鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

シャルケ・篤人、ゴールを演出

2010年08月18日 | Weblog
内田ロングスローでゴール演出/ドイツ杯

ゴール前にクロスを上げるシャルケDF内田(撮影・PIKO)
<ドイツ杯:シャルケ2-1アーレン>◇1回戦◇16日(日本時間17日)◇アーレン

 シャルケDF内田篤人(22)が、リーグ開幕を目前に新たな武器を手にした。ドイツ杯1回戦で3部アーレンと対戦。前半42分に右サイドからロングスローをゴール前へ入れ、FWファルファンの先制点につなげた。ドイツ移籍後、取り組んできたプレーで結果を出し、チームも苦しみながら2-1と勝利した。一方で、意思疎通がまだうまくいかずに前半だけでベンチに下げられるなど、21日のハンブルガーSV戦(アウェー)に課題も残した。

 内田の正確なクロスが、手から放たれた。前半42分、均衡を破ったのは、右サイドからのロングスローだった。ゴール前ニアサイドのエドゥが頭で流し、ファルファンがワントラップから左足のボレーシュート。アーレンの激しい守備に苦しみ、嫌なムードが漂う中でついにゴールを奪った。

 内田 エドゥがいるから放り込んでみるのもいいかなと。味方に分かってもらえるようにとアピールしているのはある。

 ドイツに渡り、新たなアピールポイントとしてロングスローを試してきた。鹿島での昨夏、出場停止でリーグ戦を欠場した際に体幹トレーニングを敢行した。そこで砂が入ったメディシンボールを両手で投げる動作を繰り返したところ、自然とスローインが飛ぶようになった。そんな技が、リーグ開幕を目前にした最後の実戦で結果となった。

 一方で課題も浮き彫りになった。前半17分に相手選手が一発退場となったことで、完全に守備を固められた。攻め上がるスペースがなくなり、持ち前の積極性が影を潜めた。前半32分には自らのクリアミスを悔やむスキを突かれ、素早いスローインからサイドを突破されそうになった。直後にDFヘベーデスから怒声を浴びた。

 内田 相手が10人になって逆に難しかった。引かれちゃって、どうしようという間に終わった。ベタ引きされてもパスをつなぎながら、自分で仕掛けたり、考えながらやっていけたら。

 攻撃力を武器に右サイドバックの定位置はつかんだが、依然として意思疎通には苦労している。「時間をかけて良くなっていけば」。新たな武器を手にする裏で、反省も忘れなかった。
【中野吉之伴通信員】
 [2010年8月18日8時19分 紙面から]


ロングスローでチームの勝利に貢献した篤人である。
昨日の速報にもあったが、新たな武器で、ドイツに於ける自分の位置を掴みつつある。
とはいえ、篤人の良さは思い切りの良い上がりと鋭いクロスである。
自分のストロングポイントをチームメイトに理解させ、もっと活躍して欲しい。

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