鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

ガンバ戦コメント

2012年04月29日 | Weblog
2012Jリーグ ディビジョン1 第8節








鹿島アントラーズ:ジョルジーニョ

見ている方には楽しい試合だったのではと思う。監督としては、戦術的な役割を選手たちが良く意識してプレーしてくれたことが嬉しい。前半は西と新井場のところでズレがあったので、ハーフタイムに修正したがその後良くなった。5ゴールという結果よりもそこに至るまでの過程で監督として喜ばしいところが多々あった。

ここ最近はボックスでやってきたが、ドゥトラや本山がいるのでダイヤモンド型でやることで彼らの攻撃的な役割を活用したり、相手のボランチにプレッシャーを与えることができる。今まで足りなかったのはカウンターを仕掛けた時に最後のパスの精度や推進力だったが、それがドゥトラの加入で変わってきた。

まだ5-0や連勝したから何かを成し遂げたわけではない。まだ勝点10という事実があるので謙虚に継続してやっていきたい。しかし、巨人が眠りから醒めたことは確かだ。

【興梠 慎三】
前半はボールを収められなかったが、後半はサコと近いポジションを取って崩せた。G大阪も攻めに枚数をかけて来たので、前が空いていたからそこを突いて良い攻撃が出来た。

【遠藤 康】
先制点は打つというイメージだった。力を抜いて打てたのが良かった。ずっと先制されてたけど、今日は逆に先制出来て気持ちが楽になった。無失点で抑えられたのは大きい。2トップの調子が良いのでそこを上手くサポート出来れば良い。

【小笠原 満男】
毎試合、すっきり勝てると良い。でも点を取ったから調子がいい、取らなかったら調子が悪い、勝ったから良かった、負けたから悪かったという見方を自分はしない。長い目で見ていかないと。ゲームの流れを感じられるようにはなったと思う。

【山村 和也】
点が良い時間に入った。後ろも無失点で抑えられたのは良かった。個人的にはポジショニングなどで指摘されていることもあったし、フィードのミスもあったので修正したい。

【大迫 勇也】
前の試合は前半が悪く、後半は上手くはまり、それを今日は前半からやろうと言っていた。やっと点が入ったからこれからどんどん点を取っていきたい。点が入らなくて歯がゆかった。今日は何本シュート打ってでも点を取ろうと思っていた。今まで以上に楽しんでいきたい。


2012年04月28日(土)

本日行われたJ1第8節 G大阪戦は5-0で勝利しました。


【J1:第8節 鹿島 vs G大阪】ジョルジーニョ監督(鹿島)記者会見コメント(12.04.28)
4月28日(土) 2012 J1リーグ戦 第8節
鹿島 5 - 0 G大阪 (15:34/カシマ/17,583人)
得点者:42' 遠藤康(鹿島)、53' 興梠慎三(鹿島)、71' 大迫勇也(鹿島)、89' 本山雅志(鹿島)、90'+3 大迫勇也(鹿島)


●ジョルジーニョ監督(鹿島):

Q:今日は攻撃でも守備でも、選手が自信を持ってプレーしているように見えたのですが、もしそうだとすればどの辺に要因があると思いますか?

「ひとつは当然ながら監督が代われば、そして、僕の場合は日本を長く離れていたので、日本人選手に対して持っていたイメージと日々接することでだんだんその選手がこういう時に使えるとか、戦える状態になってきているのかとか、まだもう少し時間が必要なのかとか、それとも今はベンチ外にして準備させた方がいいとか、いろんな見極めに時間が必要でした。また、なおかつ、彼らも僕がどういうことを求めているのか理解するのには時間を要すると考えていました。ここまでで敗戦がありましたけど、内容的にはすべてが悪いと考えてはいませんでしたし、選手たちもそういう風なことで捉えていたと思います。徐々に、こういう状況ではこういうプレーや判断をして欲しいということが浸透し、完璧な判断ではないですけど、僕はより良い判断を求めていて、選手たちも少しずつそれを理解できるようになってきたのではないかと思います。
当然ながら、少しずつともにプレーすることで、やるべきことや機能的なところがお互いにわかるようになってきたので、自然とそういった自信が深まっていると思います。また、勝つことによってその自信も高まり、チームとしての機能的な部分についても良い方向に働いていると思います。
ただ、今日のスコアだけで、5-0だからといって完璧な試合をしていたのかといえばそうではなくて、まだ課題となる部分がいくつかあります。とはいえ、カウンターを仕掛ける時にチームとしてスピードを上げて、正確なパス交換のなかで相手ゴール前までたどり着く、あるいは相手の守備が整っているところで慌てずにボールをまわしながらスキを探し出すということが、いい形で出来ていたので、サッカーを楽しむ者としては見応えや見る楽しみが多くの部分であったのではないかと思っています」

Q:大迫選手が2ゴールに絡んだと思いますが、大迫選手への評価をお願いします。

「今日のような試合のなかで大迫選手だけを評価するのはちょっと難しい部分があると思います。他の選手の頑張りで得点が生まれたことを考えなくてはいけないと思います。ただ、今日の試合だけでなく他の試合でも、彼はうちにとって必要不可欠な選手であるし、これまでの試合ではなかなか点が入らずストレスがたまっていた部分があったので、ぜひとも点を取って欲しいという気持ちでおりました。点を決めることで肩の荷が下りるので、FWにとっては点を取るのが一番いいクスリなので、それができたことは非常に良かったと思います。連敗したり、引き分けたりしたなかでもFW陣は得点するチャンスが何度かありました。その時は入りませんでしたが、ここ最近はしっかり決めるようになっているので良かったと思います。彼はポストプレーだったり、攻撃の部分で皆さんの目に多く付くかもしれませんけれど、もうひとつは守備の部分で相手の選手からボールを奪取することです。あれだけの良い守備意識や犠牲心を持って取り組めるFWというのはなかなかいないわけであって、それはアントラーズというチームにとってもプラスです。今後は、日本サッカー界にとっても大きな大きな貢献をするようになるのではないかと、僕は考えています」

Q:今日の試合での、守備の勝利への貢献度、チーム全体の守備について、お願いします。

「全体的には非常に守備の役割や機能は良かったのではないかと思います。ただ、強いていえば前半でちょっと戸惑いがいろいろとあった部分がありました。ひとつはガンバさんが、9番のラフィーニャ選手と20番の佐藤選手をセンターバックのところに押しつけて、そこでボールスピードを上げてサイドに散らしてきました。特に左のサイドに入ったところで、うちのサイドバックが出るタイミングに戸惑ってしまって、そうすると中盤の3枚がスライドをすばやくしていかなければきつくなるところがありました。それを90分続けると、苦しくなってくるので、多少のリスクを背負ってでも、特にガンバの4番の藤春選手はスピードを持っている選手ですので、彼がフリーでボールを持って攻撃参加すると苦しい状況や展開になってしまうので、そこのスライドと、誰が高い位置でひとつ前のところで掴むのか、というところが重要でした。あとはガンバの遠藤選手も頭を使って、中盤の底というよりはボランチからひとつ前に押し上げて、スペースを作って17番の明神選手がボールを散らしてという形を狙っていました。そこでドゥトラ選手に、もう少し7番の遠藤選手を柴崎選手か小笠原選手に任せて、17番の明神選手を掴むように、と指示しました。そこを掴めば展開することを限定することができる。それが後半、うまくはまったのではないかと思います。ですので、チームとしては前半に戸惑った部分はあったのですが、ハーフタイムでうまく修正できたのではないかと思います」

Q:5-0で勝ったが完璧な試合ではないという言葉があったのですが、今抱えている課題はなんでしょうか?

「詳細な部分は内部で解決する問題であって、外部に話をする必要はないと思います。ただ、一部は先ほども話したとおり、中盤とDFラインのスライドのところだと思います。アプローチのタイミングと、スライドをどういう風にするのかということです。ただ、完璧なチームというのは世の中には存在しません。皆さんもご存知のようにバルセロナがふたつの大きな重要な戦いで敗退してしまったことを見れば、あれだけの高い質と能力を揃えているチームであっても完璧はありません。サッカーはつねに、その繰り返しであるし、まさに今回連勝して大差で勝ったからといって、なにかが変わる必要性があるのかといえば、まったくありません。逆に地に足をつけて謙虚さを忘れず、お互いを尊重しあって取り組み続ける。要するに、今までやってきたことをまた継続しなければなりません。初心を忘れてはいけないということが、まず僕らがやらなければいけないことで、それをやり続けることを全員で心がけたいと思います」

Q:今日の試合、5点を取ったということもそうですが、ドゥトラ選手を初めて先発で使うということも試して勝利という結果も出ましたし、中田選手もベンチに戻ってきました。歯車も噛み合ってきたと思いますが、追撃態勢は整ったと思っていいでしょうか?

「いろんな歯車が噛み合うようにはなってきました。ただ、なにかを成し遂げたわけではありません。数字としては1分4敗しているわけです。やっと3連勝したというだけであって、今節で順位をどれだけあげたのかはわかりません。ただ、34節でいちばん上に立つ、という目標は連敗してるときでも僕は言い続けたわけですし、そこを目指して戦い続けるだけです。いま、チームとして山村選手と岩政選手が非常にすばらしいパフォーマンスを見せていて、中田選手も復帰してきましたし、昌子選手もいます。彼は必要な時にチームを手助けしてくれた選手でもあります。チームとしては、いろんな歯車や選手が復帰してくることは喜ばしいことです。僕はうちのメディカルスタッフ、トレーナーを含めて全体に感謝の言葉を述べたいと思います。彼らのおかげでうちはいま、怪我人ゼロという状況です。当然ながらフィジカル部門もあります。要は、僕はつねにいろんな部署が融合して、ひとつの目標に取り組んでいくことを要求しています。それぞれの部署でそれぞれに取り組んで、その成果がひとつひとつの形や積み重ね、勝利に繋がっていると思いますし、それがうまくできていると思います。まだ、下の順位にいるというのは間違いないことだと思いますし、トップに立つとかなにかができるという錯覚を起こす状況でもないと思います。いまはひとつひとつ、謙虚さを忘れず、地に足をつけて、進むべき道や取り組むべき課題をしっかりやるべき時期だと思います」


以上

【J1:第8節 鹿島 vs G大阪】試合終了後の各選手コメント(12.04.28)
●興梠慎三選手(鹿島):
「良かったね。後半はスペースができた。個人的には前半おさめることができなかったので、後半はサコ(大迫)と近い距離を保って、二人で崩せるところは崩そうと話していた。相手は点を取るために前に来てくれたのでよかった。
(これで4試合連続得点。調子は?)
得点王に絡むには1試合2~3点取れる時もないと絡めない。もっと上を目指していかないと。ペナルティエリアの中で点を取るのが自分の特長だと思うので、今日ももっとチャンスはあった。そこを決めてればもっと楽に勝てたと思う」

●遠藤康選手(鹿島):
「ずっと先制点をとられてたんで、今日は先に取れてちょっと気が楽になった。ゼロで抑えられたのも自信になった。意外と冷静にやれてる。
(攻撃の要因は?)
2トップの連携が良い。うちらがうまくサポートできれば、みんなが動き出してくれる。慎三さんもサコも足が速いので裏を狙うこと、ゴールに直結するプレーをいつも狙っている。今は、ボールをもらう位置や距離感がすごくいい。
(ドゥトラは?)
1対1で仕掛けてくれるし、もっと連携を深めればドゥトラも点が取れるだろうし、もっと鹿島の力になってくれると思う」

●本山雅志選手(鹿島):
「今までと求められてることが変わってる。そのなかで結果を出せたのが嬉しいですね。ベンチの選手は他にもいるので、出た時には結果を残したい。
(シュートは股の間?)
股だと思います。狙いました。
(変わった役割とは?)
中盤でタメをつくるよりも、前に前に仕掛けることが求められてる。ここ何年かはゲームをコントロールしてたけど、今はもっと若い頃のゴールにがむしゃらに向かうことを求められてる」

●山村和也選手(鹿島):
「無失点で良かったです。ただ、危ないところもあったのでそれを減らさないといけない。今日は5点も取ってくれた攻撃陣に感謝です。今日は失点しないように入った。前半、最後にいい形で点が入ってよかったです。良い時間帯だったので助かりました。5点入って良い内容で終わることもできたと思います。
(課題とは?)
対敵のところではかわされることはなかたんですけれど、ポジショニングのところとかでいくつか指摘をもらっているので。あとはフィードのミスとかも極力減らせたらと思います」

●大迫勇也選手(鹿島):
「この前の試合が前半悪かった。そこで、守備から入って後半はカウンターというのがうまくはまった。
(初ゴールは?)
やっと、という感じでした。ドゥトラをめっちゃ呼びました(笑)。ほんと、ここ何試合は内容は良くても点が取れなかった。
(ポストに当たった時は?)
あのときはさすがに『やばいな』と思いました。でも、何本シュートを打ってでも点を取ろうと思った」

●西大伍選手(鹿島):
(良いアシストだったが?)
ヤスがうまかったと思います。
(守備は?)
相手はサイドに人数をかけてきた。岳とかががんばってくれたと思います。今日はちょっと楽しかった」

●岩政大樹選手(鹿島):
「年に1回あるかないかのお祭りだと思えばいいんじゃないですか(笑)。
(ペースを握られた時間帯はなにを考えていた?)
流れが悪くても失点しないように、と思ってやっていた。若い選手も相手に流れがあっても、そこを凌げばこちらに流れが来ることをわかってきた。その辺は落ち着いてやれるようになってきたと思います。
(ダイヤモンドについては?)
今までやってきた中では良かったと思います。みんながどういう守備をすればいいのかわかってきたんだと思う。
(若い選手というのは?)
ヤマ(山村)とかバチ(梅鉢)とか、(柴崎)岳。僕のまわりにはたくさんいますから。彼らも試合でだんだんわかってくる。前半凌げば後半は相手も落ちてくるということを、セレッソ戦みたいな試合があって『前半が良くても後半ああなるんですね』と言って、わかってくる。それが経験になる。
(山村選手が非常に良いパフォーマンスだったが?)
ちょっと先週の試合でポジショニングというか、どこのポジションでどこに重心を置くかを話した。相手の突きたいスペースを考えることを二人で確認しました。
(重心というのは、ポジショニング?体の重心?)
両方ですね。相手の持っている立場でどこのポジションを付くのか。それを考えると、マークをしに先にいくと後手になる。それより相手の行きたいところへ先に行ってからマークに付く方が楽だよ、ということを話しました。
(手応えを感じる勝利か?)
FC東京戦では、負けているなかでこういう戦いをしよう、ということでうまくやれた。時期、時期で戦い方を変えるべきだし、そういうものを理解できている。今は良いかもしれないですが、また勝てない時期も来る。その繰り返しです」

[ J1:第8節 鹿島 vs G大阪 ]

主将の小笠原満男(鹿島)はボランチのポジションでゲームをコントロールした。

[ J1:第8節 鹿島 vs G大阪 ]

0-0で迎えた42分、鹿島は右から西大伍のパスを遠藤康(写真)が得意の左足で決めて先制点をあげる。遠藤康は今季3点目のゴールとなった。

[ J1:第8節 鹿島 vs G大阪 ]

先制した鹿島は53分、新井場徹のパスを興梠慎三が決めて追加点をあげる。興梠はこの得点で4試合連続のゴールとなった。

[ J1:第8節 鹿島 vs G大阪 ]

71分と90分+3に得点をあげた大迫勇也(鹿島)。71分のゴールが待望の今季リーグ戦初ゴールとなった。

[ J1:第8節 鹿島 vs G大阪 ]

89分に試合を決定付けるゴールを決めたベテランの本山雅志(鹿島)。このゴールが嬉しい今季初ゴールなった。

[ J1:第8節 鹿島 vs G大阪 ]

本日の試合で決勝点をあげた遠藤康選手(鹿島)が、この試合のWOWプレーヤーズアワードに選ばれた。


鹿島・大迫、今季初ゴール含む2得点「『やっと』という感じ」
 J1第8節は28日に9試合が行われ、鹿島アントラーズはガンバ大阪に5-0と大勝した。鹿島は前半終了間際に遠藤康のゴールで先制すると、1点リードで迎えた後半には興梠慎三、大迫勇也、本山雅志が着実に加点し突き放した。大迫は後半ロスタイムにもこの日2点目となるゴールを決めた。鹿島は3連勝、敗れたG大阪は連勝が2でストップした。
 以下は、試合後の大迫(鹿島)のコメント。


「守備から入って、後半はカウンターというのがうまくはまった。(初ゴールは)『やっと』という感じでした。ドゥトラをめっちゃ呼びました(笑)。ほんと、ここ何試合かは内容は良くても点が取れなかった。

(ポストに当たった時は?)あのときはさすがに『やばいな』と思いました。でも、何本シュートを打ってでも点を取ろうと思った」


取材協力:Jリーグメディアプロモーション
[ スポーツナビ 2012年4月28日 21:20 ]


興梠の口から「得点王」という言葉が漏れた。
四試合連続弾で自信が付いてきたのであろう。
興梠はゴールが枠にさえ行けば、簡単のシュートを落ち着いて蹴れば、自ずから得点王のタイトルを引き寄せる能力は持っておる。
二得点の大迫と切磋琢磨し、共にゴールを量産していって欲しい。
楽しみである。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-04-30 05:08:12
遠藤さんは、ハンバーガーお似合いですね。連続で微笑ましいです。次は、ハンバーガー是非かじるふりをお願いしたいです。
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