ存在と改めて思わされた。
これだけのフィジカルとテクニックを兼ね備えた選手はそうはおらぬ。
鹿島の軸として長く活躍して欲しい。
また、ヤスはカイオや夢生にはないものをチームにもたらせる。
西との連携も深く、右サイドを活性化させた。
決勝点もなっとくと言って良かろう。
また、聖真とダヴィにも良い評価が与えられておる。
聖真は、同点弾もさることながら、枠を耐えられなかったが惜しいシュートを二つはなっており、攻撃力に磨きがかかってきた。
ダヴィの投入がこの大逆転を呼び込んだことは周知の事実。
アバウトなロングボールを自分たちのものに出来ることは大きい。
ダヴィと夢生の連携はこれからの鹿島に於いて大きな武器となろう。
試合内容については、語るべきものが少ない試合でも勝利を掴み取った選手の力は大きい。
2ndステージ大躍進を期待しておる。

新潟戦報道

2015年07月12日 | Weblog
鹿島、後半ロスタイム2発で大逆転発進/新-鹿1節
[2015年7月11日23時57分]


前半、鹿島DF昌子(中央)ヘディングゴールを決め喜ぶ(撮影・柴田隆二)

<J1:新潟2-3鹿島>◇第1節◇11日◇デンカS

 日本代表MF柴崎を負傷で欠いた鹿島が、後半ロスタイムの2得点で新潟に大逆転勝ちした。

 前半30分にDF昌子がCKから先制。しかし1分後に同点とされ、さらに42分に勝ち越し点を奪われた。嫌な流れで追いつけないまま90分が経過。さらに3分がたち、敗色濃厚と思われたところからドラマが急展開した。後半ロスタイム4分にMF金崎がシュート。右ポストに嫌われたが、はね返りをMF土居が押し込んだ。さらにロスタイム6分、途中出場のMF遠藤が左足で決勝弾。「実はうまく当たらなかった。ミスキックだけど気持ちで押し込んだ」というボールは、相手DFに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。第1ステージ開幕戦は清水に1-3で敗れて最終的に8位と低迷。第2ステージは勝ち切って巻き返しへ弾みをつけた。

鹿島後半49分から2発!黒星寸前に大逆転勝利
[2015年7月12日7時29分 紙面から]


後半ロスタイム、決勝ゴールをゆりかごポーズで喜ぶ鹿島イレブン(撮影・柴田隆二)

<J1:新潟2-3鹿島>◇第1節◇11日◇デンカS

 14年ぶりに第1ステージを負け越した鹿島が、後半戦は劇的に白星発進した。左足の第5中足骨を痛めている日本代表MF柴崎が2試合連続で欠場する逆境だったが、90分経過後の2発で大逆転勝ち。1-2の後半ロスタイム4分にMF土居が同点弾を押し込むと、その2分後に日本代表候補MF遠藤康(27)が左足で決勝点を奪った。「うまく当たらずミスキックになったけど、気持ちで押し込めた」。相手DFに当たり、球が浮いてゴールに吸い込まれた。

 敗色が極めて濃かった時間帯の2連弾に、トニーニョ・セレーゾ監督はピッチに走り込んで笛を吹かれるほど喜びを爆発させた。クールな遠藤も、いつもより力強く拳を握った。第1ステージ最終節の川崎F戦を左足内転筋の痛みで欠場。2-3で敗れ、チームが借金を抱えた瞬間を客席から柴崎と見届けた。ふがいなさを胸に2週間の中断期間で完調にし、後半開始からの途中出場で仕事をした。

 昨季はチーム最多タイの10得点。今年4月にハリルジャパンの候補合宿に初招集され「練習に対する意識が変わった」。同じく、来月の東アジア杯に出場する日本代表の予備登録メンバーにも選ばれているDF昌子が前半30分に左CKから先制するなど、代表選手の意地もピッチ上で示した。

 第1ステージは8位に沈み、柴崎も戦列を離れた。暗い雰囲気の一方で、左サイドバック山本が左太もも裏の負傷から約2カ月ぶりに復帰。後半15分からはFWダビが出場した。左膝の前十字靱帯(じんたい)と半月板損傷から、こちらは9カ月ぶりの復活だ。明るい話題も届いた16冠王者が仕切り直しの開幕星。それでも、黄金期を知る遠藤は「3-2はどうかと思う」。勝ってなお手堅さを求める姿は、後半戦の巻き返しを予感させた。【木下淳】

鹿島、劇的な逆転 決勝点の遠藤「打てば何か起こると思った」

後半、競り合う鹿島・遠藤(左)と新潟・小泉=デンカスタ

 明治安田J1第2ステージ第1節(11日、新潟2-3鹿島、デンカS)鹿島が劇的な逆転勝利をつかんだ。1-2の後半ロスタイム、金崎のシュートのはね返りを土居が押し込み同点。さらに終了間際、「打てば何か起こると思った」という遠藤が体勢を崩しながら左足を振ると、相手に当たったシュートが絶妙なコースに飛び、ゴールに吸い込まれた。

 新潟に終始ペースを握られたが、伝統の勝負強さで敵地での勝ち点3を奪取。セレーゾ監督はガッツポーズで記者会見場に現れ「サッカー(の内容)というよりは、クラブの歴史がものをいった」と興奮を引きずった様子で話した。(共同)


試合終了間際、遠藤(左端)のゴールが決まり、セレーゾ監督と抱き合って喜ぶ金崎ら鹿島イレブン=デンカスタ


新潟に勝利し、サポーターにあいさつする鹿島イレブン=デンカスタ


前半、ドリブルで攻め込む鹿島・土居(右)。左は新潟・加藤=デンカスタ


前半、競り合う新潟・川口(左)と鹿島・金崎=デンカスタ


ロスタイムから2点逆転!鹿島、最後まで攻め続け勝ち点3

試合終了間際、遠藤(左端)のゴールが決まり、セレーゾ監督と抱き合って喜ぶ金崎ら鹿島イレブン=デンカスタ

 明治安田J1第2ステージ第1節(11日、新潟2-3鹿島、デンカS)劇的な逆転勝利だ。1-2の後半ロスタイムにMF土居がこぼれ球を押し込んで同点。その2分後、東アジア杯の予備登録メンバーに入ったMF遠藤の左足シュートが、相手DFに当たってゴールに吸い込まれた。遠藤は2失点を反省しつつも「勝ててよかった」。日本代表MF柴崎を左足痛で欠く中、最後まで攻め続けた鹿島が勝ち点3をもぎ取った。
(紙面から)

鹿島MF遠藤 観戦スタッフの前で代表アピール“当たり損ね弾”
J1第2S第1節 鹿島3―2新潟 (7月11日 デンカS)


<新潟・鹿島>後半ロスタイム、鹿島・遠藤(左)のゴールで勝ち越し、金崎(中央左)と抱き合うセレーゾ監督
Photo By スポニチ


 鹿島は東アジア杯予備登録メンバーのMF遠藤のロスタイム弾で白星スタートを切った。

 2―2の後半51分、ペナルティーエリア内の右サイドでボールを持つと左足を一振り。当たり損ねたボールはDFに当たりGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。「ミスが得点につながった。あんまりうまく当たらなかった」という“偶然のゴール”だったが「シュートを打てば何かが起きるというのもあるし、ペナの中にいるというのが大事」と最後まで勝利を目指した積極的姿勢が生んだ得点だった。

 日本代表スタッフがスタンドから観戦しており、東アジア杯への招集が期待される。4月の日本代表候補合宿参加後は「練習中の意識が変わった」という27歳。「勝っているチームの選手が一番評価されるべき」とチームを勝利に導くことで代表入りをつかむ。
[ 2015年7月12日 05:30 ]

【鹿島】94分同点、96分逆転、逆襲ゴング 第2S劇勝開幕
2015年7月12日6時0分 スポーツ報知


後半ロスタイム、遠藤(左)の勝ち越しゴールが決まり、セレーゾ監督(左から3人目)と抱き合って喜ぶ鹿島イレブン

 ◆J1第2S第1節 新潟2―3鹿島(11日・デンカビッグスワンスタジアム)

 スタンドで鳴りやまなかった「奇跡を起こせ」の大合唱が、ピッチで現実のものとなった。1―2で迎えたロスタイム。目安表示5分のうち、4分が経過しようとしていた。絶体絶命の鹿島はゴール前のこぼれ球をMF土居が押し込み、同点。さらに同6分にはMF遠藤がエリア内で左足でシュート。「うまく当たらなかった」というが、相手に当たってゴール左に吸い込まれた。

 残り2分からの逆転劇。途中出場で大仕事をした遠藤は「内容は良くなかったけど、勝利できて良かった」と安堵(あんど)の表情。先制点を挙げたDF昌子も、すぐに一時逆転を許す展開に「勝ったからOKじゃない。勝っても、しっかりと反省しないといけない」とミスを戒めるように振り返った。

 常勝軍団に危機感が漂う。第1Sは負け越して8位に低迷。09年の3連覇を最後に、5シーズン優勝から遠ざかる。6シーズン連続V逸となれば、ワースト記録。元鹿島MFの中田浩二氏らの引退試合(5日・カシマ)に駆けつけたクラブOBの秋田豊氏、本田泰人氏らからは「大丈夫か」「どうなっているの」という声が主将MF小笠原に向けられ、「恥ずかしい」と答えるしかなかった。

東アジア杯(8月・中国)の日本代表候補に名を連ねた昌子も「第2Sが始まったばかりで、代表、代表と言えない。チャンピオンシップに出るためには優勝するしかない」とすべてを注ぐ考え。秋田氏からは「お前が決めて、お前が守る。それがアントラーズのセンターバックだ」とゲキを飛ばされた。

 試合内容は「全然ダメ」(小笠原)で、前向きな材料は少ないかもしれない。ただ、土壇場でひっくり返すのも鹿島の勝ち方のひとつ。セレーゾ監督はガッツポーズで記者会見場に現れ「サッカー(の内容)というよりは、クラブの歴史がものをいった」。常勝軍団がプライドをかける第2S。意地のアウェー勝利で白星発進した。(内田 知宏)

 ◆後半ロスタイムでの逆転
 ▽99年欧州CL決勝(バルセロナ) マンチェスターUはバイエルンに0―1から46分にシェリンガム、48分にスールシャールがともにベッカムのCKから得点してリーグ戦とFA杯に続く3冠を達成した。
 ▽12年プレミアリーグ最終節 マンチェスターCがホームでのクイーンズパーク戦で1―2から47分にジェコが、アグエロは49分にゴールを決めて44年ぶりにリーグ制覇。
 ▽13年欧州CL準々決勝 第1戦が0―0だったドルトムントはホームにマラガを迎え、1―2から46分にロイス、48分にはオフサイドの位置に4人がいたが、笛は吹かれずにサンタナが決勝ゴールを挙げた。
 ▽14年セリエA第33節 トリノは本拠にジェノアを迎え、0―1から47分にインモビレ、48分にチェルチが得点。ジネッティGKコーチは喜びすぎてアキレスけんを断裂するほどの興奮だった。
 ▽15年J2第7節 東京Vは本拠での岐阜戦で後半39分まで0―3だったが、1点差で迎えたロスタイムに杉本が同点ゴール。最後は平本がこの日2点目を奪い、J2史上2度目の3点差逆転勝ちを完成させた。

J1第2Sスタート 鹿島、土壇場逆転
明治安田J1第2ステージ第1節(11日・デンカビッグスワンスタジアムほか=9試合)第2ステージが開幕し、第1ステージ8位の鹿島は新潟を3-2の逆転で破り、白星スタートを切った。鹿島は前半30分、左CKを昌子が頭で合わせ先制。その後1-2とされたが、終了間際に土居、遠藤の連続ゴールで劇的勝利を飾った。

第1ステージを無敗で制した浦和は松本を2-1で退けて好発進した。第1ステージ2位のFC東京は同5位の川崎に0-2で敗れた。

3位の広島は佐藤の2得点などで仙台に4-3で勝利。4位のG大阪は宇佐美が決勝のPKを決め、甲府に2-1で競り勝った。神戸は最下位の清水に5-0で完勝。湘南は名古屋、鳥栖は柏をそれぞれ破った。

■鹿島・トニーニョ・セレーゾ監督
きょうは私(の采配)よりも鹿島の歴史が力になり、この結果につながった。7月の5試合はどういう形であれ、結束と団結を選手にたちに求め、みんなで乗り越えていきたい。

■鹿島・昌子
自分の判断で滞空時間の長いボールを蹴ってもらい、タイミングを合わせた。


劇的な大逆転勝利に筆の走る各紙である。
特に報知は内田記者が筆を取っており、内容も濃い。
源が秋田に「お前が決めて、お前が守る。それがアントラーズのセンターバックだ」と鼓舞されたエピソードが綴られる。
その言葉に奮起したのか、源は背番号3に相応しいヘディングゴールで先制弾を決めた。
源だけでなく、ヤスも聖真も気持ちのこもったゴールを決めた。
引退試合の効果と言えよう。
これがクラブの歴史である。
偉大なる先人たちに恥じぬよう勝利を積み重ねて行きたい。
期待しておる。

新潟戦トラッキングデータ

2015年07月12日 | Weblog
2ndステージ 第1節
2015年7月11日(土)19:03KO デンカS



Jリーグ公式に掲載された新潟戦のトラッキングデータである。
なんと言っても金崎夢生であろう。
走行距離・スプリント回数共にダントツである。
特にスプリント回数の30回は特筆すべきであろう。
幾度もチャンスを創り出し、最後の最後まで走り続けた結果が、アディショナルタイムの同点弾に繋がるシュートであり、逆転弾のアシストである。
このひたむきに走る姿とむき出しのガッツが我らの心を掴む。
夢生の力で勝利を積み重ねるのだ。
楽しみである。

仙台・野沢、350試合出場達成

2015年07月12日 | Weblog
仙台・野沢、史上41人目のJ1通算350試合出場
 明治安田J1第2ステージ第1節(11日、仙台3-4広島、ユアスタ)仙台のMF野沢が広島戦でJ1通算350試合出場を達成。史上41人目。
(紙面から)


J1通算350試合出場を達成した仙台の野沢である。
これは嬉しい。
鹿島で育った野沢もベテランの域である。
もっともっと活躍し、仙台をJ1残留に導くのだ。
良い報を待っておる。

浦和・興梠、ごっつあんゴール

2015年07月12日 | Weblog
浦和興梠、徹底マークかわして「ごっつあんゴール」
[2015年7月12日0時18分]


後半、ゴールを決め、喜び合う浦和FW興梠(左から2人目)(撮影・狩俣裕三)

<J1:松本1-2浦和>◇第1節◇11日◇松本

 浦和FW興梠慎三(28)が、徹底マークに苦しみながらも、試合を決める追加点を挙げた。松本は6バックの布陣を敷いて、攻撃時5トップ気味の浦和に備えた。中央の興梠は松本DF飯田のマンマークに加え、スイーパーのDF安藤にも動きを見張られた。「裏に抜け出そうにも、安藤がいてうまくいかなかった。相手はすごくうちを研究していて、縦パスが入ると『フリック来るぞ』とか声を掛け合っていた。すごく難しい状況をつくられた」とため息をついた。

 それでも後半7分には、MF柏木が右サイドから折り返したボールを、DFにあてながらもゴールにねじ込み、チーム2得点目。「ごっつあんゴールでしたけど、入ってよかったです。こういう試合で勝ち点3が取れるのが、今年のうちの強み」と話した。

夏男が本領発揮!興梠 第2S開幕弾に笑み「ごっつぁんだった」
J1第2S第1節 浦和2―1松本 (7月11日 松本)


松本戦の後半、2点目のゴールを決める浦和・興梠(奥)。松本・GK村山(右)
Photo By 共同


 “夏男”の FW興梠が1点リードの後半7分、柏木の右クロスからこぼれてきたボールを右足で押し込んだ。

 浦和に加入した13年は7、8月の11試合で6得点。昨季も同時期の8試合で3戦連発を含む5得点を挙げている。第2ステージの開幕戦をゴールで飾ったストライカーは「得点はごっつぁんだった。武藤が乗っているから、必死についていこうかなと思っている」と笑った。

 今季序盤は首痛などで出遅れたが、第1ステージは11試合7得点と量産。東アジア杯予備登録メンバー50人にも選ばれた1トップがしっかり結果を残した。それでも満足感はない。松本の6バックに手を焼いた展開にいら立ちを見せ「こういう試合が続くと思うと、いい予行演習になった」と話し、さらなる爆発を予感させた。
[ 2015年7月12日 05:30 ]


決勝ゴールを決めた浦和の興梠である。
本人はごっつあんと言うが、切り返してマークをはがす技術は鹿島で培われたもの。
浦和との対戦は9月に組まれておる。
この興梠を抑え、勝利を掴み取るのだ。
楽しみである。

新潟戦コメント

2015年07月12日 | Weblog
2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第1節




鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
サッカーというよりは、クラブの歴史がモノを言ったのではないかと思う。試合に関して言えば、相手のことしか言うことができない。今日は相手しかプレーをしていないので、それしか言えない。クラブの歴史と諦めない姿勢、そういった部分が運につながっていったのではないかと思う。今日の試合が、まさにJリーグということ。このリーグは、何が起きるかわからない。それが心臓に良いのか悪いのかはわからないけど、そういうリーグだ。





【ダヴィ】
復帰できて良かった。すごく嬉しく思う。ピッチに立てる喜びが大きかった。サポーターがピッチチェックの時からコールをしてくれて感激した。ケガをした時から、励ましや様々な声援をもらって、長いリハビリを乗り越えられた。どんな状況でも支えてくれる存在なので、ピッチで結果を出して、恩返しできればと思う。

【ファン ソッコ】
監督からの指示は、リスクマネジメントをしっかりとしてほしいということだった。選手たちがベストを尽くした結果で、この勝利は大きいと思う。サッカーでは、雰囲気が大事になる。このような若いチームが勝つと、勢いに乗っていけると思う。

【遠藤 康】
内容が良くない中で、勝てたことは良かった。どこかでボールを落ち着かせれば、チャンスを作れると思っていた。ゴールの場面は、シュートミスが得点につながったという感じ。ただ、ペナルティーエリア内にいることが大事なので、その回数を増やしていきたい。

J1 2nd 第1節 新潟戦


本日行われたJ1 2nd 第1節 新潟戦は3-2で勝利しました。

2ndステージ 第1節
2015年7月11日(土)19:03KO デンカS

[ トニーニョ セレーゾ監督 ]
サッカーというよりはクラブの歴史がモノを言ったのではないかと思います。試合に関していえば、相手のことしか言うことができない。今日の試合は相手しかプレーをしていないので。(鹿島という)クラブの歴史と諦めない姿勢。それが運につながっていったと思います。今日の試合がJリーグだ、と言ってもらえればと思います。Jリーグは何が起きるのか分からない。それが心臓に良いのか悪いのか分かりませんが、これがJリーグだと思います。

2ndステージ 第1節
2015年7月11日(土)19:03KO デンカS

[ 遠藤 康 ]
まず、どこかでボールが落ち着けばチャンスを作れると思っていた。みんながもっと慌てないでやれば、もっとできた試合だと思います。ディフェンスラインも含めて、前半は全部が全部ボールを蹴ったりしていたので、どこかで近いところでやればチャンスは作れると思っていたので良かったです。チャンスは狙っていたんですけど、(相手の)ミスがたまたま得点につながりました。シュートを打てば何かが起きるというのもありますし、自分がペナルティ(エリア)内にいることが大事なので、そういう回数を増やしたいと思います。

後半ATのドラマ!!94分からの2ゴールで鹿島が新潟に逆転勝ち
15/7/11 21:37

[7.11 J1第2ステージ第1節 新潟2-3鹿島 デンカS]

 鹿島アントラーズはアウェーでアルビレックス新潟と対戦し、3-2の逆転勝利を飾った。1-2の後半アディショナルタイムに2ゴールを奪う劇的な展開で第2ステージ初戦を制した。

 鹿島は前半30分、MF小笠原満男の左CKにDF昌子源が頭で合わせ、先制点。しかし、新潟も直後の前半31分、FW指宿洋史がMF加藤大とのワンツーから右足を振り抜き、豪快なミドルシュートを叩き込んだ。

 1-1の同点に追いついた新潟は前半42分、加藤からスルーパスを受けたMF小泉慶が右足で流し込み、2-1。小泉のリーグ戦初ゴールで逆転に成功した。急性胆のう炎で離脱していたMFレオ・シルバが2か月ぶりに復帰した新潟は後半も試合の主導権を握る。しかし、チャンスをつくりながら3点目を奪えずにいると、鹿島は後半15分からFWダヴィを投入した。

 昨年10月18日の柏戦で負傷し、左膝前十字靭帯損傷および左膝外側半月板損傷で全治8か月と診断されたダヴィ。エースが長期離脱から復帰し、今季初出場を果たすと、後半アディショナルタイム4分、ロングフィードをダヴィが頭で落とし、MF金崎夢生がシュート。右ポストに当たった跳ね返りをMF土居聖真が押し込み、土壇場で2-2の同点に追いついた。

 さらに2分後、右サイドから仕掛けた金崎のパスを受けたMF遠藤康のシュートがレオ・シルバの体に当たってコースが変わり、ゴールマウスに吸い込まれた。94分からの逆転劇。後半アディショナルタイムの2ゴールで鹿島が劇的な勝利を飾った。

 トニーニョ・セレーゾ監督は試合後のインタビューで「勝利に値する内容だったかと言えば、値しない内容だった」とコメント。「ただ、最後まであきらめずにやったことが最後の最後、逆転につながった」と、選手をねぎらっていた。


諦めない姿勢について言及するトニーニョ・セレーゾ監督である。
その姿勢こそが鹿島の伝統である。
内容が悪かろうとも勝ち点を得る、それが出来たことは、若いチームに歴史が刻み込まれているということであろう。
ここからの快進撃を期待しておる。