鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

ジュビロ戦コメント

2009年06月20日 | Weblog
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
うちのホームでの試合ではよく見られることだが、昨年も含め、ジュビロとの試合でも相手が守備的でやってきて失点しないよう、攻撃の枚数を減らすなどカウンター1本で狙ってくる戦法が多い。その中で我々は2回の大きなチャンスから1本を得点のチャンスに結び付けられた。相手の思う形にするのではなく、我々がセーフティーにやることが大事。しかしながら常に我々は2点、3点を狙っている。ただ、相手があってこそのゲームなので毎回それができるわけではない。中断明けからトップの状態に持っていくのは難しい。チームが少しずつ微調整をしながらやっていけば徐々に結果はついていくもの。昨年の教訓や今までやってきたことを選手も取り組んで理解してくれている。これから徐々に本来のやりたいサッカーに戻していきたい。

【J1:第14節 鹿島 vs 磐田】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(09.06.20)
6月20日(土) 2009 J1リーグ戦 第14節
鹿島 1 - 0 磐田 (16:04/カシマ/21,841人)
得点者:38' 興梠慎三(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:後半始まる前に、できるだけセーフティにやろうという指示を出したということですが、この意図を教えて下さい。このまま慎重にやろうということなのか、プレーが雑だったから慎重にやろうということだったのか?
「そのコメントだけには、ひとつの意味というよりはいろんな意味があると思います。まずジュビロさんに多く見られることは、去年の33節もそうですけど、どちらかというと守備的な戦法をとって、できるだけ失点しないと。ときおり攻撃の部分のチャンスをカウンター一本にして、あるいは攻撃の枚数を削ってまでそういった戦法をとることが多く見られるようになっています。幸いなことに、2つの明らかなチャンスから1本を得点に結びつけることができました。そのなかで、得点をするということに関しては、相手が守備重視の形を取ってるなかで前半何度もありましたけど、うちのミスを誘ってそこから得点に結びつけて、それからまた後ろに引いて守ってという形を狙っていることは明らかであって、うちのホームでやるときは多くのチームがとる戦法です。そこでやっと1点を取りました。出ていくのは我々ではなく、相手であって相手が出てくるところをしっかりと止めを刺さなくてはいけません。そこで我々が無闇に、相手が狙おうという形にはまって、相手の思う形にするのではなく、我々が考えてセーフティにプレーしなくてはいけません。逆に守備重視じゃなく、数チームはうちとガチンコでやってるチームの大半は2点以上の失点をしています。そういった意味で、うちがホームで戦うときは毎回相手がこういう戦法をしてくるので、長所を生かして相手の短所をつくということをいかにして根気よくやり続け、徹底的にやっていかないといけません。時折、我々が最初の分析でここじゃないかと思っていたところが強化されていたら、違うところを狙わないといけないし、瞬時の判断、ゲームを読む力というものを全員が身につけてやっていかないといけません。それを踏まえて指導していますし、選手も理解してくれてると思います。だから正直、我々は2点目、3点目を狙ってやってるわけですけど、もしそれが必ずしもできるわけではないし、相手があっての戦いではあるので、相手にもどこか有利な部分があったのではないかと思います。」
Q:約1ヶ月ぶりの試合ですか、チームに変化はありましたでしょうか?
「まず去年も中断があって、去年の場合はホームの大分戦でした。大分さんのほうがジュビロよりも攻撃のアグレッシブさをもってやっていましたし、ジュビロさんよりも多くの明らかなチャンスをつくったんじゃないかと思います。この試合だけという考え方ではなく、やっぱり総合的にいままでの流れを考えてもらわないといけません。シーズンがスタートして、5連戦、7連戦。最後には9連戦になっていたかと思います。そうすると今度は急に試合がない。そこで前回と同じように、同じ形同じペースでやることは無理なことであって、多少ズレ、修正、あるいは意識の薄れというものが存在するわけであって、それをできるだけ高めていかなくてはいけないということがありました。そういった意味でいろいろな方法で高めるようにしてこの試合に挑みました。去年も同様の形はありましたけど、中断明けにいきなりトップの状態にもっていくのは厳しいし、そういったことを僕は望んでもいないし、少しずつ微調整していけば良いと思います。去年は大分戦の後にアウェイのグランパス戦がありました。そこで勝利をして、チームがだんだん微調整をしていったという形があったのではないかと思います。ですので今年も微調整ができるのではないかと思いますし、去年の教訓と、その前の年も含めまして経験というもの、指導法、哲学というものがあるわけですから、選手たちもそういったものを理解した上で取り組んでいます。去年よりも早い段階でそういったスイッチングができるのではないかと考えております。徐々に、自分たちの本来のやりたい形に戻せるのではないかと思います。」
Q:また日本代表の内田選手、興梠選手のパフォーマンスは?
「僕自身、二人の選手に関しては非常に満足しています。内田選手の方が、遠征、移動の疲れがあったりとか、連戦があったことで、今日は足が止まるのではないかと予想したのですが、逆にそういった部分はなかったですし、中断前に何度も交代せざるを得なかったのは、何度も足が止まってしまったというところもあってのことでした。それが今日はなかったのは非常に良かったのではないかと思います。興梠選手も期待以上の結果を、得点というものを含めてやってくれたので満足しています。本当は90分出そうと思ったのですが、何度か足がつってそうな仕草を見せていたので、そこは大事をとって交代をさせました。」

以上

【J1:第14節 鹿島 vs 磐田】試合終了後の各選手コメント(09.06.20)
●内田篤人選手(鹿島):
「DFラインでミスがあったからバタバタしてしまった。キレイにやろうとしすぎたかなあ。蹴るときは蹴って勝ってきたから、もっと蹴ってもよかったかも。前は、(興梠)慎三さんとマルキ(マルキーニョス)がなんとかしてくれるし。
向こうも右から攻めてきたので、岩政さんの頭を越えてきたらケアしようと思っていた。あとはダニーロがいたから、パスを預ければ良かった。ダニーロからは紅白戦でも(ボールは)取れないよ。2点目、3点目が取れればよかった。監督も言っていたけど、パスをつなごうというサッカーは難しい。内容よりも勝てばいい」
●興梠慎三選手(鹿島):
「チームの状況もいいと聞いていた。コンディションは100%じゃなかったけど、結果がついてきて良かった」
Q:ゴールシーンは?
「足でいったら後ろに行ってた。瞬間的にモモでいこうと判断した」
●パク・チュホ選手(鹿島):
「きつかった。みんなもきつそうだった。後半は、簡単にボールをあげるようにした。1点でも勝つ。それが大事。2-0にしようとして1-1になってしまうことはある。ラインを上げたらカウンターがあるので守備から厳しくやっていくことを意識した」
●岩政大樹選手(鹿島):
「ごまかしながら試合を終わらせればいいと思っていた。事故的なものを含めて失点はある。その時々の状況を見て、サッカーができればいいと思います
勝てて良かったです。大きいと思います。ゲーム勘というか、試合のリズムに入るのが難しかった。みんなの顔を見てもきつそうだった。久々の試合は難しいと思った」
Q:後半、相手が攻撃に出て来たが?
「そういう時間帯はどの試合でもある。そんなに長くはなかったので今までの試合よりは良かった。カウンターの対処はオリヴェイラ監督になってから厳しく言われるようになった。前のようにやられることもなくなったし、個人的にもうまく対処できてると思う。次はもっとチームの運動量は上がると思う。再開初戦より2戦目のほうが身体は動く」
●本山雅志選手(鹿島):
「CKで誰かとぶつかった。まあ大丈夫です。(右目蓋を裂傷)」
Q:再開初戦で気を付けたことは?
「こねすぎずにシンプルにサッカーをすることです。もうちょっと動かないとボールは回らないし、途中から動かなくなってしまったので、ボールが回らなくなってしまった。もっと引き出したりする動きをしないといけなかった。この試合内容で勝つ続けられるほど甘くない。もっとコンディションを良くしていかないと勝てない」
Q:誕生日おめでとうございます
「30になりました!」


[ J1:第14節 鹿島 vs 磐田 ]

前半38分、左サイドを抜けた野沢から速いクロス、それを興梠が押し込んで鹿島が先制!マルキーニョスと共にゴール前に詰め、執念のゴールを挙げた。首位の鹿島が磐田からリードを奪う。

[ J1:第14節 鹿島 vs 磐田 ]

今季リーグ戦初出場となったカレンロバート(磐田)。マッチアップしているのは伊野波(鹿島)。カレンは後半18分から成岡と交代で出場した。

[ J1:第14節 鹿島 vs 磐田 ]

試合後サポーターに手を上げて応える興梠(鹿島)。鹿島は興梠の決勝点で勝点3を加え、首位をがっちりキープ。24日(水)にはホームでACLのソウル戦に臨む。


ハッピー・バースデイ 本山♪

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