鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

西東京戦 コメント

2007年07月01日 | Weblog

無敗止まるもオリベイラ監督前向き/J1
<J1:東京2-1鹿島>◇第18節◇30日◇カシマ
 東京戦で痛恨の逆転負けを喫し、連続無敗試合は9(6勝3分け)で止まったが、鹿島オリベイラ監督は前向きにとらえた。開幕5戦未勝利とクラブ史上ワーストの出足だったが、快進撃で持ち直し、上位をキープして前半戦を折り返した。

 指揮官は前半戦を総括し「1番よかったのは、問題を選手自身が変えようと考えたこと。正直、今日は勝っておきたかったが、まだ半分が終わっただけなので結論は出ていない」と話した。[2007年6月30日20時9分]

鹿島逆転負け 10試合ぶり黒星 Jリーグ
2007/07/01(日) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁
 Jリーグ一部(J1)第十八節は三十日、各地で九試合を行い、鹿島は1-2(前半1-0)でFC東京に逆転負けし、十試合ぶりの黒星となった。連勝は三でストップした。鹿島の通算成績は八勝六分け四敗、勝ち点30で4位。
 鹿島は前半二十一分、マルキーニョスの四戦連続ゴールで、幸先良く先制。その後も決定機を何度もつくり、優位に試合を進めた。しかし、後半に入ると一転。二、十一分にCKから連続失点して逆転を許すと、その後の反撃も実らず、最後まで追いつくことができなかった。

ミス重ねリズム崩す
 ミス、ミス、ミス…。ミスのオンパレードでは勝てない。先制しながらも決定機を何度も逃した前半。ミスからリズムを崩し、セットプレーで2失点した後半。3連勝中には見られなかったもろさを露呈し、10試合ぶりの黒星を喫した。
 前半は明らかに鹿島ペースだった。21分にマルキーニョスが先制点を奪い、その後もカウンターなどから相手DF陣を揺さぶった。
 しかし、肝心のシュートが入らない。前半13本のシュートを放ちながらも、決定機をふいにして、結局1点止まりだった。
 それでも守備が安定していた鹿島にとって、この1点はセーフティーリードのはずだったが「後半の入り方が相手の方が良かった。それで押し込まれてCKから2本。崩されたというよりも押し込まれた」青木。後半立ち上がりのFC東京の圧力にパスミスなどを連発。後半30分すぎからようやく反撃を仕掛けたが、シュートは枠をとらえることができず、43分の野沢のPKですら左ポストをたたき、ゴールマウスの中へは入らなかった。
 パスミスなどで自らリズムを手放していただけに、後半の失点と無得点は必然だったのかもしれない。
 試合後に、「パスミスなど不用意に取られることが多かった」と反省した中後田代「チャンスはあったが、思い切りの良さが出せなかった。ミスが続いて、ピッチの中でもゴチャゴチャになってしまった」と話せば、途中出場の増田「選手が中で(問題を)解決できなかった」と振り返った。
 これで不敗記録は9でストップしたが、大事なのはこの流れをナビスコ杯に引きずらないことだろう。「ナビスコ2試合をしっかり戦って中断に入りたい。別の大会なんで切り替えてやりたい」青木は顔を上げた。

【J1:第18節】鹿島 vs F東京:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日勝てなかった理由として、後半立ち上がり20分間の混乱があると思うが、連勝と内容のよかった前半を踏まえて選手たちが奢ってしまった面はないのか?
「そういった部分はなかった。相手を分析し、後半から来ることは分かっていた。集中して入るべきだと指示していたし、ハーフタイムにも話した。慢心はなかった。ただセットプレーの集中力が途切れてしまった。セットプレーに関しては一時期混乱したが、今日まではよかった。しかし今回に限って集中力と注意が欠けて2失点を食らってしまった。その後、いろんな手を使ってバランスを修正しようと思ったが、今日はうまく勝てなかった」
Q:後半バランスが崩れた理由は?この試合でJ1は中断に入るが、リーグ前半戦の総括は?
「バランスを失ったのは2失点したこと。それで精神的にも崩れた。その後、ある一定のところまでは行けたが、最後のところで決められなかった。
2つ目の質問については、シーズン当初は運にも見放された時期もあった。結果が出ないということでプレッシャーを感じて機能しなかったこともあった。しかしその後、私のサッカーの内容が浸透し、お互いの理解力も深まった。選手たち自身が変えようとしたことが大きかった。中断前最後の試合も勝って、上り調子のまま終えたかったけど、まだ半分だし、結論を出すところまでは行っていない。課題も多いし、まだまだ修正が必要だ」

Q:今日はFC東京のサイド攻撃が1つのポイントだった。そんな中、内田が不在で両サイドの陣容が変わったが、それについては?
「確かに前節は内田がうまく機能していた。今回彼がいないということを質問されたのはどうかなと思う。まあ、それだけ彼の力が素晴らしいということだが。今回、2人が入って機能しなかったとか、それが敗因だとかは思わない。今日はあくまでセットプレーの集中が欠けてしまった。中央でやられてしまっているところは修正が必要だ。サッカーはひとつひとつ積み重ねていくものだが、ひとつがうまくいくと、ひとつが崩れたりという繰り返しだ。今回は残念だったけど、次のゲームもあるし、選手たちは頑張ってくれると思う」
以上

【J1:第18節】鹿島 vs F東京:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●岩政大樹選手(鹿島):
(後半の立ち上がり?)今までもうちがずっと支配して勝っていたわけじゃない。攻められても失点しなければいいと思って今日もやっていた。でも後半の立ち上がりはおかしいなと思った。だけどいつもあることなんで慌てなかったけど、セットプレーで失点して多少は同様した。その後1-1でしのいでいこうと思ったら、またセットプレーで入ってしまったんで。もちろんバタバタしているように見えたかもしれないけど、ボールを回させてゴール前で必死に守ろうという狙いだった。
今日は最初からプレスがなかなかかからず苦労した。ああいう時間帯は少し中盤を飛ばしながらサッカーをした方がよかったかなと思う。それにボールの取られ方が悪かった。ハーフウェーライン付近で失ってどんどん攻められた。相手の飛び出しのケアのことよりそれが問題。ああいう流れでも盛り返して同点、逆転できる力がこれからは必要だ」

●中後雅喜選手(鹿島):
「前半よかったんだけど、後半はよくなかった。ここまで3試合を外から見て、少し考え方が変わった。前へ前へというか、難しいパスを狙ってみようと思ったのもあるし、もっと外を使おうだとか、横パスを使いながら確実につなぐことも大事だとか。それに守備の課題も修正しないといけないと思った。で、今日の後半はリズムが悪くなってから全体的にミスも多くなって、自分自身も運動量が落ちたかなと思う。(悪夢の20分間?)不用意なパスミスが多かった。前でキープする場面がなく、相手の攻めを受けてしまったかな。取られ方が悪かった。シーズン初めの悪い時に近い形になってしまった。失点の場面は自分のたちの集中力の問題だと思う」
●石神直哉選手(鹿島):
「両ウイングのいる相手だと、どうしても今日みたいに押し込まれてしまう。自分のポジション?途中からはハーフが戻ってきてくれて2対1にならずにすんだけど、相手がサイドを広く使った攻めをしてきたと思う」
●青木剛選手(鹿島):
「いつもは前半が悪くて後半がいいのに、今日は前半の出来が良かった。それなのに後半になって相手が前から出てきて押し込まれてしまった」

結果は残念であったが、ゴールを脅かす位置で再三ファールを受けており、歯車一つ噛み合わなかっただけだったと言えよう。
不調時と同様である。
セットプレイが不発でセットプレイで失点した。
弱者にやられるパターンである。
何にせよこの試合でこの世が終わったわけではない。
通過点の一つに悲劇が織り込まれただけである。
シナリオの谷の一つと考えたい。
一本調子に上がるだけでは飽きが来よう。
山あり谷あり、意外なところに落とし穴も。
スコルピオンに囚われた峰不二子の命や如何に。


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