【J1採点&寸評】鹿島×鳥栖|鹿島が公式戦7試合目で今季初勝利!
サッカーダイジェスト編集部
2015年04月04日
代表帰りの柴崎が1ゴール・2アシストの活躍。
【警告】鹿島=西、カイオ 鳥栖=池田、菊地、キム・ミンヒョク、丹羽
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】柴崎 岳(鹿島)
【試合内容】
1点を追いかける鹿島は64分、柴崎の左サイドからのFKを金崎が頭で合わせて同点。76分には土居が獲得したPKを柴崎が決めて勝ち越しに成功すると、78分には遠藤が技ありの左足シュートで試合を決めた。
鹿島はACLを含め、今季公式戦7試合目で初勝利だ。鳥栖は7分にセットプレーから谷口のヘディングシュートで先制したが、以降はセカンドボールを拾えず。得意のカウンター攻撃につなげられなかった。
【チーム採点・寸評】
鹿島 6
前半はアグレッシブな鳥栖の守備に苦しむも、後半に巻き返して3点を挙げた。
鳥栖 5
ペース配分を誤り、後半に大失速。攻撃のオートマティズムがまるで感じられなかった。
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ヶ端準 6
失点シーンはマークの人数が足りなかったため。以後は危なげないプレーを続けた。
DF
22 西 大伍 5.5
上下動は申し分なかったが、ボールを持った時のミスがあり、リズムに乗れなかった。
14 ファン・ソッコ 6
昌子と良い距離感を保ちながらラインをコントロール。対人ではタイトな守備を披露。
3 昌子 源 6.5
空中戦で上手く身体を当て、1対1でも勝った。冷静さと勇気のバランスが素晴らしい。
16 山本脩斗 5.5
守備はそつなくこなしたものの、高い位置で仕事ができず。ビルドアップの貢献度も低かった。
MF
20 柴崎 岳 7
1ゴール・2アシスト。重圧のかかる場面でのPKは技術の高さ、心臓の強さを見せた。
27 梅鉢貴秀 6
目立たないながらもこぼれ球を拾い続け、主導権を握る要因に。柴崎を前線へ押し上げる役目も。
7 カイオ 5
交代時にペットボトルを蹴り飛ばして警告。次節出場停止となり、チームの初勝利に水を差した。
33 金崎夢生 6.5
1ゴール以外にも決定機を作った。ドリブルなどゴールへ向かう動きでアクセントに。
8 土居聖真 6
同点PKを獲得するなど、高い位置でのドリブルや飛び出しで厄介な存在となった。
FW
15 高崎寛之 5.5
ゲームメイクや守備では貢献した。ただ、シュート0本。ゴール前で存在感を出したい。
交代出場
MF
25 遠藤 康 6.5
負傷明けのゲームだったが、得意の右45度から、左足で試合を決める3点目を決めた。
13 中村充孝 6
疲れの見える相手に高い位置からプレス。彼の出場後に2得点が生まれたのは偶然ではない。
DF
5 青木 剛 -
高い集中を保って試合を締める仕事に専念。ピッチ上で嬉しい今季初勝利の瞬間を迎えた。
監督
トニーニョ・セレーゾ 6.5
相手FWに入ったボールのこぼれを拾うよう梅鉢に指示。勝利に導く的確な采配を振るった。
谷口のヘッドで先制するも、後が続かず…。
【鳥栖|採点・寸評】
GK
33 林 彰洋 6
もっと失点してもおかしくなかったが、決定的なシュートを何本か防いだ。
DF
15 丹羽竜平 5.5
サイドの守備に専念せざるを得ない状況を強いられ、プレーの荒さが目立った。
36 菊地直哉 5
最終ラインで踏ん張っていたが、ふとした隙を突かれて決勝点となるPKを献上。
5 キム・ミンヒョク 5.5
守備の時間が長く、終盤にはイライラを募らせてプレーが雑になるなど冷静さを欠いた。
23 吉田 豊 5
中盤でタメを作れなかったことが影響し、効果的な攻撃参加はあまり見られなかった。
MF
9 ペク・ソンドン 5
シュート0本。攻撃で持ち味を発揮できず、サイドの守備に時間を費やした。
29 谷口博之 6
セットプレーからヘッドで1得点も、後半はボールを拾えず。主導権を譲った。
14 藤田直之 5.5
正確な右足で先制点をアシスト。相手のマークがずれているのを見逃さなかった。
10 キム・ミヌ 6
守備をこじ開けようと相手の脅威になるプレーを続けたが、スタミナが切れて途中交代。
FW
22 池田 圭 5.5
試合の半ばまでは走力を生かして守備で貢献したが、終盤に息切れした。
11 豊田陽平 5
ボールが入らず、得意の形に持って行けなかった。落としてもサポートがなかった。
交代出場
FW
25 早坂良太 5.5
前線で走り回ったが、ボールに絡む回数は少なく、決定機を作れなかった。
MF
8 水沼宏太 5.5
同点に追いつかれた直後にピッチに立ったが、流れを引き戻すには至らず。
28 高橋義希 -
鹿島からゴールを挙げた昨季最終節の再現を狙ったが、短い出場時間で結果は残せず。
監督
森下仁志 5.5
前半は理想的な展開で先制したが、後半は交代策が後手に回り逆転を許した。
FKで金崎のゴールをアシストした柴崎は、プレッシャーのかかるPKを見事に沈めてチームを勝利に導いた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)
サッカーダイジェストによる鳥栖戦の寸評である。
1G2Aの岳に最高点が与えられておる。
MOMにも選出しており、存在感を見せつけた格好である。
今の鹿島はチーム・岳と言えよう。
キャプテンの強心臓がチームに伝播しておる。
また、源、夢生、ヤスにも高評価が与えられておる。
夢生とヤスは得点以外にも存在感のあるプレイを魅せており、チームに欠かせぬピースである。
そして、源は相手との1対1にて素晴らしい守備を魅せ、追加点を与えなかった。
まさに守備の要と言って良かろう。
采配でも梅鉢への指示を高く評価され高評点となっておる。
ボランチの役割分担をはっきりさせたことで、逆転へと繋がったと分析されておる。
目立たぬところでは、充孝へのコメント「彼の出場後に2得点が生まれたのは偶然ではない」は白眉である。
負傷者が多くなったこの試合にて、この逆転勝利は大きい。
波に乗って過密日程を乗り切ろうではないか。
気持ちのこもった試合であった。
サッカーダイジェスト編集部
2015年04月04日
代表帰りの柴崎が1ゴール・2アシストの活躍。
【警告】鹿島=西、カイオ 鳥栖=池田、菊地、キム・ミンヒョク、丹羽
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】柴崎 岳(鹿島)
【試合内容】
1点を追いかける鹿島は64分、柴崎の左サイドからのFKを金崎が頭で合わせて同点。76分には土居が獲得したPKを柴崎が決めて勝ち越しに成功すると、78分には遠藤が技ありの左足シュートで試合を決めた。
鹿島はACLを含め、今季公式戦7試合目で初勝利だ。鳥栖は7分にセットプレーから谷口のヘディングシュートで先制したが、以降はセカンドボールを拾えず。得意のカウンター攻撃につなげられなかった。
【チーム採点・寸評】
鹿島 6
前半はアグレッシブな鳥栖の守備に苦しむも、後半に巻き返して3点を挙げた。
鳥栖 5
ペース配分を誤り、後半に大失速。攻撃のオートマティズムがまるで感じられなかった。
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ヶ端準 6
失点シーンはマークの人数が足りなかったため。以後は危なげないプレーを続けた。
DF
22 西 大伍 5.5
上下動は申し分なかったが、ボールを持った時のミスがあり、リズムに乗れなかった。
14 ファン・ソッコ 6
昌子と良い距離感を保ちながらラインをコントロール。対人ではタイトな守備を披露。
3 昌子 源 6.5
空中戦で上手く身体を当て、1対1でも勝った。冷静さと勇気のバランスが素晴らしい。
16 山本脩斗 5.5
守備はそつなくこなしたものの、高い位置で仕事ができず。ビルドアップの貢献度も低かった。
MF
20 柴崎 岳 7
1ゴール・2アシスト。重圧のかかる場面でのPKは技術の高さ、心臓の強さを見せた。
27 梅鉢貴秀 6
目立たないながらもこぼれ球を拾い続け、主導権を握る要因に。柴崎を前線へ押し上げる役目も。
7 カイオ 5
交代時にペットボトルを蹴り飛ばして警告。次節出場停止となり、チームの初勝利に水を差した。
33 金崎夢生 6.5
1ゴール以外にも決定機を作った。ドリブルなどゴールへ向かう動きでアクセントに。
8 土居聖真 6
同点PKを獲得するなど、高い位置でのドリブルや飛び出しで厄介な存在となった。
FW
15 高崎寛之 5.5
ゲームメイクや守備では貢献した。ただ、シュート0本。ゴール前で存在感を出したい。
交代出場
MF
25 遠藤 康 6.5
負傷明けのゲームだったが、得意の右45度から、左足で試合を決める3点目を決めた。
13 中村充孝 6
疲れの見える相手に高い位置からプレス。彼の出場後に2得点が生まれたのは偶然ではない。
DF
5 青木 剛 -
高い集中を保って試合を締める仕事に専念。ピッチ上で嬉しい今季初勝利の瞬間を迎えた。
監督
トニーニョ・セレーゾ 6.5
相手FWに入ったボールのこぼれを拾うよう梅鉢に指示。勝利に導く的確な采配を振るった。
谷口のヘッドで先制するも、後が続かず…。
【鳥栖|採点・寸評】
GK
33 林 彰洋 6
もっと失点してもおかしくなかったが、決定的なシュートを何本か防いだ。
DF
15 丹羽竜平 5.5
サイドの守備に専念せざるを得ない状況を強いられ、プレーの荒さが目立った。
36 菊地直哉 5
最終ラインで踏ん張っていたが、ふとした隙を突かれて決勝点となるPKを献上。
5 キム・ミンヒョク 5.5
守備の時間が長く、終盤にはイライラを募らせてプレーが雑になるなど冷静さを欠いた。
23 吉田 豊 5
中盤でタメを作れなかったことが影響し、効果的な攻撃参加はあまり見られなかった。
MF
9 ペク・ソンドン 5
シュート0本。攻撃で持ち味を発揮できず、サイドの守備に時間を費やした。
29 谷口博之 6
セットプレーからヘッドで1得点も、後半はボールを拾えず。主導権を譲った。
14 藤田直之 5.5
正確な右足で先制点をアシスト。相手のマークがずれているのを見逃さなかった。
10 キム・ミヌ 6
守備をこじ開けようと相手の脅威になるプレーを続けたが、スタミナが切れて途中交代。
FW
22 池田 圭 5.5
試合の半ばまでは走力を生かして守備で貢献したが、終盤に息切れした。
11 豊田陽平 5
ボールが入らず、得意の形に持って行けなかった。落としてもサポートがなかった。
交代出場
FW
25 早坂良太 5.5
前線で走り回ったが、ボールに絡む回数は少なく、決定機を作れなかった。
MF
8 水沼宏太 5.5
同点に追いつかれた直後にピッチに立ったが、流れを引き戻すには至らず。
28 高橋義希 -
鹿島からゴールを挙げた昨季最終節の再現を狙ったが、短い出場時間で結果は残せず。
監督
森下仁志 5.5
前半は理想的な展開で先制したが、後半は交代策が後手に回り逆転を許した。
FKで金崎のゴールをアシストした柴崎は、プレッシャーのかかるPKを見事に沈めてチームを勝利に導いた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)
サッカーダイジェストによる鳥栖戦の寸評である。
1G2Aの岳に最高点が与えられておる。
MOMにも選出しており、存在感を見せつけた格好である。
今の鹿島はチーム・岳と言えよう。
キャプテンの強心臓がチームに伝播しておる。
また、源、夢生、ヤスにも高評価が与えられておる。
夢生とヤスは得点以外にも存在感のあるプレイを魅せており、チームに欠かせぬピースである。
そして、源は相手との1対1にて素晴らしい守備を魅せ、追加点を与えなかった。
まさに守備の要と言って良かろう。
采配でも梅鉢への指示を高く評価され高評点となっておる。
ボランチの役割分担をはっきりさせたことで、逆転へと繋がったと分析されておる。
目立たぬところでは、充孝へのコメント「彼の出場後に2得点が生まれたのは偶然ではない」は白眉である。
負傷者が多くなったこの試合にて、この逆転勝利は大きい。
波に乗って過密日程を乗り切ろうではないか。
気持ちのこもった試合であった。
評価でいえば豊田5点がポイントかと思います。ここ数年やられまくってた鳥栖相手に見事雪辱、気分のいい週末です。
みんなどこまで伸びるんだろう。
優勝争いしながら新人で獲得した選手を主力に育て上げ、ステップアップのチャンスを得た選手は海外へ送り出す。
鳥栖さんは生え抜きは少ないものの、他クラブで伸び悩んでいる選手を獲得して鍛え上げてJ1上位にいる。
やり方は違えどお互いに育成上手ですね。
デジっちで言ってたようにゴール取って早く踊って欲しいです。
あの熱さは今の鹿島にぜったい必要