鹿島アントラーズ原理主義

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鹿島は上位に食らい付き、優勝争いをにらむ

2016年05月12日 | Weblog
鹿島は上位に食らい付き、優勝争いをにらむ
2009年の3連覇から長らくリーグタイトルに手が届いていない鹿島だが、他チームからするとそうした目では見られないのだろう。前節の相手である磐田も、旺盛な意欲で鹿島に向かい、素晴らしい内容のサッカーを見せてきた。今季は、ほかにも相手の土俵で戦ってしまう試合が多く、苦戦を強いられている。鹿島に勝てば勢いづくことを知っている相手チームにうまく利用され、モチベーションを高く上げて臨まれているのだろう。

今節の対戦相手である横浜FMも、それを狙ってくるのではないか。ここ5試合で1勝1分3敗と苦しんでいるからだ。苦しんでいる原因は、自慢の守備力が低下していることにあるだろう。堅守を誇ってきたはずが、今季ここまでの総失点は14。18チーム中12番目の数字に落ち込み、ここ2試合は複数失点を喫している状態だ。さらに、前節の甲府戦でDFのファビオが肉離れで戦線を離脱した。守備に安定感を欠いている状態で、今季、累積警告による出場停止以外全てで先発してきたDFの要を失うのは痛恨の極みだろう。

しかし、だからこそこの試合に懸ける意気込みも変わってくる。代わりに出場する選手のモチベーションは高く、さらに勝点3を手にすることができれば、沈んでいた雰囲気もガラッと入れ替わるだろう。鹿島としては、今度こそ自分たちに流れを引き込むためにも横浜FM以上の意気込みで臨まなければならない。

鹿島のここ5試合の成績は2勝2分1敗と決して悪くない。しかし、Jリーグが2ステージ制へと移行し、1stステージも残り試合が刻々と少なくなっている今、ハイペースで飛ばす上位2チームに食らい付くためにもこれ以上足踏みはできない。残り全ての試合を勝つくらいでなければ、逆転優勝には届かないはずだ。

ただ、鹿島にもケガ人が増えている。前節、MFの遠藤 康が足を痛めて途中交代を余儀なくされた。今節の出場は難しいだろう。さらに、中村 充孝もケガで離脱している。実績がある技巧派の2人を欠くことになり、代わりを務めるのは若手選手からの抜てきとなるはずだ。

昨季、横浜FMには2戦2勝と相性が良かった。明治安田J1 1st第16節ではジネイが大活躍。前線でほとんどのボールを収めて攻撃の起点となり、3得点の大勝につなげた。しかし、この試合で大ケガを負ってしまったこともあり、ジネイにとってはリベンジマッチとなるだろう。2nd第16節で活躍したのはカイオ。コントロールされたシュートで2得点を奪い、出色のパフォーマンスを見せた。現在も好調を維持しており、攻撃の核を担うことになるだろう。

また、見逃せないのは中盤の争い。特にこの対戦では毎回のように小笠原 満男と中村 俊輔の両ベテランが激しく火花を散らす。互いにチームの大黒柱であるだけに、どちらが機先を制するかで結果を左右する要素もある。2人のつばぜり合いにも、ぜひ注目してほしい。

[ 文:田中 滋 ]



チンチロリン


「自分たちに流れを引き込むためにも横浜FM以上の意気込みで臨まなければならない」と記す、Jリーグ公式の田中滋氏である。
高いモチベーションで立ち向かってくる相手に対して、それ以上の意気込みで挑む必要がある。
負傷者相次ぐ中、ここは若手のフレッシュで高いモチベーションで戦うこととなる。
チャンスが与えられるであろう杉本太郎は、アジリティの高さでFマリノス守備陣を翻弄するのではなかろうか。
またはギラギラした威圧感にて圧倒する優磨が機会を得るやもしれぬ。
経験の浅い若手を引き締めるのは小笠原満男主将となる。
ベテランの味で試合をコントロールしてくれるはず。
望む結果は一つ、勝利だけである。


チンチロリン

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