U-21日本代表 AFC U-22選手権オマーン2013 活動レポート(1/17)
2014/01/18
勝てば自力でノックアウトステージへの進出が決まる試合となったグループステージ第3戦、オーストラリア代表との一戦は序盤から日本がオーストラリアを圧倒し、4ゴール奪い快勝しました。
まずはその試合を振り返りましょう。
必勝体制で臨むことになったオーストラリア代表との一戦、日本はここまでの2戦とシステムも変更し、4-3-3として、この試合に臨みます。試合は序盤から動きます。既に2勝を挙げ、勝ち抜けが決定しているオーストラリアに対し、前へ前へと積極的にボールを運ぶ日本。早々の4分、左サイドを中島選手、山中選手のコンビで突破すると山中選手がゴール前へクロスボール、走りこんだ矢島選手が合わせるもこれは枠の外。しかし18分、左サイドから中央の喜田選手を経由して右サイドへと展開すると、矢島選手がゴール前へラストパス。走りこんだ中島選手が合わせ、ゴール。幸先良く先制に成功します。さらに24分、矢島選手とポジションをチェンジした中島選手が右サイドを突破し、ゴール前に折り返すと、このボールを矢島選手が決め2-0とします。さらに前半終了間際の45分、左サイドを突破した山中選手がクロスボールを送ると、このボールの処理をオーストラリアDFが誤り、オウンゴール。試合を決定づける3点目が決まり、前半が終了。
後半になっても攻撃の手を緩めない日本代表、48分、コーナーキックからのこぼれ球を再びゴール前に送ろうとしたところでハンドを誘いホイッスル。PKを獲得すると、これを中島が再び決めて4-0とする。その後も攻撃の手を緩めずに攻め続ける日本、しかし追加点は奪うことはできず、タイムアップ。勝ち点3を勝ち取り、自力でのグループステージ突破を決めることとなりました。
そのオーストラリア代表との一戦から一夜明け、ここまでの中1日の試合日程も一段落し、準々決勝まで3日空くということもあり、今日はチームもリラックスモード。午前中にプールで体を軽く動かすと、午後はしっかりと体を休め、疲労回復に努めました。
一方、コーチングスタッフは昼過ぎからマスカットに住んでいらっしゃる日本人の方々が集まって行われていたイベントに伺い、ここまで応援してくださった御礼と挨拶をさせていただき、またオマーンで活躍されている皆さんから大きな激励をしていただきました。
試合もご観戦いただいた久枝オマーン大使に手倉森監督が御礼を伝えると「ここから先も頑張ってください」と温かいお言葉をいただきました。
また、参加されていた日本人の皆さまにも監督から
「私たちはリオオリンピックを目指して結成され、活動をしているチームです。是非これからの活動にご注目いただき、私たちの活動を応援してください。日本人らしさ、日本人の良い所を結集し、世界に誇れるチームとしたいと思います。是非これからも応援してください」
と挨拶をすると、大きな拍手で応えていただきました。
その後はこのイベントに参加していた子どもたちと一緒にサッカーをして楽しみました。
U-21日本代表コーチングスタッフチーム対子どもたちの一戦は一進一退のシーソーゲーム。みんなで一緒にボールを蹴り、サッカーを通してコミュニケーションを取り、楽しい時間を過ごすことになりました。サッカーを終えた後にはみんなで写真撮影、たくさんの笑顔にふれ、大きなパワーをもらい、会場を後にしました。
いよいよ明日からは準々決勝・イラク代表との一戦に向けた準備が始まります。
明日からの活動も本サイトにて紹介します。お楽しみに。
選手コメント
矢島慎也選手(浦和レッズ)
勝たなくてはいけない試合で勝てたことが大きかったです。チームとしても良い試合ができましたし、個人的にも結果を出せましたが、もう少し長い時間高いパフォーマンスを持続できるようにならなくてはいけないと思いました。
ここからの戦いはひとつにまとまることが大事ですし、監督が求めていることをチームとして表現していくこと大事だと思います。個人的には攻撃の部分で、つなぎ、フィニッシュといった場面でチームに貢献していきたいと思います。
イラクはU-19選手権で対戦し、僕達に勝ってアジアで準優勝し、そしてU-20ワールドカップでベスト4までいきました。その悔しい思いは今も持ってプレーしています。
この大会はみんなで優勝狙っているので、ここからは勝ち続けるしかないと思っています。
植田直通選手(鹿島アントラーズ)
オーストラリア戦は絶対に勝たなくてはいけない試合で、攻撃陣が決められるところをしっかり決めて、前半3-0で折り返せたことは大きかったです。その前の2試合で、個人的にもチームとしても成長できて、試合運びがやりやすくなってきました。今は簡単にはやられる気がしません。試合重ねてきて、だんだん試合勘も良くなり、チーム内のコミュニケーションも取れて、選手たちやりたいことがわかってきたことも結果につながっていると思います。
ここからはトーナメント、リーグとは違い、負けたら終わり。守備陣は最小失点に抑えないといけません。またセットプレーも大事になってきます。ここまでチャンスはあったのですが一本も決められていないので、攻撃でもチームに貢献したいと思います。
これからの試合でもっと攻守にわたってスキルを上げ、もっと選手間でコミュニケーションを取って、トレーニングを重ねていかなくてはいけません。まだ試合まで時間もあるので、それまでにできるところまで高めて、試合に臨みたいと思います。
スケジュール
01月9日(木) 15:30 練習試合 対オマーン アーミー クラブ
AFC U-22選手権 オマーン 2013
01月12日(日) 20:00 グループステージ第1戦 対イラン(Royal Oman Police Stadium)
01月14日(火) 20:00 グループステージ第2戦 対クウェート(Royal Oman Police Stadium)
01月16日(木) 17:00 グループステージ第3戦 対オーストラリア(Royal Oman Police Stadium)
01月20日(月) 20:00 準々決勝 対イラク(Royal Oman Police Stadium)
01月23日(木) 17:00 準決勝
01月25日(土) 19:30 3/4位決定戦(Seeb Sports Stadium)
01月26日(日) 19:30 決勝(Sultan Qaboos Stadium)
テレビ放送予定 ※日本時間
日本が進出した場合
準々決勝 BS朝日 01月20日(月)
24:59~
準決勝 CSテレ朝チャンネル2 01月23日(木)
21:55~
3位決定戦 BS朝日 01月25日(土)
24:29~
決勝 BS朝日 01月25日(土)
24:29~
決勝
日本が進出していない場合 CSテレ朝チャンネル2 01月27日(月)
20:00~
AFC U-22選手権グループステージを終えコメントを発したU-21日本代表の植田である。
自らの成長を感じ取っておる様子。
チームの熟成もあり、「今は簡単にはやられる気がしません」と語る。
ここから先は負けられぬトーナメントとなる。
強いメンタルで勝利を引き寄せて欲しい。
期待しておる。
2014/01/18
勝てば自力でノックアウトステージへの進出が決まる試合となったグループステージ第3戦、オーストラリア代表との一戦は序盤から日本がオーストラリアを圧倒し、4ゴール奪い快勝しました。
まずはその試合を振り返りましょう。
必勝体制で臨むことになったオーストラリア代表との一戦、日本はここまでの2戦とシステムも変更し、4-3-3として、この試合に臨みます。試合は序盤から動きます。既に2勝を挙げ、勝ち抜けが決定しているオーストラリアに対し、前へ前へと積極的にボールを運ぶ日本。早々の4分、左サイドを中島選手、山中選手のコンビで突破すると山中選手がゴール前へクロスボール、走りこんだ矢島選手が合わせるもこれは枠の外。しかし18分、左サイドから中央の喜田選手を経由して右サイドへと展開すると、矢島選手がゴール前へラストパス。走りこんだ中島選手が合わせ、ゴール。幸先良く先制に成功します。さらに24分、矢島選手とポジションをチェンジした中島選手が右サイドを突破し、ゴール前に折り返すと、このボールを矢島選手が決め2-0とします。さらに前半終了間際の45分、左サイドを突破した山中選手がクロスボールを送ると、このボールの処理をオーストラリアDFが誤り、オウンゴール。試合を決定づける3点目が決まり、前半が終了。
後半になっても攻撃の手を緩めない日本代表、48分、コーナーキックからのこぼれ球を再びゴール前に送ろうとしたところでハンドを誘いホイッスル。PKを獲得すると、これを中島が再び決めて4-0とする。その後も攻撃の手を緩めずに攻め続ける日本、しかし追加点は奪うことはできず、タイムアップ。勝ち点3を勝ち取り、自力でのグループステージ突破を決めることとなりました。
そのオーストラリア代表との一戦から一夜明け、ここまでの中1日の試合日程も一段落し、準々決勝まで3日空くということもあり、今日はチームもリラックスモード。午前中にプールで体を軽く動かすと、午後はしっかりと体を休め、疲労回復に努めました。
一方、コーチングスタッフは昼過ぎからマスカットに住んでいらっしゃる日本人の方々が集まって行われていたイベントに伺い、ここまで応援してくださった御礼と挨拶をさせていただき、またオマーンで活躍されている皆さんから大きな激励をしていただきました。
試合もご観戦いただいた久枝オマーン大使に手倉森監督が御礼を伝えると「ここから先も頑張ってください」と温かいお言葉をいただきました。
また、参加されていた日本人の皆さまにも監督から
「私たちはリオオリンピックを目指して結成され、活動をしているチームです。是非これからの活動にご注目いただき、私たちの活動を応援してください。日本人らしさ、日本人の良い所を結集し、世界に誇れるチームとしたいと思います。是非これからも応援してください」
と挨拶をすると、大きな拍手で応えていただきました。
その後はこのイベントに参加していた子どもたちと一緒にサッカーをして楽しみました。
U-21日本代表コーチングスタッフチーム対子どもたちの一戦は一進一退のシーソーゲーム。みんなで一緒にボールを蹴り、サッカーを通してコミュニケーションを取り、楽しい時間を過ごすことになりました。サッカーを終えた後にはみんなで写真撮影、たくさんの笑顔にふれ、大きなパワーをもらい、会場を後にしました。
いよいよ明日からは準々決勝・イラク代表との一戦に向けた準備が始まります。
明日からの活動も本サイトにて紹介します。お楽しみに。
選手コメント
矢島慎也選手(浦和レッズ)
勝たなくてはいけない試合で勝てたことが大きかったです。チームとしても良い試合ができましたし、個人的にも結果を出せましたが、もう少し長い時間高いパフォーマンスを持続できるようにならなくてはいけないと思いました。
ここからの戦いはひとつにまとまることが大事ですし、監督が求めていることをチームとして表現していくこと大事だと思います。個人的には攻撃の部分で、つなぎ、フィニッシュといった場面でチームに貢献していきたいと思います。
イラクはU-19選手権で対戦し、僕達に勝ってアジアで準優勝し、そしてU-20ワールドカップでベスト4までいきました。その悔しい思いは今も持ってプレーしています。
この大会はみんなで優勝狙っているので、ここからは勝ち続けるしかないと思っています。
植田直通選手(鹿島アントラーズ)
オーストラリア戦は絶対に勝たなくてはいけない試合で、攻撃陣が決められるところをしっかり決めて、前半3-0で折り返せたことは大きかったです。その前の2試合で、個人的にもチームとしても成長できて、試合運びがやりやすくなってきました。今は簡単にはやられる気がしません。試合重ねてきて、だんだん試合勘も良くなり、チーム内のコミュニケーションも取れて、選手たちやりたいことがわかってきたことも結果につながっていると思います。
ここからはトーナメント、リーグとは違い、負けたら終わり。守備陣は最小失点に抑えないといけません。またセットプレーも大事になってきます。ここまでチャンスはあったのですが一本も決められていないので、攻撃でもチームに貢献したいと思います。
これからの試合でもっと攻守にわたってスキルを上げ、もっと選手間でコミュニケーションを取って、トレーニングを重ねていかなくてはいけません。まだ試合まで時間もあるので、それまでにできるところまで高めて、試合に臨みたいと思います。
スケジュール
01月9日(木) 15:30 練習試合 対オマーン アーミー クラブ
AFC U-22選手権 オマーン 2013
01月12日(日) 20:00 グループステージ第1戦 対イラン(Royal Oman Police Stadium)
01月14日(火) 20:00 グループステージ第2戦 対クウェート(Royal Oman Police Stadium)
01月16日(木) 17:00 グループステージ第3戦 対オーストラリア(Royal Oman Police Stadium)
01月20日(月) 20:00 準々決勝 対イラク(Royal Oman Police Stadium)
01月23日(木) 17:00 準決勝
01月25日(土) 19:30 3/4位決定戦(Seeb Sports Stadium)
01月26日(日) 19:30 決勝(Sultan Qaboos Stadium)
テレビ放送予定 ※日本時間
日本が進出した場合
準々決勝 BS朝日 01月20日(月)
24:59~
準決勝 CSテレ朝チャンネル2 01月23日(木)
21:55~
3位決定戦 BS朝日 01月25日(土)
24:29~
決勝 BS朝日 01月25日(土)
24:29~
決勝
日本が進出していない場合 CSテレ朝チャンネル2 01月27日(月)
20:00~
AFC U-22選手権グループステージを終えコメントを発したU-21日本代表の植田である。
自らの成長を感じ取っておる様子。
チームの熟成もあり、「今は簡単にはやられる気がしません」と語る。
ここから先は負けられぬトーナメントとなる。
強いメンタルで勝利を引き寄せて欲しい。
期待しておる。
スコアレスドローで終わったクウェート戦、植田くんはセットプレーで惜しいシーンが何回観られこれからが楽しみです。
ガンバの西野選手等と比べると公式戦での経験値が少ないので大丈夫かなぁって最初はとても心配でした。でも、遜色なくこなしているので一安心。もっと経験値を上げれればどんどん良くなって行くでしょう。
そうなるように鹿島でも頑張ってほしいです。
協会のレポート等でもいつも、首の坐った奴はどこだ~って探すと植田くんなので本当にガタイがいいですね。