【J1第11節直前情報 柏vs鹿島】連勝を飾り勢いに乗る柏、ホームで首位鹿島に挑む
■柏レイソル チームの状態は上向き
ようやく長い間とらわれていた停滞感から脱した。浦和、G大阪を相手に連勝を飾り、明らかに柏のチーム状態は上向きにある。その連勝に大きく貢献したのが、2試合連続で2ゴールを挙げた田中順也だ。その4ゴールを振り返ると、PK、右足コントロールシュート、左足ミドルシュート、FKとバリエーションに富み、離脱したレアンドロに代わって力強く攻撃陣をけん引している。一方、工藤壮人に約1カ月間、ゴールが生まれていないのは気掛かりだが、それでもポストプレーや攻撃陣との連係は悪くなく、前節は田中のゴールをアシストしているだけに、きっかけさえ掴めば調子を取り戻すだろう。
また、負傷欠場のレアンドロ、ハン・グギョンに代わって出場し、その穴を補って余りある活躍を見せている太田徹郎と茨田陽生の存在も見逃せない。ネルシーニョ監督によれば、「彼らは試合に出られない時でもしっかりと準備をしていた」とのこと。代わりに出た選手の活躍は他の多くの選手に刺激を与え、チーム全体の士気を向上させる要因にもなっている。
この連戦を乗り切るにはチーム全体の総合力が問われる。柏はけが人が多く、現状では必ずしも選手層が厚いとは言えない。アグレッシブにプレスを仕掛けてくる鹿島に対し、ゲームの流れが膠着した時に、リズムを変えられる選手がサブメンバーに少ないことが、どう影響を及ぼすか。(鈴木潤)
■柏予想スタメン
3-4-2-1
GK
21 菅野孝憲
DF
4 鈴木大輔
3 近藤直也
23 渡部博文
MF
13 高山薫
20 茨田陽生
7 大谷秀和
22 橋本和
26 太田徹郎
18 田中順也
FW
9 工藤壮人
■鹿島アントラーズ アウェーで5連勝し、首位をキープ
ゴールデンウィークの4連戦で鹿島は2連勝。広島、清水を破り首位に立っている。特筆すべきは、DFラインの若さだ。2試合続けてミスが続いてしまった青木剛に代わり、植田直通が右CBで起用されると、まずまずのパフォーマンスを披露。2試合で1失点に抑えている。清水戦ではフリーのヘディングを当てられず、プロ初得点の機会はオウンゴールになってしまったが、セットプレーの高さは今節も大きな武器になるだろう。
とはいえ、心配なのは徐々に蓄積されていく疲労である。特に代えの効かない選手たちが心配だ。同タイプのボランチ同士ながら絶妙な舵取りとバランスを見せている小笠原満男と柴崎岳。特に4月で35歳となった小笠原は年齢的に連戦は厳しい。また柴崎も、毎試合のように後半の苦しい時間帯にトップ下にポジションを移し、運動量を落とさずにプレーすることが求められている。そして、ここまで公式戦全試合フル出場しているのは昌子源と山本脩斗だが、CBの昌子はまだしも、上下動を繰り返す左SBの山本は、さすがに前節、プレーにキレがなかった。守備意識の高い豊川雄太を左MFに入れて、山本をサポートさせることも考えられる。
現在、アウェーでは5連勝中。その要因は集中力の高い戦いを見せることができている点だ。その要因だ。国立開催の柏戦では勝てていないが、柏サッカー場や柏の葉では2002年以降けていない。相性の良さを発揮したい。(田中滋)
■鹿島予想スタメン
4-2-3-1
GK
21 曽ヶ端準
DF
24 伊東幸敏
23 植田直通
15 昌子源
16 山本脩斗
MF
20 柴崎岳
40 小笠原満男
25 遠藤康
28 土居聖真
33 カイオ
FW
11 ダヴィ
選手の疲労を心配するサッカーキングのプレビューである。
確かに、岳と源、そして修斗は公式戦前試合フル出場であり、疲労の蓄積が不安視される。
また、35歳を迎えた小笠原満男も、このGWの連戦は堪えるのではなかろうか。
しかしながら、相手も同じ日程であり、プロとしてプレイする以上、この程度の連戦で音を上げるものはおるまい。
この状況をゲームプランにて補い、良いパフォーマンスで柏に勝利したいところ。
選手交代も含めて、戦術的な采配が鍵を握ろう。
必ずや勝利を掴みたい。
楽しみな一戦である。
■柏レイソル チームの状態は上向き
ようやく長い間とらわれていた停滞感から脱した。浦和、G大阪を相手に連勝を飾り、明らかに柏のチーム状態は上向きにある。その連勝に大きく貢献したのが、2試合連続で2ゴールを挙げた田中順也だ。その4ゴールを振り返ると、PK、右足コントロールシュート、左足ミドルシュート、FKとバリエーションに富み、離脱したレアンドロに代わって力強く攻撃陣をけん引している。一方、工藤壮人に約1カ月間、ゴールが生まれていないのは気掛かりだが、それでもポストプレーや攻撃陣との連係は悪くなく、前節は田中のゴールをアシストしているだけに、きっかけさえ掴めば調子を取り戻すだろう。
また、負傷欠場のレアンドロ、ハン・グギョンに代わって出場し、その穴を補って余りある活躍を見せている太田徹郎と茨田陽生の存在も見逃せない。ネルシーニョ監督によれば、「彼らは試合に出られない時でもしっかりと準備をしていた」とのこと。代わりに出た選手の活躍は他の多くの選手に刺激を与え、チーム全体の士気を向上させる要因にもなっている。
この連戦を乗り切るにはチーム全体の総合力が問われる。柏はけが人が多く、現状では必ずしも選手層が厚いとは言えない。アグレッシブにプレスを仕掛けてくる鹿島に対し、ゲームの流れが膠着した時に、リズムを変えられる選手がサブメンバーに少ないことが、どう影響を及ぼすか。(鈴木潤)
■柏予想スタメン
3-4-2-1
GK
21 菅野孝憲
DF
4 鈴木大輔
3 近藤直也
23 渡部博文
MF
13 高山薫
20 茨田陽生
7 大谷秀和
22 橋本和
26 太田徹郎
18 田中順也
FW
9 工藤壮人
■鹿島アントラーズ アウェーで5連勝し、首位をキープ
ゴールデンウィークの4連戦で鹿島は2連勝。広島、清水を破り首位に立っている。特筆すべきは、DFラインの若さだ。2試合続けてミスが続いてしまった青木剛に代わり、植田直通が右CBで起用されると、まずまずのパフォーマンスを披露。2試合で1失点に抑えている。清水戦ではフリーのヘディングを当てられず、プロ初得点の機会はオウンゴールになってしまったが、セットプレーの高さは今節も大きな武器になるだろう。
とはいえ、心配なのは徐々に蓄積されていく疲労である。特に代えの効かない選手たちが心配だ。同タイプのボランチ同士ながら絶妙な舵取りとバランスを見せている小笠原満男と柴崎岳。特に4月で35歳となった小笠原は年齢的に連戦は厳しい。また柴崎も、毎試合のように後半の苦しい時間帯にトップ下にポジションを移し、運動量を落とさずにプレーすることが求められている。そして、ここまで公式戦全試合フル出場しているのは昌子源と山本脩斗だが、CBの昌子はまだしも、上下動を繰り返す左SBの山本は、さすがに前節、プレーにキレがなかった。守備意識の高い豊川雄太を左MFに入れて、山本をサポートさせることも考えられる。
現在、アウェーでは5連勝中。その要因は集中力の高い戦いを見せることができている点だ。その要因だ。国立開催の柏戦では勝てていないが、柏サッカー場や柏の葉では2002年以降けていない。相性の良さを発揮したい。(田中滋)
■鹿島予想スタメン
4-2-3-1
GK
21 曽ヶ端準
DF
24 伊東幸敏
23 植田直通
15 昌子源
16 山本脩斗
MF
20 柴崎岳
40 小笠原満男
25 遠藤康
28 土居聖真
33 カイオ
FW
11 ダヴィ
選手の疲労を心配するサッカーキングのプレビューである。
確かに、岳と源、そして修斗は公式戦前試合フル出場であり、疲労の蓄積が不安視される。
また、35歳を迎えた小笠原満男も、このGWの連戦は堪えるのではなかろうか。
しかしながら、相手も同じ日程であり、プロとしてプレイする以上、この程度の連戦で音を上げるものはおるまい。
この状況をゲームプランにて補い、良いパフォーマンスで柏に勝利したいところ。
選手交代も含めて、戦術的な采配が鍵を握ろう。
必ずや勝利を掴みたい。
楽しみな一戦である。
なにげに、セレーゾが毎回ミッションの問題定義を与えて熟している、土居はどれだけ覚醒するんでしょうかね。非常に楽しみな選手です。今年の鹿島のイチ押しの選手ですね。
私が敬愛する、モトさんを越える選手になって欲しいと思います。 ファイテン
ジュビロ時代のように控えに戻りたくない思いが疲れた身体を動かすでしょうし、前野にはポジションを奪いチャンス。
せっかくスタメンで活躍したのに怪我しているうちにカイオの活躍で出場機会が減った豊川、出場停止中に植田がいいパフォーマンスをみせてポジションが危うい青木、みんな危機感をもってやっているでしょう。
セレーゾ監督の狙い通りなんでしょうね。